(20180702) 彼岸島 48日後… 第166話「池袋駅」

彼岸島は「週刊ヤングマガジン」で連載されていた、吸血鬼が住む島彼岸島を訪れた主人公宮本明たちの戦いを描いた、スタイリッシュ丸太アクションホラーギャグ漫画です。


現在は、第3部?に当たる「48日後…」シリーズがはじまりました。
雅(マサ)率いる彼岸島の吸血鬼達が持ち込んだ、吸血鬼ウイルスを媒介した蚊の猛威によって、崩壊した日本。
法も秩序も無い、吸血鬼達が跋扈する荒れ果てたこの地に現れた、片足を引きずり、顔に傷を持つ、左手1本で丸太をぐわしと掴む救世主…。
その名を、宮本明!!


ついに東京へと到着した明さん一行。東京には雅の息子と呼ばれる5人のアマルガムが居ることが判明し、そしてその一人「姑獲鳥」(うぶめ)が明さんたちを襲撃。激しい戦いの末に明さんは途中で力尽き、姑獲鳥は勝っちゃんを人質に取り、上野へと引き上げてしまったのでした。
その後、疲れからか寝込んでしまった明さんの替わりに、食料を取って来ることになった鮫島様と精ニですが、ついでに雅の跡をつけていったら…捕まって大ピンチ!精ニはマサの野郎に喰われ、鮫島様は片目をえぐられ、完全に心折られて一目散に逃走。鮫島様は精ニを見殺しにした罪悪感と、マサへの恐怖で何日も便所で震えながらも立ち直り、復活した明さんとともに上野を目指すのでした。



今週からは新展開!…なのはいいんですが、しょっぱなからいろんな意味で酷ェ!


今週のお話を簡単に言いますと“アイドルの追っかけをしてたキモオタ吸血鬼がいた”ってお話。

平和だったころ、推しだったアイドル“ゆかぽん”の大ファンだったこの男。
コンサートにも足しげく通い、かなりの金を使ってCDも買い、握手会にも何度も足を運ぶほど、推しにのめりこんでいたようですが…日本全土が吸血鬼ウイルスに広がり、吸血鬼と化したこのキモオタ吸血鬼は、偶然出会ったゆかぽんを“飼う”ことにしたのです。


これがTeaching Feeling 〜奴隷との生活〜のシルヴィちゃんみたいに、優しく愛でているんだったらまあ理解はできるのですが…そこはスタイリッシュ丸太アクションホラーギャグ漫画彼岸島そんな生易しい話で済ませるわけがありません!!


以下に、このキモオタ吸血鬼の名言をまとめてみました。まずは御覧ください。

「ゆかぽんは特別なんだよ、その辺のクソ女と同じにするな」


「まさかそのアイドルと偶然出会うなんて
そりゃ人間のまま飼うでしょ」


「憧れのゆかぽんに、肩をもんでもらって
お返しにおっぱい揉んだりして
セックスも好き放題、アナルまで覚えさせちまったよ」


「ゆかぽーん!出ておいで!もう別の女は抱かないから
一生お前だけだよ、だから出て来て性器を舐め合いっこしようよ」




「バカ、やめろ!そんな事したら、制服が似合わなくなっちまうだろ」




「大丈夫だよゆかぽんはやきもち妬いただけでしょ
もう僕の推しはゆかぽん一筋だから
見てよ、ゆかぽんに会ったらもう勃ってきちゃった
触ってみてよ僕の永遠のアイドルちゃん」




「アイドルがファンの手を振り払うなんて、一番やっちゃいけない事だろ」


「よし、もうギンギンだ、アナルセックスしよう」




見せてやろうぜみんなに僕らの愛を
ほら、壁に手ェついて、こっちに尻出して」


「僕は悪くねェんだ!!本当だよ!!
ゆかぽんと僕は愛し合ってる!!
今やろうとしたのは愛の行為だ!!
何も悪くねェよ!!」

いやあ…。メチャクチャ面白かったけど、ひどいなあ。本当にひどいなあ。
梅澤ワールドのDQNみてェに、次から次へと名言を連発しやがって!
まったく、休載明けのカズナリグッドアナル先生ェは、いつも以上にパワーがありやがるから、ちくしょう!!


結局このキモオタ吸血鬼は、明さんの義手ソードで両腕を切断された後、包丁を持ったゆかぽんの手により惨殺されるという最期を迎えるのですが…まあ、愛しの推しアイドルに介錯してもらえたのなら、コイツも本望だろうなあ。



それにしても今週は笑った笑った。
こんなインパクト満点なキモオタ吸血鬼を、1週で使い捨てしちゃうなんて、あまりにも勿体無い…。
いっその事、コイツが雅の息子の1人でよかったんじゃね?とすら思えてしまいます。


せっかく中ボスが5人も居るんだから、ストイックなライバル系キャラばっかりじゃなくて、1人ぐらいこんなド変態な中ボスが居ても…って、よくよく考えたらエロ金剛様とキャラが被っちまうじゃねェか、ちくしょう!