(20181126) 彼岸島 48日後… 第183話「木片」

彼岸島は「週刊ヤングマガジン」で連載されていた、吸血鬼が住む島彼岸島を訪れた主人公宮本明たちの戦いを描いた、スタイリッシュ丸太アクションホラーギャグ漫画です。


現在は、第3部?に当たる「48日後…」シリーズがはじまりました。
雅(マサ)率いる彼岸島の吸血鬼達が持ち込んだ、吸血鬼ウイルスを媒介した蚊の猛威によって、崩壊した日本。
法も秩序も無い、吸血鬼達が跋扈する荒れ果てたこの地に現れた、片足を引きずり、顔に傷を持つ、左手1本で丸太をぐわしと掴む救世主…。
その名を、宮本明!!


姑獲鳥(うぶめ)に囚われた勝っちゃんが上野で壮絶な生活を送っているなか、そんな勝っちゃんを救い出すため、筏で上野へ向かう明さん一行。
途中で立ち寄った邪鬼「クソ喰い爺」に勝っちゃんらしきヤツが捕まっているっぽいので、明さんは、最低最悪に下品な相手に戦いを挑む…!



前回、クソ喰い爺に敗北し、無理矢理全裸にされて、無理矢理ゲロを食わされ、必死に便意をガマンしながら、脱出方法はないか探る明さん。
今週はついに我慢しきれずに…脱糞!!ちくしょう、何たる敗北感…!!


そういえば最近のヤンマガでは、サタノファニの小夜子と、彼岸島の明さんが、奇しくも便意に耐えているという似たような展開になるという、「ウンコ我慢チキンレースが繰り広げていたわけですが、ついに今週、両者ダブルKOという形で決着!


もっとも、数話の間、散々我慢した小夜子と違い、明さんの方は特に我慢する様子もなく、普通にブリブリしてましたが。



しかしウンコを漏らしても、転んでもただでは起きないのが明さん。
さっきから漏らしたウンコが下に流れて行ってるが、この下はどうなっているんだ…?→ひょっとしたら抜け道があるかもしれねェ!何たるポジティブシンキング!


というわけで、身体をひねって下に降りようとするものの、穴が狭すぎて一ミリも動けねェ…と思いきや、偶然にも数週前、明さんがクソ喰い爺にブン投げてた、木の破片の先端が、明さんの穴まで突き刺さっていることに気が付くのでした。
この木の破片、超助かる!!


明さんは木の破片の先端を、器用に左足の指を使ってちぎると、この破片を利用して、ザシュザシュ!と肉片に突き刺し、少しずつ穴を広げていき、徐々に下へと降りていくことに成功します。






明さんの足の指、器用すぎィ!!


もっとも突き刺した肉片からは、当然のように、吸血鬼ウイルス満載の血が噴き出しているわけでして、そこを全裸で降りていくわけですから、こりゃ明さん絶対感染してるだろ!


もちろん、今更こんな突っ込みをするのは野暮だってことはわかっている…。わかっているんですが…それでも突っ込まずにはいられないんじゃ!!



さて、明さんが懸命に脱出劇を試みている最中、地上ではモブ人間の山下とネズミの野郎がクソ喰い爺に捕まり、器用に服を脱がされ、全裸でウンコ生産ゾーンに監禁されちまうのですが、
服を脱がせていくシーンが本当に器用すぎてついつい笑っちまいます。なんなんだこのマジックハンドは!


ネズミの野郎だけ、なぜか逆さま(頭を突っ込んだ状態)で監禁されちまうところは、先生ェ絶対わざとやってるな、コレ。こいつはギャグキャラだって。



そしてとうとう明さんは狭い穴を抜け出し、人間たちのウンコを貯蔵してるポケットの中に到着。そこから這い上がり、ついに脱出に成功しましたよ!ウンコまみれだけどな!



明さんは「おかげで助かったぜ、自由になれた。あとはクソ爺、お前を倒すだけだ」とメラメラ闘志をみなぎらせていますが、義手ははぎ取られちゃってるし、ウンコくせェし、全裸だし、ウンコくせェし、そもそも武器なんて持ってない丸腰だし、ウンコくせェし…一体どうやって逆転をするのやら…?いやあ本当に先が読めねェなあ…。


下品な戦いになるって事だけは、確実に断言できるけどな!!