(20151110) 彼岸島 48日後… 第55話「無法地帯」

彼岸島は「週刊ヤングマガジン」で連載されていた、吸血鬼が住む島彼岸島を訪れた主人公宮本明たちの戦いを描いた、スタイリッシュ丸太アクションホラーギャグ漫画です。


現在は、第3部?に当たる「48日後…」シリーズがはじまりました。
雅(マサ)率いる彼岸島の吸血鬼達が持ち込んだ、吸血鬼ウイルスを媒介した蚊の猛威によって、崩壊した日本。
法も秩序も無い、吸血鬼達が跋扈する荒れ果てたこの地に現れた、片足を引きずり、顔に傷を持つ、左手1本で丸太をぐわしと掴む救世主…。
その名を、宮本明!!



ついにマサの野郎が潜んでいるかも知れねェ、通天閣の展望台に潜入する事に成功した明さん。
ところが最上階にふんぞり返っていたのは、雅ではなく、吸血鬼になったかつての親友。文具屋の息子にして、様々な丸太兵器を開発してきた、人間軍の司令塔にして、豚汁を仲間に振舞い士気を向上させることも忘れない、豚汁アルケミストの…西山…!西山じゃねェか…!!
おまけに西山が従えてる邪鬼の正体が、まさかのユキと知って、慟哭する明さん。その後壮絶な戦いを経て、明さんは何とか邪鬼と化したユキを撃破!そしていつの間にか通天閣の串刺しに巻き込まれていた西山の口から、悲しい過去(猿先生の漫画的な意味で)が語られる…!


…なお、明さんが孤独な戦いを続けている間、加藤や西山達はリア充になってやがったから、ちくしょう!!



明さんを失い、絶望に打ちひしがれいた中、この辺(本土)にぃ、救世主居るらしいっすよ?というウワサを聞きつけ、明さんに会うために、本土にやって来た西山・ユキ・そしてモブ忍者たち。


ところが本土に上陸して早々、大量の吸血鬼達に襲われ、あっさり返り討ちに遭います。ダメみたいですね。


おいおい、歴戦のモブ忍者どもも、西山の対吸血鬼兵器も、ユキも華麗な弓テクも全然ダメじゃねェか!と突っ込みたくなるところですが、やめんか!きっと船が小さかったから兵器も十分に積めなかったし、きっと相手の数が多すぎたんじゃ(てきとう)。


この戦いでモブ忍者どもは全滅。西山とユキは吸血鬼ウイルスに感染したようです。悲しいなあ…。

…ん?そういえばウンコマンは?ウンコマン加藤はどうなったんだ?明さんも同じ事に気付いたらしく、西山に問いただしてみると…。





ええ…(困惑)





残るのかよ!!そこで島に残っちゃうのかよ!!
そういえばコイツ、ドラマ版だと、彼岸島に上陸する直前に、バックレる*1んだよなぁ…。
変なところでドラマ版に設定が似てきたなあ。


でも逆に言えば、彼岸島で吸血鬼達に襲われていなければ、ウンコマン加藤と紅葉は無事!なわけで、そこが救いといえば救いなのかもしれません。



さて、こうして吸血鬼ライフを味わわざるを得なくなった西山とユキですが、無法地帯と化した本土で吸血鬼として生き抜くのは、想像以上に過酷だったようです。
吸血鬼には欠かせない人間の血も、自力で入手せざるを得ないわけですが、つい最近まで人間軍のレジスタンスとして、吸血鬼達と戦ってきた西山達は、人間なんか襲えるワケが有りません。
 仕方ないので、他の吸血鬼に土下座しまくって血を譲ってもらったりとかしてたんですが、何度もやってるうちに反感を買って、吸血鬼達にボコられます。仕方ないね。


それでも、ボコられるだけの西山はまだマシです。
ユキに至っては、吸血鬼達に陵辱されてしまいます。やべーぞレイプだ!!


おいおい、仮にもヒロインだったキャラがレイプされるなんて、なんという胸糞展開なんだ…。
最近のエッグチーズバーガー先生は、仲間キャラを容赦なく酷い目に遭わせまくってて、まったく慈悲ってモノがないぜ…。
なんてヤツだ!コイツなんてヤツだ!!



ちなみに、これがユキの陵辱シーンなのですが…。
大の字で伸びてる西山と、吸血鬼の「気持ちいいぜ!!コイツのマ○コ超気持ちいい」というバカ丸出しなセリフのせいで、ギャグにしか見えねェ!





それにしても「気持ちいいぜ!!コイツのマ○コ超気持ちいい」って、とんでもないセリフだなあ。
ここまでバカ丸出しな台詞もなかなか無いぞ。
例えるならば、まるで性に目覚めたてな男子中学生みてェなバカっぽさが、実によく表現されている。
BIG割先生の何も考えて無さそうな言語センスがハンパねェ!



なお、吸血鬼達に陵辱されまくった影響からか、ユキは人間の血を全く口にしなくなったとの事。あっ…(察し)。



そんな中「救世主様が来たぞォォ!」と耳にした西山たち。ひょっとしたら明さんかもしれねェ!と西山が血相変えて向かってみると、そこに居たのは…。



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ああそうか。救世主ってのは“吸血鬼側から見ての救世主”って意味か。まあ冷静に考えたらそうだよなぁ。


西山はこの神輿に乗ったマサを見て「なんて神々しいんだ…」と口にしていますが、なんというか、神々しいというよりは「夜王」の甲冑姿の聖也さんなどに通じるモノがあるような気がします。カッコいいのかも知れないけど、なんか違う!的な。


圧倒的勝ち組なマサの雄姿を重ね合わせ、己の惨めさを嘆く西山なのでした…と言う所で、次回へつづく。



いやあ、西山もユキも、なんだか酷い目に遭ってるなあ…。
かつては対吸血鬼兵器で敵を圧倒し、豚汁を振舞っていた、あの文具屋の息子だった面影は見る影もないのが、悲しいなあ(′・ω・`)
こう考えると、彼岸島に残った加藤の判断は、英断だったんやな…。完全に勝ち組じゃないか!



来週は、ユキが邪鬼に変体したりとか、西山がマサのコスプレをするきっかけとかが語られるんですかねえ。
まあ何を語ろうとも、西山が明さんのいない間にユキを寝取ったのは事実なので、ちくしょう西山の野郎絶対ェ許せねェ!





*1:ドラマ版彼岸島の第2話で、加藤は彼岸島行きの船に乗らずバックレます。そしてこの後一切出番が有りません。たぶん制作費が足りなかったんだろうなぁ…。