女衒の零(アミバ様)の目の前に、以前からアミバ様を店から追い出そうとたくらんでいた、スナイパーのホスト三人組が、アミバ様によってソープに沈められた女性たちをひき連れて登場!!
事実上スナイパー解雇を言い渡されたアミバ様。他のホストクラブに移籍するにも、梨佳の売りかけ120万円をなんとかしないといけません。すると梨佳はついに「私、風俗で働きます!!」と言い出しちゃったのでした。
「私はあなたのためなら何でもします、でも一つだけ約束してください
私だけを見て欲しい…私だけを想って欲しい…
他の女性のことはこれから考えないで欲しい…
それだけ…それだけでいいわ」
梨佳…またしても自分を悲劇のヒロインヅラして、自分に酔ってるふうにしか聞こえません。うざっ。
で、コレに対してアミバ様は「そんなことは約束するまでもない・当然のことですから…」と返答します。
でもこれって「約束するまでもない」 → ちゃんと約束したわけじゃないって事ですね。この辺の逃げ方は女衒らしくって実に巧妙です。
もちろんアフォな梨佳はアミバ様の言葉のマジックに気づくはずもなく、すっかり盲信状態なんですが。
というわけで、アミバ様は「梨佳さんのこと…知り合いの風俗関係者に相談して見ます」と言って、梨佳をぎゅっと抱き締めるのでした。
アミバスマイル炸裂!!
見てください、この何時死んでも一切の悔いも無さそうなこの満面の笑みを!おまけになんか後光も指してるし、なんだかとっても神々しく見えます。
いやー、本当にアミバ様は表情が豊かだなあ。見ていて飽きないよ(w
さて、そのころ遼介は、スナイパーの武藤店長に、アミバ様が女衒ホストであることを明かし、店長からアミバ様の自宅の住所を聞きだしました。
うーむ。なんだか武藤店長は今週でフェードアウトしそうな予感。最後に一発、アミバ様にシャイニング・ウィザードをかます店長の雄姿が見たかったのになあ。
そして恭子さんに今から一人でアミバ様の家にいくと言うことを伝え、さてこれから…とてくてく歩いていたら、突然一台の車が停車します。運転していたのは、久々にお出ましの高橋先輩!!
高橋先輩は、細菌仕事にも出なくて、歌舞伎町をフラついているともっぱらのウワサの梨佳が、心配で心配でしかたが無い様子。
そんな高橋先輩は遼介に「梨佳のことで知っていることを全て話してくれ」と言い出してきました。
「お前はロミオを辞めてる…
そのことと梨科と関係あるんじゃねえのか…
話せ!俺を欺くことはいくらお前でも許さん
さあ、話すんだ!!」
高橋先輩はものすごくおっかないツラで、威圧的に問いかけてきます。こりゃヘタなことを言ったらその場で先輩にブッ殺されかねない勢いです。
しかし遼介は必死な先輩に対して「梨佳さん、新しい仕事を探してるみたいですよ」などと、そっけない口調で適当な嘘を並べ立てています。
「俺を欺くことはいくらお前でも許さん」と言っている相手を平気で欺いちゃっています。まったくなんて人でなしなんでしょうかコイツは!!
さて、一方のホテルに滞在中の恭子さんですが、連日夜遅くに出かけるものだから、秘書の女性が不審がっています。恭子さんは予定していた滞在期間を過ぎても、ドイツに帰ろうとはしなかったからです。
「…迷惑かけているのは十分分かっているわ…
でもやらなきゃならないことがあるの
それを終えなければ私は前に進めない…
もうピアノの演奏は出来ないかもしれないから…」
この日も秘書の制止を振り切って、おめかしをしてどこかに行こうとする恭子さんですが…突然体に激痛が走って、バランスを崩してしまいました。
どうやら恭子さんはなんか体調が思わしくない模様。ざまあみろ。
でもこれで、なかなかドイツに帰ってこない恭子さんを心配して、バラック先生まで日本にやってきちゃったら笑えるんだけどなあ。まあ単に話がややこしくなるだけなんですがね。
さて、ようやく梨佳をソープに陥落(おと)したアミバ様。得意先のソープ店の社長に電話をかけます。アミバ様は明日、ファミレスに梨佳を一人で行かせるから、社長にこれからのことを話してくれと伝えます。ソープ嬢が不足しているのか、電話先のソープ店の社長はこの申し出をあっさりと了承します。
うーん。電話崎の人物が誰なのか、気になるなあ。
アミバ様「イイ女だよ…あんたの店…ますます繁昌(はや)るよ」
ソープ店の社長「そりゃ楽しみだ、あんたとはこれからも仲良くやらなきゃな」
やっぱり先輩だったー!!
なんという運命の皮肉でしょうか。高橋先輩は自分の店「ポイズン」の人手が足りなくて困っていた状態なわけです。それもすべては「梨佳の芽の治療費を稼ぐため」。
でも明日先輩がソープ嬢志願者として出会う相手は、自らの彼女。しかも皮肉にも別の男にすっかり妄信しちゃっているのです。
次週は先輩と梨佳がバッタリごたいめーん!!で大ショックを受けてしまうわけですな。先輩はつくづく可哀想過ぎる…。女運無さ過ぎだよウワァァン・゚・(ノД‘)・゚・
しかし高橋先輩も、ずいぶんおっかないツラになったというか、貫禄がついたものです。連載初期の頃の、遼介を助ける為に女装までしていたあの先輩はどこへやら。
コミックス第2巻50ページより。
とても同一人物とは思えません(w