(20180319) 彼岸島 48日後… 第155話「調達」

彼岸島は「週刊ヤングマガジン」で連載されていた、吸血鬼が住む島彼岸島を訪れた主人公宮本明たちの戦いを描いた、スタイリッシュ丸太アクションホラーギャグ漫画です。


現在は、第3部?に当たる「48日後…」シリーズがはじまりました。
雅(マサ)率いる彼岸島の吸血鬼達が持ち込んだ、吸血鬼ウイルスを媒介した蚊の猛威によって、崩壊した日本。
法も秩序も無い、吸血鬼達が跋扈する荒れ果てたこの地に現れた、片足を引きずり、顔に傷を持つ、左手1本で丸太をぐわしと掴む救世主…。
その名を、宮本明!!


明さん・鮫島様・勝っちゃん、そして途中で船から逃げ出してたネズミも合流し、さらに鮫島様の弟・精二を救出し、精二の知る東京への抜け穴…下水道を通って行くことに。
 たどり着いた先は地下鉄の駅。そこに居た人間達から、東京には雅の息子と呼ばれる5人のアマルガムが居ることが判明。さらにその夜、5人の息子の一人「姑獲鳥」(うぶめ)が明さんたちを襲撃。激しい戦いの末に明さんは途中で力尽き、姑獲鳥は勝っちゃんを人質に取り、上野へと引き上げてしまったのでした。



うわあああ、鮫島様が姑獲鳥の野郎にパックリと食い殺されているっっ…って、おいおい何だ夢オチかよ!ビックリさせやがってからに!
あんなクソハゲでも死んじまったら悲しいんだぞ、いい加減にしろ!!

それにしても夢オチとはいえ、恐怖におびえて「ひいいいっ」などと情けない声を上げながら、命乞いをする鮫島様の表情は、なんだかすげえ新鮮に感じますね。
“飛影はそんなこと言わない”的と言いますか。





明さんは強キャラになった後も、邪鬼に対してときどきこんな表情してましたから、あんまり新鮮には感じなかったけどな(′・ω・`)



さて物語は、姑獲鳥との壮絶な戦いから5日間が経過したらしく、明さんは出血多量の影響からか、高熱を出して寝込んでしまい、さらには持って来た食料も枯渇。
仕方がないので、鮫島様と精二の2人で、3つ先に有る氷川台駅の人間どもから、食料を分けてもらうことになりました…って、なんで付いてきやがったクソネズミぃ!


まあこのあたりは、精二が元々しゃべんないキャラクターなので、リアクション役としてネズミを用意したという、血の謝肉祭(ブラッド・カーニバル)先生ェの演出なんでしょう。
戦力的には全くの足手まとい以外の何ものでもないのですが、解説役としてはいい仕事しやがるんだよなぁ…。



などと言っていたら、となりの赤塚駅に差し掛かったところで、大量の吸血鬼に囲まれちまって大ピーンチ!
それにしても明さんが居ないだけで、とたんに吸血鬼に囲まれただけで、一気に恐怖感が増してしまうのが、なんだかこのマンガらしいですなあ。
明さんが居たら、こんな連中、あっという間に瞬殺して下さるからなあ(′・ω・`)
まるで、RPGで縛りプレイでもしている気分だェ…。