(20220510) 彼岸島 48日後… 第322話「黒い化け物」

彼岸島は「週刊ヤングマガジン」で連載されていた、吸血鬼が住む島彼岸島を訪れた主人公宮本明たちの戦いを描いた、スタイリッシュ丸太アクションホラーギャグ漫画です。


現在は、第3部?に当たる「48日後…」シリーズがはじまりました。
雅(マサ)率いる彼岸島の吸血鬼達が持ち込んだ、吸血鬼ウイルスを媒介した蚊の猛威によって、崩壊した日本。
法も秩序も無い、吸血鬼達が跋扈する荒れ果てたこの地に現れた、片足を引きずり、顔に傷を持つ、左手1本で丸太をぐわしと掴む救世主…。
その名を、宮本明!!



雅の息子の1人「蟲の王」を倒したものの、変異した勝っちゃんの左腕は元に戻らぬまま。元に戻すため、そして佐吉のかたき討ちのため、拷問野郎が逃げ込んだという、“血の楽園”へ到着した明さん一行。
無事に内部に潜入できた一行は、血の楽園のボスである“豹丸”と、楽園に逃げ込んだ拷問野郎こと“ハンディ・ハンディ様”を倒すべく、血の楽園の特別区へ。途中で見つけたハンディ・ハンディ様を捕縛し、案内役として連れて行き、ついに豹丸様と対決…!!




明さんが豹丸様の腹を一閃したら、中から素顔が。途端に急に口調が小物っぽくなりましたが、腹の素顔にもっとダメージを与えればやっつけられそうです。


明さんの仲間たちも、明さんに声援を送るんですが「明さんやっちゃって!!メッタメタのギタギタに殺しちゃってェェ!!」
どこのジャイアンだよ、ちくしょう!!


とはいえ、豹丸様だけではなく、ハンディハンディ様が作りあしたミサイル迎撃型化け物もたくさんいるこの壁の上で、いったいどうやって戦えば…と思っていたら






あったよ!!とりもちが!!


あーそういえば、明さんとクソハゲが血の楽園に入る時に、とりもちくっつけて壁登ってましたっけ。
当時は、なんで唐突にとりもちなんて出てきたんだって思ってたんですが…なるほど。すべては今回の為の伏線だったとは。
さすがゴールデンウィーク明けの量産型オタク先生ェにはパワーがありますね。感じ入ったよ。


…という事で、ちょうど後ろから黒くてでかい化け物もやってきたので、さっそくとりもちを使用すると…。





凄ェ!なんてとりもちだ!


たった一個のとりもちで、恐ろしいほどの吸着力!!
逆に言うと、このとりもちを使って壁をよじ登った明さんたちも、何気に腕力がとんでもねェって事になっちまうんですが…まぁ先生ェそこまで考えてなさそう。


ともかくこれで、豹丸様は思わずバランスを崩してしまうのですが、ここからの勢いがすごい。


「危っ よろけて落ち…」


ザンッ(腹に一閃)


「くがっ落ちっ」


ガッ ザンッ(壁をつかんだ右手を一閃)


「くっ 手がっ 私の右手がァァ」


「落ちてたまるか、落ちて……ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛」

素顔を晒してから豹丸様の落ちぶれっぷりが半端ねェ!


…でもゴリラにケンカ売って返り討ちに遭ったどっかの弱き者おじさんよりはまだマシかなって気はするんだ。