(20220516) 彼岸島 48日後… 第323話「微調整」

彼岸島は「週刊ヤングマガジン」で連載されていた、吸血鬼が住む島彼岸島を訪れた主人公宮本明たちの戦いを描いた、スタイリッシュ丸太アクションホラーギャグ漫画です。


現在は、第3部?に当たる「48日後…」シリーズがはじまりました。
雅(マサ)率いる彼岸島の吸血鬼達が持ち込んだ、吸血鬼ウイルスを媒介した蚊の猛威によって、崩壊した日本。
法も秩序も無い、吸血鬼達が跋扈する荒れ果てたこの地に現れた、片足を引きずり、顔に傷を持つ、左手1本で丸太をぐわしと掴む救世主…。
その名を、宮本明!!



雅の息子の1人「蟲の王」を倒したものの、変異した勝っちゃんの左腕は元に戻らぬまま。元に戻すため、そして佐吉のかたき討ちのため、拷問野郎が逃げ込んだという、“血の楽園”へ到着した明さん一行。
無事に内部に潜入できた一行は、血の楽園のボスである“豹丸”と、楽園に逃げ込んだ拷問野郎こと“ハンディ・ハンディ様”を倒すべく、血の楽園の特別区へ。途中で見つけたハンディ・ハンディ様を捕縛し、案内役として連れて行き、ついに豹丸様と対決…!!



明さんのとりもち大作戦により、本体の顔を斬られ、落ちそうになったのでとっさに掴んだ右手も斬られ、壁から真っ逆さまに落ちる豹丸様…と思いきや、前脚で踏ん張ってこらえた!凄ェ!何たるバランス感覚!!
しかし明さんはそんな豹丸様を追っかけてきて、踏ん張った両前脚を「ザンッ」と切断!!凄ェ!全く容赦がねェ!


ちくしょうこうなったら貴様も道連れだー!と残った左手で明さんをつかんで一緒に落下しようとするも、その左手まで「ザンッ」と切断!!鬼よ!アンタ鬼よ!!


明さん「お前と一緒にここまで来たのは、捕まったからじゃない
お前を殺すための、落下方向の微調整だ」


そう言って明さんが豹丸様を蹴っ飛ばして離れると、落ちる先には…





あったよ!!自由の女神像が!!


ここにきて申し訳程度のお台場要素だあ!
フ〇テレビの球体「ニジテレビ」って名前もじってたのに、自由の女神像はそのまんまなんスけど…いいんスかこれで。






自由の女神の上に落ちたら死ぬ」って事を、自ら読者に分かりやすく解説してくれる、豹丸様マジ親切。


しかし、両手も両前脚も斬られた今の豹丸様にはなすすべがありません。ただ落ちるのみ…!そして…!!



ちなみに、現在お台場にある「自由の女神像は、フランス政府から制作が認められ、フランスのクーベルタン鋳造所にて複製され、2000年に設置されたブロンズ製のレプリカもの*1
いわば“フランス政府公認のレプリカ”であるわけですね。








これ、いろいろと大丈夫なんですかね…。ちょっと本気で心配なんじゃ(´・ω・`)


それにしても今週は、「壁から落ちて自由の女神に突き刺さるとか、どんだけ高い壁だったんだよ」とか「明さんに蹴られただけで方向変わっちゃうなんて、どんだけ軽いんだよ豹丸様」などなど、突っ込みだしたらキリがないですね…。
柳田理科雄先生ェとかにマジで計算していただいたら、とんでもない事になりそうなんじゃ!!




*1:1998年4月29日から1999年5月9日までお台場にあったのは、1889年フランス・パリ市セーヌ川シーニュ島に作られた本家「自由の女神像」。海を渡って設置されたわけですね。あまりに好評だったので、レプリカが作られることになったわけです。詳しくはググりましょう。