(20200511) 彼岸島 48日後… 第242話「ノート」

彼岸島は「週刊ヤングマガジン」で連載されていた、吸血鬼が住む島彼岸島を訪れた主人公宮本明たちの戦いを描いた、スタイリッシュ丸太アクションホラーギャグ漫画です。


現在は、第3部?に当たる「48日後…」シリーズがはじまりました。
雅(マサ)率いる彼岸島の吸血鬼達が持ち込んだ、吸血鬼ウイルスを媒介した蚊の猛威によって、崩壊した日本。
法も秩序も無い、吸血鬼達が跋扈する荒れ果てたこの地に現れた、片足を引きずり、顔に傷を持つ、左手1本で丸太をぐわしと掴む救世主…。
その名を、宮本明!!



雅の息子の1人「蟲の王」がいるという国会議事堂へ向かう明さん一行。そこで遭遇した自衛隊と共闘する事になるのですが、国会議事堂には突然変異した吸血鬼がウヨウヨいることが判明。明さんたちは奴らが潜む大穴…地下から潜入し、国会議事堂を奪還せんとする…!!



前回、明さんによって首を「ザンッ」された拷問野郎でしたが…実はまだ生きてて、頭部だけで逃げ出そうとしてたので、とりあえず壁に貼り付けて尋問することにしました(′・ω・`)


それはそれとして、壁に貼り付けられた拷問野郎の頭部が、どう見てもカニパンにしか見えねェなあ。



さて、明さんは「俺たちは蟲の王をぶっ殺しに来たから、アイツの弱点を教えやがれクソッタレー」と尋問しますが、もちろんカニパン野郎がそんなモン素直に教えてくれるはずもなく…でもそのかわりに、蟲の王がもとは人間だったこと、そして彼の悲しい過去が明らかになるのでした。


…ってこう書くとまるでtoughみたいっスね。あの漫画も馬鹿の一つ覚えみたいに登場人物の悲しい過去を連発しやがるっスから。忌憚のない意見ってヤツっス。



さて、カニパン野郎の説明によると、蟲の王は、生まれつき心臓の弱い病弱な小学4年生の男児で、よくいじめられていたそうな。
やがて人間を憎むようになった孤独な彼の唯一の癒しは、ひとり自室で“人間の居ない奇妙な生き物だけの世界”を妄想し、ノートに書き連ねること…。




うわあ…。これはやべェ((( ;゚Д゚)))


超やべェ妄想持ちのマジモンの陰キャやでぇ…。
いくらいじめられてたからって、どんだけ人生に絶望してんだコイツは…。


そういえば、同じく雅の息子の一人だった姑獲鳥(うぶめ)の野郎も、昔はヒョロガリ人間でいじめられてたって言われてましたね。
アレか。雅の息子はもやしっ子とか陰キャとか、そんな奴等ばっかりなのか?あるいは陰キャであればある程、アマルガムになりやすいのか…?



しかしそんな彼も、吸血鬼化したことで人生が一変。さらにアマルガム化することによって強大な力を手に入れた彼は、その力をもって自分の妄想の世界を現実のもの出来るんだ!と確信し、自らを「蟲の王」と呼べと言い放つ…。





なんかこのコマだけ見ると、夜神月みたいなこと言ってんなコイツ。

ちょっと強い力を持ったからって「この世を自分の理想の(ノートに書いたような)世界に変える」などと、急に強気な事を言い出すあたりが、実に陰キャっぽいェ(′・ω・`)

まあ、いくらアマルガムになろうが、元はただの妄想力豊かな小4だからね。仕方ないね。



それにしても、同じ雅の息子で、元は同じ陰キャだったのに、ひたすらストイックに体を鍛えてまくってた姑獲鳥より、超やべェ妄想をしてた小4のガキんちょの方が強いのか…。なんか姑獲鳥のヤツが可哀想に見えてきた(´·ω·`)


そして、何故ただの手下であるはずのカニパン野郎が、ボスの悲しい身の上話まで詳しく知ってるんですかねェ…?