(20191223) 彼岸島 48日後… 第227話「部外者」

彼岸島は「週刊ヤングマガジン」で連載されていた、吸血鬼が住む島彼岸島を訪れた主人公宮本明たちの戦いを描いた、スタイリッシュ丸太アクションホラーギャグ漫画です。


現在は、第3部?に当たる「48日後…」シリーズがはじまりました。
雅(マサ)率いる彼岸島の吸血鬼達が持ち込んだ、吸血鬼ウイルスを媒介した蚊の猛威によって、崩壊した日本。
法も秩序も無い、吸血鬼達が跋扈する荒れ果てたこの地に現れた、片足を引きずり、顔に傷を持つ、左手1本で丸太をぐわしと掴む救世主…。
その名を、宮本明!!



雅の息子の1人「蟲の男」がいるという国会議事堂へ向かう明さん一行。そこで自衛隊員に襲われた明さんたちは難なく彼らを撃退すると、彼らの案内で上司である連隊長の下へ…。


人間というより、もはや妖怪みてェな事になってる連隊長。やっぱり民間人はぶっ殺す気マンマンなようですけど、小隊長(十条二尉)のおかげでなんとか話を聞いてくれる気にはなったようですよ。

というか2話ぐらい前に、小隊長が「怒りに任せて人間を殺すな!!連隊長殿から言われてたはずだ」と言ってたのに、実際に連隊長に会ったら「コノ民間人全員殺セ…」って命令してるのは、どういうことなんだよ、ちくしょう!
発言がぶれまくりじゃねェか(呆れ)



でまあ、お前の目的は何だと言われた明さんが「雅の野郎をぶっ殺すためにここまで来た」といつも通りの返答をすると…。

連隊長「ナルホド…デハ、雅ヲ倒シタ後ハドウスル
雅ヲ倒シ、吸血鬼ヲ殲滅デキタトシヨウ
ダガソノ後、我々日本国民ハドウナルト思ウ」


こ…コイツ、登場人物の大半が、読者の大半どころか、そして、独眼竜光司先生ェですら考えてなかったような事をあっさりと!!

だってアイツ不死身だし、501ワクチン無いと倒せねェし(あっても倒せるかどうか怪しいし)、アイツ倒せても吸血鬼や邪鬼が元に戻るかどうかも怪しいし…。それなのに、物語の根幹に関わるようなことをアッサリと言いやがった!!



発言を要約すると、マサの野郎をぶっ殺した後、無政府状態の日本を狙って諸外国が占領しに来るだろうから、それに対抗するために、生き残った人間達が国会議事堂に集まって、新政府を作る必要がある、だから国会議事堂を奪還しなきゃならねェ…って事みたいっすね。



でもその割には、この辺に入ってきた民間人は全員殺せとか命令出してるし、なーんかコイツいまいち信用できねェのですが…まあどっちにせよ、自衛隊を圧倒する明さんは見てみたいんじゃ!