「彼岸島」は「週刊ヤングマガジン」で連載されていた、吸血鬼が住む島「彼岸島」を訪れた主人公宮本明たちの戦いを描いた、スタイリッシュ丸太アクションホラーギャグ漫画です。
現在は、第3部?に当たる「48日後…」シリーズがはじまりました。
雅(マサ)率いる彼岸島の吸血鬼達が持ち込んだ、吸血鬼ウイルスを媒介した蚊の猛威によって、崩壊した日本。
法も秩序も無い、吸血鬼達が跋扈する荒れ果てたこの地に現れた、片足を引きずり、顔に傷を持つ、左手1本で丸太をぐわしと掴む救世主…。
その名を、宮本明!!
マサ達吸血鬼どもが、東京の周りに壁を作って、要塞化しちまってるから入れねェ!という驚愕の事実がわかってやきもきする明さんですが、芦ノ湖に東京から逃げてきた人間が居るらしいって情報を聞きつけたので、勝次(勝っちゃん)とともに芦ノ湖に向かう明さん。
芦ノ湖をスワンボードでギコギコ漕いでいたら、湖上に…あったよ!海賊船が!!
ここに人間が居るんだな!と近づいてみたところ、なんと船の上から銃で狙撃!ちくしょうスワンの首がもげちまった!さあどうする明さん!?
…と、ここまでが先週までの展開だったんですが、明さんは特に動じることも無く、スワンボードからジャンプして海賊船に飛び乗って、義手ソードを壁に突き刺しながら、よじよじと登っていきます。
今回は「テラリア」みたいな“つかまりフック”は使わないんスね。
単にセンテンススプリング先生ェが、つかまりフックの存在を忘れてる可能性が高いですが(汗)
中に居たのは、やっぱり人間たち。良かった。人間相手なら明さんも平和的に解決できるぞ!…と思いきや
この人間ども、明さんを見るなり
「お前達なんか救世主様に殺されちまえ!!この盗っ人野郎!!」
「ふざけんな!人が平穏に暮らしている所を無理に乱入してきて、何が救世主だ!!」
「あのお方が帰ってこられたらお前たちなどひとひねりだ、瞬殺してくださる」
こ…コイツ等、明さんに向かってなんて事をぬかしやがるんだ…!
というか、言ってる内容が、ザコ吸血鬼達と大差ねえなあ(′・ω・`)
人間たちの話によると、彼らの間では、明さんとは違う、ある人間を“救世主様”と崇めているようで、なんでもその救世主様は、人間たちを吸血鬼が居ない安全な海賊船に避難させて、さらに吸血鬼から奪った食料を分け与えているんだとか。
うーん。世の中には妙な人間も居たもんだ。
なーんて言ってたら、海賊船に1隻のスワンボードが近づいてきます。それを見た人間たちは、一斉に「救世主様ー!」と大歓声の嵐。
おいおい、ちょっと待ってください!見た目的にはさっき明さんたちが乗ってきたスワンボードと全く同じじゃないか!
どうやって見分けたんだよ、ちくしょう!!
そして、明さんたちの前に、その救世主様が、姿を見せる…!!
何だこのオッサン!?
でけェスキンヘッドの強そうなこの大男。この男が救世主の“鮫島さん”だそうですよ。
こういう豪快なハゲマッチョキャラ、個人的には嫌いじゃないですよ。トリコのマンサム所長とか、合法都市の盤流会長とか、ワイルドリーガーの栗林オーナーとか、良キャラが多かったですしね。
こんなヤツが明さんの仲間に加わってくれれば、さぞや頼もしくなるでしょう。
とはいえ、今回の情報だけだと、この鮫島さんが本当に救世主なのか、怪しいのも事実なんですよね…。
食料を吸血鬼から奪ったって言ってますが、本当に吸血鬼から奪っているか怪しいし(人間から奪ってるかもしれない)、あるいは定期的にひとり、海賊船に居る人間を生贄に差し出すことで、吸血鬼から食料を貰っている…という裏事情も予想できますし、実は屑キャラだった!という線も十分有り得そう。
果たして鮫島さんは、頼りになる仲間なのか、それとも屑キャラなのか?全く予想できないだけあって、次週の展開が気がかりだェ。
でもあの鮫島さんのキレイなお目目…。良キャラであって欲しいなあ。