「彼岸島」は「週刊ヤングマガジン」で連載されていた、吸血鬼が住む島「彼岸島」を訪れた主人公宮本明たちの戦いを描いた、スタイリッシュ丸太アクションホラーギャグ漫画です。
現在は、第3部?に当たる「48日後…」シリーズがはじまりました。
雅(マサ)率いる彼岸島の吸血鬼達が持ち込んだ、吸血鬼ウイルスを媒介した蚊の猛威によって、崩壊した日本。
法も秩序も無い、吸血鬼達が跋扈する荒れ果てたこの地に現れた、片足を引きずり、顔に傷を持つ、左手1本で丸太をぐわしと掴む救世主…。
その名を、宮本明!!
明さんは、途中で知り合ったショタの勝次(勝っちゃん)と共に、雅様の居る東京への行き方の手がかりを掴むため、芦ノ湖へ。そして芦ノ湖に浮かぶ海賊船で人間達を率いているもう一人の救世主・鮫島様というタコ頭のオッサンと出会い、意気投合。
その後鮫島様は明さんに、弟の精ニを救出するため、邪鬼“死神”の居る船に乗り込む話を持ちかけられ、明さんは了承。たった2人でスワンボートに乗り込んで、死地へと向かう…のですが、精二の姿は見えず。かわりに隠れていた吸血鬼のひとりを脅して、この船で何があったのか話を聞き出そうとするのですが…!
というわけで、生き残った吸血鬼が、この船で何があったのかを回想シーンで語っていくわけなんですが
こういう回想シーンでも、細部で笑いをぶっこんでくる辺りはさすが民進党先生ェ。
たとえば、陸で暴れる死神から逃げるため、吸血鬼がみんなで芦ノ湖に飛び込んで、泳いで逃げるシーンなんですが…。
すっげえ楽しそう。
「ワーワー」という擬音のせいで、寒中水泳大会をやってる微笑ましい光景にしか見えねェから、ちくしょう!
泳いでいった吸血鬼たちは、鮫島様の弟・精二の乗る海賊船を発見。
人間達を襲ったり、やりたい放題しているのですが…。
このコマとか、ノリが完全にデスクリムゾンでほんとすこ。
せっかくだから、俺はこの赤の扉を選ぶぜェ
このあと、死神が海賊船の下から指だけ出したあと、突き破って登場するんですが、思わず「下から来るぞ!気をつけろぉ!」と叫んじまいそうじゃねェか!
この他にも、吸血鬼が鮫島様に詰問されて「知らないでしゅ」と赤ちゃん言葉を使ったりとか、吸血鬼たちより、先生ェの方がやりたい放題になっちゃってますが、終盤になって、彼ら吸血鬼のボスにして、箱根を守る親玉が、なんとあの「金剛様」であることが判明!
なんという熱い展開!というか先生ェ、金剛様のこと、ちゃんと覚えてたのか。
なんでも金剛様、部下の吸血鬼達に邪鬼を捕まえさせては、そいつと一騎打ちをして、腕試しをしているんだそうですよ。なんたる戦闘狂!
というわけで、久しぶりに金剛様の名前を聞いて、wktkが止まらない明さんですが、金剛様と共闘で死神を倒すのか、それとも金剛様と死神を闘わせて、消耗し切ったところを明さんが襲って漁夫の利を得るのか。色々今後が楽しみすぎて、ちくしょうヒガン汁がハンパねェ!!