(20140801)今月の海傑エルマロ 第三十四話「悪童、仕掛ける。」

「月刊HERO'S」(毎月1日、全国のセブンイレブンとパチンコ屋さんで発売)で連載開始となった、井上紀良先生(以下コピー機先生)の「海傑エルマロ」。今月も書く事にします。

前回までのあらすじ


16世紀。「海賊王に俺はなる!」とかいうどっかのゴム人間みたいな目標を持った大胆不敵で自由奔放な若きサムライ・カイリ(遼介顔)は、永遠の富と幸福が約束されるという「聖杯」および、聖杯を手に入れるために必要な4枚の金貨を求めて、日本を飛び出し大航海へと乗り出します。

 現在は船がぶっ壊れちゃったので、新大陸へ向かう準備としてオランダに滞在中のカイリたち。紆余曲折あって、バイキング娘のスカディちゃんを仲間にしたりしつつ、宝石でデコレーションされたコロンブスの卵」をゲットする事に成功。
金策ができたので、新しい船を造るために必要なブラックローズウッドをゲットするため、カイリは闇商人のタオという、脱衣転生の姐さん主人公みたいな女と、闇のゲームをプレイするのでした。


今回は、カイリとタオがカードゲーム「船と海賊」で勝負する展開がメインとなるのですが、読んでて思ったのは、カイリ達が勝負してるのが、いかんせん突如出てきたオリジナルカードゲームなので、いちいち読んでて、ルール確認をしないと、話の展開が分かりづらいなー…ということでした。


これが「脱衣転生」だと、載ってる雑誌が近代麻雀なので、特に麻雀のルールを説明する描写なんかは無いわけです。
「お前ら、麻雀雑誌なんだからルール解説なんか不要だルルォ!?」というわけです。
まあ、あの漫画は麻雀のルール知らなくても、普通に読めちゃう内容ですけど(汗)




とはいえ、カイリが突然自らを斬りつけ、抜いた日本刀の反射で、タオ側からカードが見える事を逆手にとって、カードに血をつけて出目をごまかしたりという、番外戦術を繰り広げたりしてるのは、工夫があっていいとは思いました。
まあ、オリジナルのカードゲーム展開だけじゃ、どうしても中だるみしちゃいますからね。しょうがないね。



…まあ、結局カイリが勝って、無事にブラックローズウッドをゲットする事が出来たわけですが、勝負に負けてカイリの男らしさにタオの股間がビチョ濡れに…。やっぱりコイツ絶対「脱衣転生」の姐さんのご先祖様だろwwww



個人的には彼女をレギュラーキャラとして仲間に加えて、日本に連れて帰るみたいな展開だったら、面白かったのになあ。