「戦闘破壊学園ダンゲロス」「飛行迷宮学園ダンゲロス 『蠍座の名探偵』」に続く、かがみさんが世に送り出す、ダンゲロスシリーズ最新作。
どうしようもなくお下品で
どうしようもなくくだらなくて
どうしようもなくクッソ熱くて
どうしようもなく切ない恋愛模様もある
どうしようもなく純粋な、エンターテイメント作品です。
もともとかがみさんの書くダンゲロスシリーズは、エログロが結構激しい印象があるのですが、今回の1969は「戦闘破壊学園」に比べると、お下品度は、そりゃもう凄いことになっています。
一例を挙げると…。
常に己のうんこを食べている魔人
全裸でボディペインティングしてるちんこ丸出しな魔人
身体が触手で出来ていて、しょっちゅうレイプしまくってる魔人
女子小学生のおしっこを操れる魔人
なんか知らんけど常にレズってる魔人
ショタのひざ裏にネギトロを載せて食べるのが大好きな魔人
世界中の男性のちんこをテレポーテーションで呼び寄せる魔人
…まあこんな奴等ばっかりです。
もちろん中にはまともな性格、まともな能力者も居るには居るんですが、いかんせんこいつらのインパクトが強過ぎて、ちょっと霞んじゃってるかも…と感じる人もいるかも。
それゆえに、ハードルの高さを感じる人もいらっしゃるかも知れませんが
こちらでちょっとだけ試し読みができますので、これを読んで、イケるな!と思ったら買えばいいんじゃないでしょうか(汗)
あと、ダンゲロス1969の朗読動画なんかもあります。
しかしこんな極端にアレな能力者たちが、ド真剣に命のやり取りのバトルを繰り広げたり、ド真剣な人間模様を見せてくれたりするところが、ダンゲロスの最大の醍醐味。もちろん今回の1969でもそれは健在!でした。
最後のほうには「戦闘破壊学園」「飛行迷宮学園」に出てきた連中の名前が結構出てきますので、個人的には前作2つを読んでからこっちを読んだほうがより楽しめると思います。
うなっちゃうようなファンサービスといいますか、 こういう、パズルのピースがカチッカチッとはまっていくような感覚、たまらなく好き。
そうそう。大切な事を言い忘れていました。
今回のダンゲロス1969は、もろもろの事情の為か、Kindle専売になっています。
つまり電子書籍オンリー。紙媒体での発売はしないみたいです。
Kindleは、Amazon.comが開発・販売する電子書籍サービスですが、専用端末が無くても、アプリさえ入れれば、PCでもスマホでもタブレットでも読めるので、思ったより不自由は無いと思います。
これを機に、電子書籍に手を出してみるってのも、良いかもしれませんね…。
最後に、1969の個人的な感想でも。
個人的には、姦崎姦(かんざきれいぷ)がごく普通に帰宅するシーンで、腹を抱えるほど笑いました。
あんなんずるいわ…。かがみハードじみた狂気を感じたぜ…。
あと、転校生ムーと転校生黒鈴に、ダンゲロス1969を読ませたら、どういう反応をするのかが見てみたいなーと思いました。
おまけ。「ダンゲロス1969の女性キャラを勝手にカス子で作ってみた」
こんなものをpixivに投稿してみました。2次創作フリーだからこそ堂々と出来る(′・ω・`)