今週の夜王 第168話「苦しみの時代(とき)」

 女衒の零(アミバ様)に売り飛ばされた梨佳を救う為、池袋のソープ店「D・M」に乗り込んだ、遼介・高橋先輩・恭子さんの3人。そして恭子さんは、オーナーの藤堂さん(カッパ)に、梨佳のかわりに自分がソープで働くなどと、とんでもない事を言い出すのでした。


「私が…梨佳さんの代わりにここで働きます!」
「きょ…恭子…!」


 突然の恭子さんの爆弾発言に、アミバ様は血相を変えてしまいますが、カッパはどうやら受け入れる気マンマンのようです。さらに遼介から、彼女が世界的ピアニストであることを聞かされて
(恭子さんを止めるどころか、逆にそんなことをあっさりカッパに教える遼介もどうかと思うけど)


「ちょっと歳はいってるけど綺麗だネェ…・」
フフフ…あんたが代わりならボクは全然かまわないヨ…」


 体じゅうを(((( ;゜Д゜)))ガクガクブルブルと震わせながら、なんか今にも泣き出しそうなアミバ様は「待て…その女はソープでなど働けない…」と、反対しますが、カッパはアミバ様の言う事など聞きやしません。

 こうしてカッパはあっさり梨佳を手放して、恭子さんを自分の店で働かせることにしました。


 うーん…カッパは女の体とかばっかり目が行って、女の性格とかには関心を示さないみたいでスねえ。KAJIMEがカッパの立場だったら、恭子さんなんて絶対働かせないんですが(w

 というか、どうやら、カッパの価値観では…。

恭子さん>梨佳=400万円>>>(超えられない壁)>>>>>ポイズン(高橋先輩の店)

 ということらしいです。

 なんだか高橋先輩があまりにも報われないよウワァァン・゚・(ノД‘)・゚・



 
 こうしてカッパは恭子さんを連れて屋上を出て行き、アミバ様も捨て台詞を残して立ち去ってしまいました。一方、高橋先輩と梨佳は元鞘に納まって、歓喜の涙を流しています。



「亮介…ありがとな…全部お前のおかげだ…
お前が俺の知らない所で梨佳を見守り続けてくれたから…」
「亮介さん…わたし…わたし…
あなたにどれだけ迷惑かけたことか…
どれだけ謝っても謝りきれない…」


 ふたりとも号泣です。高橋先輩に至っては、遼介に抱きついて感謝の言葉を口にしています。とっても感動的なシーンなんですけど…一言だけ言わせてください。


梨佳、心変わりするの早すぎ!!


 アミバ様をあっさり見捨てやがったよ!!まったくつくづくとんでもないアフォ女です。コイツがもうちょっとまともな神経していたら、ここまでの被害にはならなかったと言うのに。



 まあとにかく、片方は解決しました。あとはアミバ様と恭子さんを救うだけです。

 高橋先輩の店で今も働かされている、アミバ様が沈めた女たち(ミズキさんとか)が、いつの間にやら忘れられている気がしますが、気にしないでおきましょう。それが夜王クオリティ。


「あの二人が自分を取り戻したら…終わる…二人にとって苦しみの時代が…」


 遼介は先輩と梨佳を帰して、梨佳が店から出てくるのを待つのでした。



 で、そのころ店内では、カッパと恭子さんが打ち合わせをしていました。カッパはとにかく恭子さんにメロメロで、早速明日から働いて貰うからねと、働かせる気マンマンです。

 で、働いて貰う前に、研修をやろう!と言い出すカッパ。研修と称して恭子さんとヤって、自ら美味しい思いをしようという、欲望がありありと伺えますが、恭子さんは研修なんか(゚⊿゚)イラネと、堂々とした態度で、これを拒否します。


「あの娘と違って私は大人です。
ソープランドがどういうサービスをするところなのか
大体わかっているつもりです。

それに…私はあなたみたいな人間が大嫌いです!
そんな人間に裸すら見せたくありません!!」


 おいおい、いくら何でもそりゃ言いすぎだろ恭子さん!!

 アンタ梨佳の替わりに働くなんて言っときながらその態度かい!!まったくコイツはつくづくタチの悪い極悪女だなあ。


「…フフフ・・いいネェ…。最高だネェ。気の強い女は大好きなんだョ
だが!ちゃんと客には満足のいくサービスをしてもらうヨ!!」


 そして、もし客からクレームがついたら、その時は分かってんだろうな(゚Д゚)ゴルァ!とカッパからプレッシャーをかけられます。やっぱり内心はカッパ激怒してるんだろうなあ。

 まああんなこと言われたら怒るのも当然ですが。

 で、それを聞いた恭子さんの頬には冷や汗が流れ落ちるのですが、どう診ても自業自得です。本当にありがとうございました。



 そして…恭子さんがソープ嬢として、お客さんを相手にする時がやってきました。初めてのお客さんに「いらっしゃいませ…」とお辞儀をする恭子さん。しかし、相手が誰なのかは顔が隠れているので、今週の時点では分かりません。

 うーん、相手の男の顔が分からないのが気になるなあ。いったい誰なんでしょうか。普通に考えると遼介なんでしょうが、これで相手の正体がバラック先生だったらまさに神展開ですね(w


 そのころアミバ様は一人で酒を飲んだくれていました。恭子さんとの思い出がよみがえって、さらに恭子さんとバラック先生のセクースシーンが脳裏に浮かんで、思わず持ってたグラスを握りつぶしてしまいます。それにしてもバラック先生の恍惚の表情はいつ見ても笑えるなあ(w


「恭子…なぜ、お前は俺を裏切った…?」



 果たして遼介はアミバ様を救うことが出来るのか。次週へつづく。