(20200820)キャプテン翼 メモリーズ3 大空家の引っ越し 第1話

キャプテン翼マガジン」に本編と一緒に掲載されているスピンオフ読み切り。今回は翼が南葛市に引っ越す前のお話が描かれる!とのこと。


なのですが、今回実際大半描かれているのは「翼の父親と母親の若いころのラブコメ話」です。


翼が南葛市に引っ越す前の話→わかる
翼の父親と母親の若いころのラブコメ話→ファッ!?


正直「えっ!?両親のラブコメ話からじっくり描き始めるの!?」って思いました。
例えるならば、茶店でコーヒーを注文したら、コーヒー豆を収穫するところから見せられてるような、そんな気持ちですかね。


翼の父親って、世界を航海しててずっと家開けてるって印象しかないですし、母親も存在感があるようでない。つまり、どっちも印象が薄いんすよね…。
そんな2人のラブコメ話を延々と…。これ、需要有るんですかね…?
同じラブコメ話なら、日向とソフトボール女の1日デート密着記とかの方がよっぽど需要あるんじゃないかなあと思ってしまったり。


うーん。なんといいますか。「読者が求めてるスピンオフ読み切り」と「YOO1先生が描きたいスピンオフ読み切り」の間に、かなりの隔たりがあるように感じました。
前回の若林スピンオフ読み切りは、読者の需要と丁度一致してたところもありましたから、面白く感じたんですけどね…。


一つ確かなのは、翼の両親の若い頃のラブコメ話をわざわざ1話の大半使ってじっくり描き上げたって事は、YOO1先生は、今回の翼のスピンオフ読み切りを3~4話ぐらい使って、たっぷり描く気マンマンだ!って事ですね…。
只でさえライジングサンのドイツ戦も展開遅いのに、大丈夫?と心配になってしまいますね…。



とはいえ、翼が南葛市に引っ越す前の話自体は、興味はあるのも事実。
親父の仕事(画家)の影響で日本を転々とし、日向や松山とも一時期チームメイトで知名度もあった岬と違い
翼は南葛で石崎や若林と出会うまで、マジで全く知られてない無名の存在だったっぽいだけに、なんかすげえ気になるんですよね。


それに、両親のラブコメ展開も、需要の有無はともかく、これからの展開を描くうえで、必要だから描かれたんだろうなってのは分かります。
東京の下町で船宿をしている翼の祖父と祖母の存在や、翼と一緒にサッカーしてるリクという犬の存在…伏線なんでしょうねえ、このへん。



あれだけサッカーが上手いのに、サッカーの相手が同級生じゃなくなぜ犬なのかとか…気になるじゃないですか。
個人的には、なーんか闇を感じるんですよね、翼の過去って。
流石にサッカーサイボーグとして監禁同然の幼少期を過ごしたサンターナよりはマシだと思いますが、翼のサッカー馬鹿ぶりについて来れる者がおらず仲間外れ…程度はあったのかもしれませんし。


次回以降の展開に期待!って所ですね(′・ω・`)