(20150629) 彼岸島 48日後… 第39話「吸水」

彼岸島は「週刊ヤングマガジン」で連載されていた、吸血鬼が住む島彼岸島を訪れた主人公宮本明たちの戦いを描いた、スタイリッシュ丸太アクションホラーギャグ漫画です。


現在は、第3部?に当たる「48日後…」シリーズがはじまりました。
雅(マサ)率いる彼岸島の吸血鬼達が持ち込んだ、吸血鬼ウイルスを媒介した蚊の猛威によって、崩壊した日本。
法も秩序も無い、吸血鬼達が跋扈する荒れ果てたこの地に現れた、片足を引きずり、顔に傷を持つ、左手1本で丸太をぐわしと掴む救世主…。
その名を、宮本明!!



●明さんが吸血鬼のアジトである通天閣に潜入!するために、レトロゲームの2Dアクションゲームみたいなノリで、屋根の上をぴょんぴょんしてたら、やべェ!なんか怪獣みたいな巨大邪鬼に出くわしちまった!!



コイツはやべェ!とそこらの建物の窓にダイブした明さんですが…そこは吸血鬼がたむろしてる食堂?でした。
しっかし、吸血鬼達も食堂でまったりしてるんスねえ。意外といえば意外。



でまあ例によって、突然現れた明さんに対して、「人間だ!人間がいるぞ!」と騒ぎ出すんですが、
しかしその中でもたった一人「いいじゃねェか、とんだ酒のつまみができたぜ」と余裕ぶっこいてる川村っていう吸血鬼が、速効邪鬼に捕まって、ちゅっちゅ吸い殺されて、もう何が何やら。
この漫画、モブに名前がつくとその瞬間殺されるなあ。分かりやすいなあ(棒読み)


「やべェ!邪鬼が暴走しちまった!」などと、懐中電灯を通天閣に向けて、コイツを止めてくだせェ雅様ァ!という信号を送ります。
彼岸島の吸血鬼って、たしか夜だとまともに周りが見えないんじゃなかったのか(呆れ)



●結局邪鬼は、マサの野郎がうまくコントロールしたのか、そのまま大人しく立ち去るんですが、去り際に「ア…キ…ラ……」などと、なぜか明さんの名前を口にしてるって事は…。まさかこの邪鬼、明さんの知り合い?

そういえば数週前、ビッチ幸恵に「1人で寂しくないの?」とか言われた時に、明さんが昔の仲間を思い返すシーンが…。あっ…(察し)


まーた明さんが心に悲しみを背負ってしまうのか。まったく、どこの北斗神拳伝承者だよ、ちくしょう!


ひょっとしたら、マサの野郎がサイコジャック*1してて、明さんの名前を口にしただけって可能性も、あるっちゃあるんですが、「48日後」シリーズに入ってからというもの、ウォールオブフレッシュ先生は、隊長・ヨネさん・新田GOと、登場人物を容赦なく、リストラという名のもとにぶっ殺してきましたし、そもそもサイコジャックの設定を、先生ェがちゃんと覚えてるかどうかも疑わしいので、やっぱり明さんの知り合いが邪鬼になったと考えるのが自然なのか。




どっちにしろ、しばらくはコイツとはエンカウントし無さそうなので、ひとまず安心ではあるのですが。
あと、邪鬼が立ち去った後、何事も無かったかのように、店にいた吸血鬼が、明さんに皆殺しにされてて吹いた。
コイツら、ほんとクソザコナメクジ並みのはかなき存在だなあ…。





*1:初期の彼岸島では、雅は邪鬼をサイコジャック(脳内干渉)できる能力を持っており、邪鬼を意のままに動かしたり、邪鬼を介して自らの言葉を発したりしてました。