(20200928) 彼岸島 48日後… 第258話「小学生」

彼岸島は「週刊ヤングマガジン」で連載されていた、吸血鬼が住む島彼岸島を訪れた主人公宮本明たちの戦いを描いた、スタイリッシュ丸太アクションホラーギャグ漫画です。


現在は、第3部?に当たる「48日後…」シリーズがはじまりました。
雅(マサ)率いる彼岸島の吸血鬼達が持ち込んだ、吸血鬼ウイルスを媒介した蚊の猛威によって、崩壊した日本。
法も秩序も無い、吸血鬼達が跋扈する荒れ果てたこの地に現れた、片足を引きずり、顔に傷を持つ、左手1本で丸太をぐわしと掴む救世主…。
その名を、宮本明!!



雅の息子の1人「蟲の王」がいるという国会議事堂へ向かう明さん一行。そこで遭遇した自衛隊と共闘し、国会議事堂地下につながる大穴へ潜入し、ついにボスである“蟲の王”の元へとたどり着く…!
明さんとともに蟲の王の体内へ侵入した勝っちゃんは、とうとう蟲の王の心臓部に到達し、サブマシンガンで心臓を破壊しようとしますが、あとちょっとのところでキモ羽虫の攻撃を受け、左腕が変異してしまう…!!



左腕にキモ羽虫が侵入し、変わり果ててしまった勝っちゃんはその場で倒れこんでしまいます。
勝っちゃんの反応がなくなったことを察したのか、蟲の王は勝利を確信したご様子。

蟲の王「カカカカカ ヤッタゾ……私ノ体内デ暴レテイル奴ヲ倒シタ…
モウ動カナイ…心臓に何ノ痛ミモナイ…
我ガ心臓ハ完全ニ守ラレタ…」

こ…この陰キャ野郎「勝ったッ!第3部完!」みてェな事ほざいて完全に勝ち誇ってやがる…!
今日ほどこの陰キャ野郎のツラがムカついて見える日はねェ…!


ネズミの野郎は勝っちゃんが死んだと思って絶望してるし、明さんたちの作戦が失敗したと悟ったモブ自衛隊の連中も逃げだし始めるし(というか自衛隊お前らそんなんでいいのか)、陰キャ野郎も残党の人間どもをどうすっかな~?などと余裕すら見せやがるし、絶望の空気が漂う中、ここで鮫島様がブチ切れて銃を乱射します。まあもちろん蟲の王には全く効いちゃいねェんですが、これは怒りの雰囲気を出すための表現で乱射してるってことでしょう。

鮫島「お前は自分の体内に入った奴の事、何も知らねェだろ!!お前と同じ小学生だよ!!
勝次はこの吸血鬼だらけの世界で死ぬほど辛い思いをしてきたんだ!!
だがお前みたいに世界を憎んだりしなかった!!
どんだけ辛くても、アイツはしっかり受け止めて強く生きてきたんだ!!
とんでもねェ奴なんだ!!お前ごときにやられるわけねェだろ!!」





ク…クソハゲのヤツ、目に涙を浮かべてまで勝っちゃんに敬意を示してやがる…!
「アイツは俺も認めざるを得ねェすげェ奴なんだ!!スーパー小学生なんだよバカ野郎!!」とかもう、最大級の賛辞じゃないですか!デレッデレじゃねェか、ちくしょう!!


でもこれ、ふと気づいたのですが…蟲の王の中には勝っちゃんだけじゃなく、明さんもいる事、皆さん忘れちゃいませんかね…?
今でもたぶんあの救世主、バッタと必死に戦ってるのに(′・ω・`)



一方そんな絶望漂う雰囲気の中、蟲の王の心臓部で動きが…!!






















立った!!勝っちゃんが立った!!



キモ羽虫を左手であっさり潰して「片手を失ったくらいで寝てらんねェよな明」とさらっと言いのけるこの風格…これはもう完全に主人公ムーブですわ…。



クソハゲがデレにデレまくってるわ、最後の立ち上がる勝っちゃんは超かっこいいわで、何なんだこの熱い展開は…!
でもこの流れだと…どう考えても勝っちゃん死ぬよなぁ…。北斗の拳で例えたら、レイの髪が真っ白になって最後の力を振り絞ってユダを倒して寿命が尽きる展開じゃねェか…!
こんな過酷な展開を、小4のショタにやらせるとか、松本の野郎どんだけ鬼畜生なんだ…!!


ろうそくは燃え尽きる寸前、激しく燃え上がるといいますが…はたして勝っちゃんはこの後どんな意地を見せるのか。
武器らしい武器はもう持っていない(ハズ)だろうから…やっぱり変異した左腕が超兵器化してるんですかね…?なんかキモい顔とか付いてるし(′・ω・`)


ここで来週になって突然“実は母ちゃんの形見のナイフを譲り受けていて懐から取り出す”なんて、後付けでやったりはしませんよねェ…?