(20160229) 彼岸島 48日後… 第67話「死神」

彼岸島は「週刊ヤングマガジン」で連載されていた、吸血鬼が住む島彼岸島を訪れた主人公宮本明たちの戦いを描いた、スタイリッシュ丸太アクションホラーギャグ漫画です。


現在は、第3部?に当たる「48日後…」シリーズがはじまりました。
雅(マサ)率いる彼岸島の吸血鬼達が持ち込んだ、吸血鬼ウイルスを媒介した蚊の猛威によって、崩壊した日本。
法も秩序も無い、吸血鬼達が跋扈する荒れ果てたこの地に現れた、片足を引きずり、顔に傷を持つ、左手1本で丸太をぐわしと掴む救世主…。
その名を、宮本明!!



明さんは、途中で知り合ったショタの勝次(勝っちゃん)と共に、雅様の居る東京への行き方の手がかりを掴むため、芦ノ湖へ。そして芦ノ湖に浮かぶ海賊船で人間達を率いているもう一人の救世主・鮫島様というタコ頭のオッサンと出会い、意気投合。
そして、要塞化した東京から抜け出してきたという鮫島様の弟・精二の乗る、もう一隻の海賊船に何故か巨大邪鬼が沸いてましたが、明さんと鮫島様の2大救世主の協力で、何とか船から逃げる事に成功。
 その後鮫島様は明さんに、精ニを救出するため、邪鬼の居る船に乗り込む話を持ちかけられ、明さんは了承するのでした。



よっしゃー!じゃあ早速救出しに行くぜー!と血気盛んに立ち上がろうとする明さんですが、ここで佳穂というモブ女性キャラが現れて、今回の邪鬼についての解説タイムが始まります。要約すると。

●海賊船にいたあの巨大邪鬼は「死神」と呼ばれ、かつては街で人間・吸血鬼を問わず暴れまわってた。


●死神は時々睡眠を取り、起こすとメチャクチャ機嫌が悪いらしいエスタークかな?)


●だから「起こすなよ!絶対に起こすなよ!」(ダ●ョウ倶楽部風)


なるほどなるほど。少なくともあの邪鬼は、海賊船にいる人間が邪鬼化したもの“ではない”ってことですね。これで鮫島様の弟・精二が邪鬼だったという最悪のシナリオは無いって事か。まずはひと安心。
まあ、その割には船内を突き破って現れてたような気がするんですが、やめんか!これにはきっと訳があるんじゃ(すっとぼけ)


なお、この死神、眠りこけている時のいびきが「シュガー」「シュガー」などとやけに特徴的で、思わず「どこのキン肉マンの悪行超人だよ!」って突っ込みたくて仕方が無ェ!






というわけで、明さんと鮫島様が実際に船に乗り込むのは、死神が寝るのを待ってから…と言う事になりました。それまではしょうがねェから、何日もの間、ひたすら待機です。


ちなみに死神が船上で眠りこけているのが確認できるまで、およそ1週間はかかってました。


そんなに期間が空いてれば、勝っちゃんとか、案内役を終えたんですから、いい加減お家に帰っても良さそうなモンですが、明さんがそう勧めても、なぜか勝っちゃんは「明がこの船にいるうちは、俺もここにいるよ」と主張。
まあその割には、夜中に寝言で母ちゃんが恋しいみたいなことは言ってるんですけどね。


まあでもこれ絶対アレだよな。勝っちゃんがいない間に、まーた吉川さん、吸血鬼にNTRれていそうだなあ。スコスコスコ。



そして、ついに2人が乗り込む時がやってきました。
明さんと鮫島様は、用意していたスワンボートに乗り込んで…。












…鮫島様でか過ぎィ!!


まあ、明さんと鮫島様の2人が、ド真剣な表情で、スワンボートをギコギコしてる時点で、ある程度の笑いは予想してはいたのですが、まさかここまでとは。
明らかにスワンボート内で身体を折りたたむのも、いっぱいいっぱいじゃねェかよ、ちくしょう!
鮫島様は、毎回吸血鬼から食料を奪うのに、このスワンボートに身体を必死に折りたたんで、乗ってるのか…。なんだかえらい苦労してそう。


ちなみに、これは数日前に石神井公園のスワンボート乗り場で撮影したものですが、うん、確かにこんなスワンボートに巨体の鮫島様が乗り込むのは…大変ですわなあ。





しかし鮫島様の図体が無駄にデカいせいで、スワンボートは2人でもいっぱいいっぱいに見えて仕方ないんですが、これ、もし無事に鮫島様の弟・精二を救出できたとしても、弟も兄貴同様、図体がバカでけェ可能性も、十分ありえるわけでして、そうなると、この小さなスワンボートに、3人も乗れるとはとても思えn…



…あっ(察し)。



次回からは、いよいよ死神の眠りこける海賊船に潜入しての、精二出作戦が繰り広げられそうですが
「イックション!」と盛大にくしゃみ→クシャミした拍子に邪鬼にタッチ→「やべェ!邪鬼が起きちまった!!」という、ベッタベタなドリフのコントがいつ炸裂するのか、楽しみで仕方が無いんじゃ!!