(20160302)キャプテン翼 ライジングサン 第29話 アルゼンチンの大砲

マドリッドオリンピック本大会予選・日本vsアルゼンチン戦。
ディアスの個人技による浮き球フェイントを、三杉がオーバーヘッドでクリアしたり、翼と岬のツインシュートを、背後から飛びこんできたディアスが身体を張って防いだりと、今回も一進一退の攻防が続いたのですが…。今回のお話の最大の見せ場は終盤でした。


翼と岬のツインシュートを身体を張って止めたディアスから出されたボール。
それを受けたパスカルきゅんが葵相手に、お株を奪うかのように直角フェイントを見せて、思わず読んでて唸っちゃいましたが、その後、この試合ボランチに入ってたガルバンにパス。


いつもはDFをやってるガルバンが、何故この試合はボランチでプレイしているのか。それは…?






なにィ!?雷獣シュートだとぉ!?



おいおい、ガルバンが雷獣シュート*1使うとか、こんなの神展開ですやん…。
思わず読んでて「うおおーっ!」って叫んじゃうぐらい熱いじゃないですか!!


だいたい雷獣シュート(スカイウイングシュート)なんてものは、翼や日向、カルロス・サンターナとかの主役級が使うような必殺シュートです。
それを、テクモキャプテン翼シリーズでは、ろくに顔グラすらもらえなかった、ガルバンが…!


キン肉マンで例えたら、ステカセキングがマッスルインフェルノ使った時と同じぐらいの衝撃でしょうかね。


アルゼンチン・ガルバンとイングランド・ロブソン、同じ巨漢DF枠なのに、どうして扱いに差がついたのか…。慢心、環境の違い


しかしまあアレですね。パスカルきゅんといい、ガルバンといい、やっぱり既存キャラがパワーアップして活躍すると、ファンとしては嬉しさを感じてしまいますね。
オランダ戦では、ドールマンとディックはともかく、クリスマンもレンセンブリンクも、完全に背景モブ化してたからなあ…。


まあこの際シュート名が「ガルバン砲」という、イマイチなネーミングセンスなのは目をつぶろう。
ひょっとするとガルパンと勘違いして、ガルバンが注目される事を意図的に狙った、YOO1先生の策略とも考えられる。


とはいえ、WY編の時点で、若林はサンターナのスカイウイングシュート*2を軽々キャッチしてたから、ガルバン砲が直接決まる可能性は低そう。
ただし、シュートの威力があるせいでキャッチしきれずこぼれ球⇒ディアスがねじ込むという可能性は有るかもしれません。



ですが、その一方で、日向さんが完全に牙の抜けた虎になってるのが、悲しいんスけど。
日向がジャンピングボレーを撃とうとしたら、シメオネもどきの「シメオレ」とヴェロンもどきの「ヴァロン」OA枠2名が前を塞ぐシーンですね。

ヴァロン「おれたち2人は共にイタリアセリエAの名門ラツィオ所属」
シメオレ「セリエCのお前ごときに負けるわけにはいかないんだよヒューガ」
日向「確かにおれはセリエCのレッジアーナ所属
でもなおれたちのキャプテンは、この地でリーガ優勝をも果たしたスペインの名門バルセロナ所属なんだよ」


ええ…(困惑)。
そんな後ろ向きな発言をする日向さんは見とうなかったんや…(′・ω・`)


そこは「なにィ!?レッジアーナ馬鹿にすんな!ゴッツァさん舐めんな(゚Д゚)ゴルァ!」ムキになって強引にシュート撃つぐらいの反骨心を見せて欲しかったところです。というか昔の日向さんならきっとそうしてる。


こんな弱気な猛虎なんか目の当たりにしたら、昔の吉良監督だったら、間違いなく懲罰交代させるんじゃないっすかねえ。
…まあ、もっとも今の吉良監督も大概なんですけどね。酒断ちしてるし(汗)













*1:ワールドユース編において、日向が沖縄での特訓の末に、自力で身に付けた必殺シュート。ボールを蹴る前に地面をわざと蹴る事により反動をつけています。威力は凄まじいものの、脚への負担が大きいのと、浮き球では撃てないという弱点があります。

*2:日向が自力で雷獣シュートを編み出したほぼ同時期に、ロベルトが翼に教えた必殺シュート。原理は雷獣シュートと全く同じ。ロベルトはサンターナにも同じシュートを教えていたので、WY決勝戦では当たり前のようにスカイウイングシュートをバンバン使ってきました