(20180806) 彼岸島 48日後… 第170話「マネキンと花火」

彼岸島は「週刊ヤングマガジン」で連載されていた、吸血鬼が住む島彼岸島を訪れた主人公宮本明たちの戦いを描いた、スタイリッシュ丸太アクションホラーギャグ漫画です。


現在は、第3部?に当たる「48日後…」シリーズがはじまりました。
雅(マサ)率いる彼岸島の吸血鬼達が持ち込んだ、吸血鬼ウイルスを媒介した蚊の猛威によって、崩壊した日本。
法も秩序も無い、吸血鬼達が跋扈する荒れ果てたこの地に現れた、片足を引きずり、顔に傷を持つ、左手1本で丸太をぐわしと掴む救世主…。
その名を、宮本明!!


ついに東京の池袋に到着。しかし地上に出ると一面が水浸し!そこで出会ったアイドルの由香(ゆかぽん)から、池袋は国連軍から空爆を受けたこと、そして先へ進むためのがあるよと言われ、荒廃したサンジョインビルで、ゆかぽんファン達が持っていた筏をゲット。明さんたちはコイツで雅の野郎が待つ上野へと向か…おうとしたら、吸血鬼どもが筏で追っかけてきて、しかも大量の量産型邪鬼が、クロールですげェ速度でこっちに向かってきやがる!やべェ!



ものすごいスピードで追っかけてくる邪鬼たち!明さんも筏の上で何匹か邪鬼を「ザンッ」するものの、いかんせん数が多すぎる…!
ちくしょうこのままじゃ邪鬼に追いつかれて、やられちまう…!


するとここでサンジョインビルに残っていた、ゆかぽん推しのオタどもが動きます。
大量のマネキンと花火を用意し、吸血鬼たちの注意をこちらに引きつけ、ゆかぽんの載る筏を逃がそうという作戦のようです。
しかし注意を自分達に向けるという事は…言い替えれば自分達が吸血鬼たちの餌食になっちまうという事。
コイツ等…ゆかぽんのために死ぬ気か…!?

「待てよ!嫌だよ俺、死ぬの!!
彼女でもない女のために死ぬなんて、もうバカげてるだろ!!
セックスどころかキスもしてねェんだぞ!!
嫌だよ俺!!こんな所で死にたくねェよ!!」






ゆかぽんのために、そこまで命を賭ける必要はあるのか…?まあ、コイツの言う事ももっともでしょう。
どうでもいいですが、コイツ滅茶苦茶アゴがとがってやがるなあ。しかもケツアゴだし。
まるでカイジ」の登場人物みてェだぜ…。黒いスーツ着てグラサンかけたら、黒服と見分けが付く自身がありゃしません。
ちくしょう、イヤでも視線がケツアゴに行ってしまう…。


しかし、なんだかんだ言いながらも、結局は一緒になってマネキンを並べてるあたり、このケツアゴもゆかぽんを捨て切れなかったのでしょう。ただのツンデレかもしれませんけど(′・ω・`)



準備が出来たキモオタどもは、吸血鬼に自分達の場所を示すかのように花火を上げ「人間はこの建物にいるぞ!」とメガホンで叫びます。
そして最後に…。「さよなら、ユカポン」



推しの為に自分達の命をも犠牲にするその精神…カッコイイよお前ら!まさにコイツ等こそファンの鏡だェ!
最後のコマを見た限りじゃ、最低13匹の量産型邪鬼が泳いでますから…コリャどう考えても助からんだろうなあ…(′・ω・`)


もっとも、コイツ等が命をかけてまで守ろうとしてるゆかぽんは、キモオタ吸血鬼に監禁され、前後の穴開発済みなんだよなぁって思うと…いろんな意味で泣けてきやがります。まるでNTRものじゃねェか!





現実は非情だから、ちくしょう!!