(20210510) 彼岸島 48日後… 第282話「袋小路」

彼岸島は「週刊ヤングマガジン」で連載されていた、吸血鬼が住む島彼岸島を訪れた主人公宮本明たちの戦いを描いた、スタイリッシュ丸太アクションホラーギャグ漫画です。


現在は、第3部?に当たる「48日後…」シリーズがはじまりました。
雅(マサ)率いる彼岸島の吸血鬼達が持ち込んだ、吸血鬼ウイルスを媒介した蚊の猛威によって、崩壊した日本。
法も秩序も無い、吸血鬼達が跋扈する荒れ果てたこの地に現れた、片足を引きずり、顔に傷を持つ、左手1本で丸太をぐわしと掴む救世主…。
その名を、宮本明!!



雅の息子の1人「蟲の王」を倒したものの、変異した勝っちゃんの左腕は元に戻らぬまま。元に戻すため、そして佐吉のかたき討ちのため、拷問野郎が逃げ込んだという、“血の楽園”へ到着した明さん一行。血の楽園入り口近くで出会った盲目の弟「聡」、人間不信の姉「希(のぞみ)」と協力して、いよいよ血の楽園に潜入する…!



凶悪なアマルガム「バサバサ様」をうまい事まいて、さあ後は楽園に入るだけ…と関所に駆け込んだら、取られた鉄の札を回収し忘れるという痛恨のガバをやらかしちまった!ちくしょう!このメガトンコインめェ…!



5人パーティーに対して、持っている鉄の札は4枚だけ。
この状況を切り抜けるには、追ってくるバサバサ様を倒すか、1人を見捨てて中に入るしかねェ…!






てめェこのクソネズミ!


まあね。どうせお前の事だから絶対こんなん言うだろうなあとは思ってたら、やっぱりだよ!
とはいえ、“自分だけが助かりたい一心で仲間を売る”的なシーンは、わりと彼岸島初期から描かれてたので、なんか懐かしさする感じるェ。



しかしこんなどうしようもないクズ野郎でも、ユカポンは泣きながら「私が一番役立たずだから!私が身代わりになるから!!」などと、ヒロインみたいなことを言い出してますし、クソハゲもいろいろ悪態付きながらも「ネズミを許して仲良くやってくれ」と口にして、結局自らが残ることになりました。なんだかんだでいいヤツらだあ…。
まあぶっちゃけネズミ置いてっても読者は許すと思うんだけどな(´・ω・`)



というわけで、なぜか樽を一つその場に残してバサバサ様と対峙するクソハゲ。
普通の吸血鬼相手なら無双できる彼ですが、さすがに巨大なアマルガム相手では体が震え、足がすくんでしまい、バサバサ様が向かって来たら「ひいっ」と情けない声を上げる始末。
しょうがないっちゃそれまでですが、もうちょっと頑張っては欲しいよなあ。
同じハゲでもフリーザ様に相手にも果敢に戦ったクリリンを見習ってほしいェ。



ところが不自然に残してきた樽から、刀がニュッと飛び出してバサバサ様を一閃!そして壊れた樽の中から姿を現したのは…明さん!!
この明さんの登場シーンは「俺が女なら股を濡らすね」と言いたくなるほど、めちゃくちゃカッコ良かったェ!!



なお、関所の横には鉄格子のついた窓が付いてるので、関所の吸血鬼がこの戦いを思いっきり見てる可能性が大なんですが…明さん出てきちゃって大丈夫なんですかね…?
まあジャンプ天国スピード地獄先生ェの事だから、都合よく戦いを見てなかったというご都合主義展開、普通にやりそうだけどな!ガハハハハ!!