(20150928) 彼岸島 48日後… 第50話「大阪城」

彼岸島は「週刊ヤングマガジン」で連載されていた、吸血鬼が住む島彼岸島を訪れた主人公宮本明たちの戦いを描いた、スタイリッシュ丸太アクションホラーギャグ漫画です。


現在は、第3部?に当たる「48日後…」シリーズがはじまりました。
雅(マサ)率いる彼岸島の吸血鬼達が持ち込んだ、吸血鬼ウイルスを媒介した蚊の猛威によって、崩壊した日本。
法も秩序も無い、吸血鬼達が跋扈する荒れ果てたこの地に現れた、片足を引きずり、顔に傷を持つ、左手1本で丸太をぐわしと掴む救世主…。
その名を、宮本明!!



さあ、ついにマサの野郎が潜んでいるかも知れねェ、通天閣の展望台に潜入する事に成功した明さん。
ところが最上階にふんぞり返っていたのは、雅ではなく、吸血鬼になったかつての親友。文具屋の息子にして、様々な丸太兵器を開発してきた、人間軍の司令塔にして、豚汁を仲間に振舞い士気を向上させることも忘れない、豚汁アルケミストの…西山…!西山じゃねェか…!!
おまけに西山が従えてる邪鬼の正体が、ひょっとしたらユキかもしれねェとなって、慟哭する明さん。壮絶なる戦いの中で、明さんは「そぉい!!」と通天閣ごと遠くにブン投げられて、大ピーンチ!



通天閣ごと、遠くにブン投げられた明さん。



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画像を見る限りだと、横回転をしながら飛んでいく通天閣に、必死にしがみついてる明さんの様子が伺えます。
「手を放せない!!この高さから落ちたら終わりだ!!」とか叫んでますけど、こんだけ遠心力の働いてる物体にしがみつけてるだけでも普通に凄いんだよなぁ…。しかも明さん、片腕は義手なのにね。


はるか下に動物園から解き放たれたキリンがもしゃもしゃ葉っぱを食ってる微笑ましいシーンをよそに、このまましがみついてても、何かにぶつかったらやべェ!明さん。
というか、まさかキリンが再登場するとは思わなかったから、コンビニで思わず吹いちゃったじゃないか!いい加減にしろ!


そんな中、明さんの視界に飛び込んできたものは…。





あったよ!大阪城が!!



ちなみにGoogleマップによると、通天閣のあった地点から大阪城までは、直線距離で約4km程度ある模様。



通天閣のような巨大な建造物を、4kmも投げられるバカ力も凄ェが、それを大阪城に向けて正確に投てきさせるコントロールも凄ェ!
さすがは見ての通り頭の良い西山!といったところか(絶対違う)



ここで“…待てよ?大阪城があるって事は、お堀もあるんじゃね?”気付いてしまった明さん。
「南無三!」って手を離して、お堀にダイブしたら…無事に入水!
無傷で助かった!凄ェ!



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というか、通天閣から直線状に投げられたと仮定すると、お堀に入水できるタイミング、ほんの僅かしか、ないじゃん…。
明さんの度胸が凄すぎて忘れがちですが、お堀から義手ソードも使って壁をよじ登る明さんも、地味にシュールで吹いた。



お堀から脱出して、顔についてた返り血も綺麗に洗い流され、スッキリした顔の明さんが目撃したものは…。
大阪城に深々と突き刺さる通天閣!!


いやー。なんというか凄い光景です。まるで怪獣映画みたいだから、ちくしょう!!


これを見た明さんは「西山の奴…無茶苦茶やりやがって」とプンスカしてますが
個人的には、全く同じ事を、マツモティーヌ先生ェに言ってやりてェ!
スーパームーン先生ェの奴…無茶苦茶な漫画を描きやがって」ってな!!


さて。せっかく大阪城にやって来たんですから、このあとはやっぱり西山withユキかもしれない邪鬼との2回戦バトルが、大阪城で繰り広げられるんスかね?
個人的には、西山が明さんの血だまりに足を滑らせ「なんだここは、滑るぞ!」の再来に期待したいところだェ。