今週の夜王 第241話 「歌舞伎町の覇権」

 遼介はエリート刑事の霧崎(肉便器)の手により、とあるキャバクラ嬢への自殺教唆の疑いでタイーホされ、根性焼きまでさせられますが、夜王の手助けによって釈放。自分を陥れた黒幕をふん捕まえる決意をします。
 そんでもって「ダンディクラブ」の涼介(リョウスケ)が自殺教唆に関った張本人で、シャブまで持っていたというところまで突き止めるのですが、その涼介は、東京湾で水死体となって発見。事件の黒幕によって殺され、手がかりはなくなってしまったのでしたとさ。



今週の夜王は感等カラー。のっけから扉絵で、カラーの遼介が遼介がものすごい表情でパンチを繰り出しています。「ウオオ――ッ!!」と叫んでる声が聞こえそうな感じで大爆笑。


「ウオオ――ッ!!」のアオリ文が入っていないのが悔やまれますが、コレだけでも十分は破壊力!

しかし替わりのアオリ文「立ち塞がる者、鉄拳制裁。」って…。凄いなこれも。
コレだけ見ると、少なくとも、とてもホスト漫画には見えません。

ちなみに今週号の扉絵が、最新刊20巻のカバーにもなるようです。
絶対格闘マンガと間違えて買う人が出るぞ、コレじゃ(w


 さて、場面はいつも四天王がダベっているお店「KENY’S」。しかし今日店にいるのは「ダンディクラブの沢村慎吾」(ダンディ)たったひとり。
 可愛がっていた後輩ホストの涼介がシャブに手を染めていた事、そして最後は殺されてしまった事にショックを受け、飲んだ暮れて見事なまでに泥酔状態!!

 そんな彼の脳裏に、ダンディが源氏名「涼介」を命名してあげてた、思い出の日々がよぎります。
 なお、回想シーンじゃ、ダンディは涼介に対して、終始デレっぱなし。 「よーしパパ源氏名付けじゃうぞー」とか言ってます。
 デレるとこんなにも優しいのか(;´Д`)ハァハァ。


「涼きゅんったら、私の知らないところで
覚醒剤(シャブ)をやってただなんて…
どこでおかしくなっちゃったのよう…!!」


 こんな感じで悲しみに暮れているダンディ。最後の方なんて、目に涙まで浮かべてます。
 ここまで来ると憐れすぎて見てらんないよウワァァン・゚・(ノД‘)・゚・


 と、そこへ突然遼介が現れ、「ゴタゴタを解決するために、四天王の皆さんと共闘しなくては」と持ちかけてきました。
 なるほど、今までツンツンしてたダンディが、ようやく遼介に心を開いて、共に戦おうというデレ展開ですね。
熱いなあ…と思っていたら。



「黙れっ!!偉そうな口を叩くな(゚Д゚)ゴルァ!」


ええ――っ!?ここでまさかのツンモード突入!!

 しかもさっきまで泥酔状態で、完全に目がイッちゃってたのに、ツンモードに入ったら急にスクっと立ち上がって、元気いっぱい!!
 まったく、どこにそんな体力あったんだよ。つーかムキになりすぎ(w

 こうなるとダンディは止まりません。遼介から「何か知ってる事があったら教えてくれませんか?」と言われても…。

                                              /| 
                                          ∧ ∧/ レ 
                           /⌒〜Y⌒"""ヘ   ヘ∨ ∨ 
                         /⌒/   へ    \|\ 
            /           /  /   /( ∧  ) ヘ ヘ 
           く           // ( /| | V )ノ( ( (  ヘ\   お  て 
    ┘/^|    \         (  | |ヘ| レ   _ヘ|ヘ ) _ヘ    し  め 
    /|   .|              |  )) )/⌒""〜⌒""   iii\    え | 
     .|  α  _          ヘ レレ  "⌒""ヘ〜⌒"  ||||>   て    
          _∠_       イ |  |  /⌒ソi   |/⌒ヘ  <    や に 
     _     (_        ) ヘ  | ‖ () ||  || () ||  _\   ん は 
     /               (  ) ヘ |i,ヘゝ=彳  入ゝ=彳,i|\    ね 
    /ー               ( /  """/   ー""""   >   | 
      _)   |          ヘ(||ii    ii|||iiii_/iii)ノヘ|||iiiii<    ||||| 
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                                  /

 ま さ に 外 道 ! !


