遼介はエリート刑事の霧崎(肉便器)の手により、とあるキャバクラ嬢への自殺教唆の疑いでタイーホされ、根性焼きまでさせられますが、夜王の手助けによって釈放。自分を陥れた黒幕をふん捕まえる決意をします。
そんでもって「ダンディクラブ」の涼介(リョウスケ)が自殺教唆に関った張本人で、シャブまで持っていたというところまで突き止めるのですが、その涼介は、東京湾で水死体となって発見。事件の黒幕によって殺され、手がかりはなくなってしまったので、愛夢とともに桃氏の元を訪れるのですが…。
歌舞伎町に平穏を取り戻すため、悪徳ホストやそれを利用して悪事を働いている連中を街から追い出したい…。そのために貴方の知恵を貸して欲しい…。
愛夢からこう迫られると、桃氏は集中線出しまくりの、凄みのある表情で、こう言い放ちます。
「遼介、お前はこの歌舞伎町を照らす太陽となれ!!」
…なんだか「お前は青学の柱になれ」と同じくらい、ものっそいアバウトな表現だなあ。まあコレは要するに「歌舞伎町のホストを一つにまとめろ」って意味らしいんですが、だったら初めからそう言えよ!!と思った。
一方その頃、いつものように「KENY’S」でダベる四天王の3人。するといきなりダンディクラブの沢村慎吾(ダンディ)が「“歌舞伎町ホスト評議会”を設立してぇんだ!!」などと言い出します。
いきなりこんな事を言われて、他の2人もちょっと困惑していますが、どんな組織なのかをまとめると、こんな感じ。
●四天王以外にも、主だったホスト店から代表者を出し、いろんな事を話し合いで決める
●加入店の中に悪徳ホストやシャブやってるのがいたら、排除して黒幕を暴く
●加盟店でトラブルがあったら、みんなで問題解決に当たって利益を守る
●拠出金の額で加盟店をランク付けする
…ここだけ聞くと夢のような、理想的な組織に思えますが、四天王の3人が組織のトップに立つように仕組まれていたり、「評議会に参加しないホストクラブはブッ潰す!!」とかほざいていたりで、実際には「俺達3人で歌舞伎町ホスト界を牛耳る」と言っているようなモノ。
というか、考え方が実に小物チックだぞ、お前ら!!
ともあれ、このダンディの意見に、ブルーナイトの赤城達也(モミアゲ)はすぐさま賛同。
ドンファンの一ノ瀬雄(黒幕)は賛同しつつも、心の中では「コイツら利用してこの街の頂点に君臨してやんよ」とかほくそ笑んでいます。
でも…影があまりにも薄すぎて泣けた。
ダンディとモミアゲのインパクトがありすぎて、一人だけ目立ってねえ…これでいいのかよ黒幕(w
ちなみにちょっと話はそれますが、四天王の3人は、3人ともNO.1 ホスト兼オーナーである事が判明します。そうなると聖也さんだけ店の経営者じゃなかった…ということに。
そういえば「夜王」連載初期の聖也さんは、ロミオを乗っ取ろうとしたり、オーナーに独立をほのめかしたり、といった動きを見せていましたが…。
なるほど、聖也さんは四天王の中で1人だけ自分の店を持っていなかったから、内心あせっていたのかもしれません。
もしかしたら四天王の3人に「お前だけ店持ってねーでやんの」などと、バカにされてたのかなあ…などと邪推してみたり。
四天王の三人がそんな動きを見せているなか、最後のページでは遼介が、桃氏から言われた事を思い出してるシーンで、今週はおしまい。
しかし、夜空に桃氏の顔が浮かんでいるシーンがあるんですけど、あれじゃあ桃氏が死んだ人みたいな扱いじゃないか。それでいいのか遼介(w