(20180730) 彼岸島 48日後… 第169話「握手」

彼岸島は「週刊ヤングマガジン」で連載されていた、吸血鬼が住む島彼岸島を訪れた主人公宮本明たちの戦いを描いた、スタイリッシュ丸太アクションホラーギャグ漫画です。


現在は、第3部?に当たる「48日後…」シリーズがはじまりました。
雅(マサ)率いる彼岸島の吸血鬼達が持ち込んだ、吸血鬼ウイルスを媒介した蚊の猛威によって、崩壊した日本。
法も秩序も無い、吸血鬼達が跋扈する荒れ果てたこの地に現れた、片足を引きずり、顔に傷を持つ、左手1本で丸太をぐわしと掴む救世主…。
その名を、宮本明!!


ついに東京の池袋に到着。しかし地上に出ると一面が水浸し!そこで出会ったアイドルの由香(ゆかぽん)から、池袋は国連軍から空爆を受けたこと、そして先へ進むためのがあるよと言われ、荒廃したサンジョインビルで、ゆかぽんファン達が持っていた筏をゲット。明さんたちはコイツで雅の野郎が待つ上野へと向かうことにしたのでした。



あったよ!イカダが!!こいつで大海原(湖だけど)へこぎだして、マサの野郎がいるかもしれない上野へレッツゴーだぜ!
みんなでゆっくりロープで筏を水面に着水させたところで、ここでゆかぽんファンの一人が、こんなことを言い出します。

「さあ行くなら急いだほうがいい、もうそろそろ吸血鬼の見廻りが来る時間だから」


え…?見廻り…?あいつ等そんな事やってんのかよ!だったら見廻りが終わるタイミングで、筏おろせばいいじゃねぇかよ、ちくしょう!
お前そういう事は、筏を下す前に言えよwwwちょっとタイミング早すぎんよ~。



とはいえもう筏を下しちゃったんならしょうがない。明さんたちはとっとと筏で上野を目指すことにしました。
別れ際、ゆかぽんはサンジョインビルに残ることにしたオタ人間たちと一人一人握手。まるで握手会イベントの開催だあ…。
こういうアフターサービスを欠かさないところが、アイドルたる所以なのでしょう。
…って、どさくさにまぎれて、握手会に参加してんじゃねェ!このクソネズミ!!



ところが筏を漕ぎ始めたところで、どこからともなく響き渡るほら貝の音。
ほーらもう来ちゃったよ!大量のイカダに大量の吸血鬼!!こんな数が多いんじゃ、いくら明さんでも危ねェ!逃げるんだよぉ~!
幸いにもこの筏には、帆が搭載されていたので、運よく追い風だったから、吸血鬼どもが乗る筏を引き離すことに成功したぜ!
…と思いきや、また響き渡るほら貝の音。そして…やべェ!水面から量産型邪鬼が顔を出して、こっちめがけてクロールで追っかけてきやがった!!
すげェクロール!!何匹も!!
なんだか初期の彼岸島で、ボートで脱出しようとしたら、大量のサンマ邪鬼がバタフライで追っかけてくるシーンを彷彿とさせますね…。
あれはなかなかのインパクトと、ホラー要素だったェ…。



そういえば水面でグーグー寝てる邪鬼はまだ出てきませんねえ。これから出てくるのか、それともこのままスルーされるのか。
後者だったら猿先生もビックリの記憶力っスね!