(20221115) 彼岸島 48日後… 第344話「刺青」

彼岸島は「週刊ヤングマガジン」で連載されていた、吸血鬼が住む島彼岸島を訪れた主人公宮本明たちの戦いを描いた、スタイリッシュ丸太アクションホラーギャグ漫画です。


現在は、第3部?に当たる「48日後…」シリーズがはじまりました。
雅(マサ)率いる彼岸島の吸血鬼達が持ち込んだ、吸血鬼ウイルスを媒介した蚊の猛威によって、崩壊した日本。
法も秩序も無い、吸血鬼達が跋扈する荒れ果てたこの地に現れた、片足を引きずり、顔に傷を持つ、左手1本で丸太をぐわしと掴む救世主…。
その名を、宮本明!!



残り2人となった雅の息子を探すため、再び旅に出た明さん一行。新宿歌舞伎町に吸血鬼最大の娯楽場があるとの情報を得ましたが、ちょっと目を離したすきに、その歌舞伎町にユカポンが遊女として売られちまった!!
歌舞伎町の唯一の入り口の桟橋は、5日後にならないと降りてこねェ!それでも親切にしてくれる小春たち遊女仲間のおかげでどうにかやっていけそうだと思ったら…ユカポンは歌舞伎町のボス「舌喰い様」に、人間のスパイと疑われてしまい大ピンチ。しかしすんでのところで勝っちゃんが救出!ここから大逆転を狙う…!!



ここから逆転するには橋を下ろして明さん達を中に入れるしかねェ!→でも橋の制御室にはカギが掛かっててカギはさっきの五本線デカブツ吸血鬼が持ってやがるぜ!→マジかよじゃあまたアイツの所に戻るしかねェのかよ…、と思っていたら


都合よく五本線デカブツ吸血鬼と百足婆が戦いながらこっちにやってきやがった!何たるご都合主義展開!!


というわけで今週は激しいバトルを繰り広げる百足婆たちが中心。なんか二人とも初登場時より巨大化してね?などというのはやめんか!!


しかし、激しいバトルを繰り広げているうちに、突如「クソッ動きづらい!!着物なんか着てられんわ!!」などと叫びだす百足婆。
これはアレですね、バトル漫画にありがちな“重い衣装を脱いで身軽になる”的なお約束展開ですね。オラワクワクしてきたぞ!


そして、現れたのは筋骨隆々な肉体と…垂れ乳!!


あえてブラジャーやさらしを付けさせず、ババアの垂れ乳をわざわざ出したのは、これは最近ジャンプ+で新連載が始まった漫☆画太郎先生へ敬意を表したということなのでしょう。何たる気配り。感じ入ったよ。


というか、それを見た周りのリアクションがですね…。まあ勝っちゃんは小4らしいリアクションだからまだいいとして





「これも巨乳かっ」って、どういう事なんだよ、ちくしょう!!!



ともかく、動きにくい着物の上半身を破り脱いで、身軽になった百足婆が反撃開始!!対する五本線吸血鬼は、百足婆のおっぱいに飛び込んで動きを封じる!!






ここだけ見ると、五本線吸血鬼がとんでもないババ専に見えちまうェ…。
ママのおっぱいを求めて飛び込んでるように見えちまうじゃないか(困惑)


動けなくなった所で、野郎どもから槍で刺されまくって百足婆大ピンチ…と思いきや、そのまま五本線の腕を抱え込んで動きを封じて

百足婆「小春!!コイツの鍵が欲しいのか!!捕まえてるから今のうちに奪え!!」


ユカポンや小春たちを生き延びらせるため、なんと己を犠牲にして、壁となる百足婆…。
そしてすぐさま状況を理解し、自ら囮となって部下にカギを奪わせるスキを作るキン肉マンソルジャーもびっくりの「なんという冷静で的確な判断力」!!
ちくしょう百足婆、単なるパワーキャラかと思ったら、キレる頭脳も持ち合わせていやがるとは…。こいつやりおる!!


いやあ、最初に百足婆が出てきた時は、こんな熱いBBAの一面が見られるとは想像すらしていなかったなあ…。
これはいい意味で予想を裏切ってくれました。

なんかこのまま死なせるには惜しいキャラになってしまったェ。



そして、鍵を奪った小春たちの目の前には、とうとう橋の制御室が…!
果たしてこのまま橋を下すことができるのか?


しっかし、上でこんだけ騒ぎになってるのに、儀式と称してまったく姿を見せない舌喰い様…。どんだけ無頓着なんだ。
まさかもう先生ェ、舌喰い様の事完全に忘れてるんじゃないでしょうね…?