(20150502) 戦闘破壊学園ダンゲロス 最終話 恋(他にも単行本8巻についてとか総括とか)

前回までのあらすじ

両性院「わかったよ!!転校生のなり方が!「言葉」でなく「心」で理解できた!」

●さあ、ついに最終回。
どちらかと言うと、逆転劇よりも、その後のほうに比重が置かれていたように感じました。
そして、原作では衝撃的だったラストも、漫画になると、なんとまあ感動的に…。
しかも直前では、オリジナルアレンジによって、なんかめちゃくちゃ熱い展開になってますしね。
あそこで番長グループを出してくるとは…。いやはや。


そして最後、2人は幸せなキスをして終了。
でも全然クッソ汚くないですね!


JKレズが大好きらしいかがみさんも、きっと満足されるラストじゃないかなあと思いました。まる。



●さて、今回の最終回の感想を書くにあたり、いつもの月刊ヤンマガではなく、単行本8巻を買って、感想を書きましたので、ついでに単行本8巻についても。


8巻は、最後の最後まで、原作の基本的な骨組みを崩さないまま、それでいて、ニヤリとしたり、熱いアレンジが加えられていて、原作小説を読んだ人でも、飽きずに楽しめる丁寧な作りになってました。
個人的には37話の、ほのぼのパートから、現実へ引き戻される描写がすごい好き。


最終巻にも付いているおまけ漫画には、原作小説ラスト5ページの、あの部分が載っています(単行本描き下ろし)
この部分、正直、原作小説ではよく分からなかった所だったんですが
このおまけ漫画を読んで、ようやく理解できました!
すげー!ダンゲロスすげー!
この部分をあんまり言うと、重大なネタバレになっちゃいますので、詳しくは書きませんが、敢えてひとつだけ…。


千●ちゃん…無頼男のケイオスじゃねえかwwww



●さて、最後になりますが、漫画版「戦闘破壊学園ダンゲロス」についての総括を書かせていただきます。


よくもまあ、あのエログロてんこ盛り状態だったかがみさんの原作小説を、ここまでマイルドに、なおかつ原作の骨組みと雰囲気を損なわず、上手く+αのアレンジを加えたもんだなあ、と横田先生の手腕に感心させられっぱなしの作品でした。
正直、アレを漫画化するとか正気の沙汰か!?と連載当初は思っていたんですが、いやはや。
だってエロなんかアレですよ?邪賢王ちゃんの桜色の乳首が、うっすら見えるか見えないかレベルだったんですよ?あの原作で!!


アレンジの仕方も秀逸で、各キャラの魅力がさらに引き出されていたように感じられました。
少なくとも、邪賢王さん・DEATH子・言葉姐さんあたりは、原作以上に魅力を引き出されたように思います。
漫画版の邪賢王さんは、まさに番長・男の中の男という強さとカッコ良さを十分に知らしめてましたしね(′・ω・`)



●なお、作者ご両名の今後ですが…。

かがみさんの方は、つい最近“「バカダークファンタジーとしての聖書入門」”なる新書を発売したようですが「ダンゲロス1969」とか、他にも色々動いている模様。


そして、横田先生の方は…。







うおおおお!ダンゲロス終了直後の、このタイミングでWJで連載!!
なんというか、いろんな意味でぶったまげましたなあ…。
今にして思えば、第2話の「瞬間☆少年JUMP」は、ダンゲロス連載終了後に、ジャンプで連載しちゃうよ!という、横田先生のメッセージだった可能性が、微レ存…?


思えば、読みきりの「競技ダンス部へようこそ」は当時メチャクチャ評判良かったらしいですしねえ。これは期待してもいいのではないかと。
テーマがテーマだけに、どこまで読者のハートをガッチリつかめるかがカギになりそうな気がします。


なお、単行本8巻の帯には「ジャンプで新連載!」という旨が、ちゃっかり書かれているんですが(知ってたけど、これ、帯に書いちゃっていいんだ…と最初に見たとき、びっくりした)
もうホント、ジャンプで頑張って欲しいです!