 しまいには「(お前の力など借りずに)俺がこの手で解決する」だの「帰れっ!出てけっ!!」などと遼介に暴言を浴びせかける体たらく。
 仕方が無いので遼介はそれに従い出て行くのですが、遼介が出て行った後

「ああ…どうして遼タンの前だと素直になれないの…慎吾のバカァッ!!」

などと叫んで悶絶するダンディを想像すると、なんだかものすごく笑えます。
 まったく、ホントにコイツは、ツンもデレも激し過ぎだよ…。



 さて、結局ダンディから有力な手がかりが聞き出せなくて、(′・ω・`)ショボーンな遼介の前に、歌舞伎町NO.1 キャバクラ嬢で夜王の娘の愛夢が登場。事情を話すと「私も一緒に闘うわ!」とあっさり協力してくれました。でもその理由とは…。


「遼介クンを捕まえた刑事、私も会ったけど物凄く嫌な奴だった!
あんな嫌味な警察より早く私達が黒幕を暴いて
あの男の鼻を明かしてやりましょ!!」


 要するに“「エトランゼ」に来た時の肉便器の態度が、めっちゃくちゃムカついた”という事です。
 でもまあアレはしょうがないか。どう見ても肉便器が悪いもん。おまけに無銭飲食してるしな(w




 さて、そんなふたりが頼ったのは…やっぱり桃氏。なんだかポジションが便利屋みたいだなあ。さて、桃氏の反応はいかに。


「よくやってくれた…涼介の口を封じた事で
俺達まで捜査の手が伸びることはないだろう…」

 一方その頃、どっかの高層マンションの一室で、ガウンを来た男が、電話のやりとりを終えたあと、ワイングラス片手に新宿の夜景を眺めています。
 さっきの会話から察するに、どうやらコイツが一連の事件の黒幕のようです。


「ククク…俺が歌舞伎町の権力構造を一新してやる!
この
一之瀬優が、“歌舞伎町ホスト四天王”から
“歌舞伎町ホスト界の絶対君主”となる!!」


 なんと黒幕の正体は、歌舞伎町四天王の1人、ドンファンの一之瀬優!!

 …って、アレ?
 今気付きましたが、なんか名前が微妙に違ってるぞ!?たしか「一“ノ”瀬優」だったはずなのに。

 もしかしたらこっちが間違えたのかと思って、単行本4巻を読み返したり、ドラマ「夜王」のHPで確認したけど、やっぱり表記は「一ノ瀬優」


 でも肉便器初登場の回のヤンジャンを読み返したら「一“之”瀬優」と書いてある…。


 ちょwwww名前間違ってるよ!!

 しっかし、名前間違われるほど影の薄い奴が黒幕ってのは、正直どうなのよ、漫画として(w


 …と、ここまで思ったところで、ある仮定が浮かびました。名前が一字違うのは、実はワザとなんだ!!
 題して“最初の「一ノ瀬優」と今の「一之瀬優」は、まったくの別人”説。


 多分四天王の出番が無いうちに、いつの間にか「一ノ瀬優」から「一之瀬優」に入れ替わっていて、入れ替わったほうの「一之瀬」は、シャブ売りさばいたりする悪い奴なんだー!!というね。
 で、いい奴だった 「一ノ瀬優」のほうは、とっくに殺されちゃっている…と。
 う〜ん、なんだかノノノノ」みたいな展開だ(w 

 正直、上記の仮定が正しかったら、もう一生井上先生と倉科先生について行く。

 まあ、絶対名前間違えてるだけだと思いますけど、つづく。