(20180607)キャプテン翼 ライジングサン 第75話 シュナイダー監督の作戦

【今週の要約】


マドリッドオリンピック・サッカー男子はいよいよ決勝トーナメントに突入。日本の準々決勝の相手は、Jrユース決勝の相手だったドイツ。
前半は日本が中盤を支配し、ドイツがカウンターで隙を狙う展開となるも、ミューラー・若林の両守護神の堅守が冴え渡り、結局0-0で前半終了。
後半、ドイツは0トップ布陣で日本の中盤を完全に封じ込め、不用意なパスにプレスをかけてくる作戦に。ボールの出し所が見えず、思うように攻められない日本ですが、そんな中、葵の出した不用意なバックパスを、シュナイダーがカット。3対2という数的不利な状況で、ドイツがカウンターを仕掛けてきた…!

今回は、これまで劣勢だったドイツが、フォーメーションや作戦を変えて戦況をひっくり返そうとしているという、近代サッカー漫画ではありがちですが、昔のキャプ翼ではあまり見られなかった、なかなか新鮮な流れ…。
守りを固めてカウンター狙いというのは、どちらかといえば戦力で劣るチームが取るようなサッカーではありますが、そこはホラ、無印でシュナイダーも言ってたじゃないですか。「サッカーは強い者がかつんじゃないんだ、勝った者が強いんだ!!*1って。
そういう意味では、まさに今のドイツに相応しい言葉なんじゃないかなあって気がします。
今週の話のどこかで、シュナイダー親子のどっちかにこのセリフを言わせてたら、面白さが増したかも…。そう考えるとちょっともったいない(′・ω・`)



そして、今回バックパスで盛大にやらかしてしまった葵ですが、なーんか今回のシリーズに入ってから、葵がメチャクチャ劣化してませんかねえ…?
ワールドユース編じゃもう1人の主人公と言えるような、準主役ポジションだったのに。
まあ今回は五輪アジア予選には参加してないし、五輪にはイタリア出てないしで、いまいち立ち位置が中途半端になっているのかも…。



*1:元ネタは1974年西ドイツW杯優勝時に、フランツ・ベッケンバウアーが残した名言