(20150512) 彼岸島 48日後… 第33話「弾切れ」

彼岸島は「週刊ヤングマガジン」で連載されていた、吸血鬼が住む島彼岸島を訪れた主人公宮本明たちの戦いを描いた、スタイリッシュ丸太アクションホラーギャグ漫画です。


現在は、第3部?に当たる「48日後…」シリーズがはじまりました。
雅(マサ)率いる彼岸島の吸血鬼達が持ち込んだ、吸血鬼ウイルスを媒介した蚊の猛威によって、崩壊した日本。
法も秩序も無い、吸血鬼達が跋扈する荒れ果てたこの地に現れた、片足を引きずり、顔に傷を持つ、左手1本で丸太をぐわしと掴む救世主…。
その名を、宮本明!!



マサの野郎をぶっ殺すため、東京へ向かう明さん。途中で新田豪(GO)翔きゅんの親子連れと、ショタのションベンまみれで握手してくるヨネさんを仲間に加え、4人パーティーになりました。


途中、東京へつながる高速道路で、トンネル部分が木で塞がれ、要塞状態にしてる人間の集団に遭遇。
仲間のGOやヨネさん、さらには彼らレジスタンス?のリーダー・ゲス岩田率いる人間達と一緒になって、吸血鬼達の本陣を叩くために、出撃する明さん達。ビルからスナイパーライフルで狙撃する吸血鬼がいてクッソうぜェので、明さんは車ごとビルに特攻して、直接スナイパー吸血鬼をブッ殺しに向かいますが、その頃下で待ってる人間達に、近くの動物園から放たれた肉食動物達が牙を向く!そしてヨネさんはえびす橋に巣食うワニにパクっと喰われちまいましたとさ。



●ちくしょう!なんてこった!!ヨネさんが…あのヨネさんが、コモドドラゴン…じゃなかった、ワニの餌食になっちまった!!

1ページ目では煽り文で「残酷な世にあって明るく情に厚かったヨネさんが餌食に!」などと、急にヨネさんを褒めちぎるような内容が書かれていますけど
喰われたあとに褒めたって遅ェんだよ、ちくしょう!


それにしても、残ったヨネさんの右手部分が、時間差で「ポロッ」と離れて、「ポチャン」と川に落っこちる擬音が、日本の「わびさび」を感じますね(′・ω・`)



●ヨネさんがワニに喰われる瞬間を目撃してしまったGOは、悲しみにくれて涙を流しますが、そんな干渉にふけっているヒマもなく、さっきまでヨネさんを追いかけていたチーターが目の前に。
そしてGOはおもむろにマシンガンを乱射!チーターを射殺!!

GO「ちきしょう死にやがれ!!動物ごときが!!
ヨネさんの仇だ!!肉食動物はすべて殺してやる」


やべえよやべえよ…。GOがブチ切れたよ…。号泣しながら憤怒の表情で、チーターに続いて、今度はライオンまで射殺しだしたよ…。
おいおいそんな事をおおっぴらに叫んだら、どこぞの環境保護団体が黙っちゃいねえ…。
あ、でも冷静になって読み返すと、草食動物は許してるあたりに、GOの優しさが感じられるェ!
良かったなあ、キリン(′・ω・`)



●調子に乗って畜生どもを射殺しまくってたら…やべェ!間違えて人間を撃っちまった!!
と思いきや…そいつは吸血鬼でした。ダメージは負ってますけど、なんか死んでないですね。
どうやら吸血鬼は、マシンガン乱射された程度では、死んだりはしないみたいっスね。


アレ…?でもこないだ明さんがぶっ殺したスナイパー吸血鬼達は、みんな防弾チョッキを装備してたような…。
生身でマシンガン耐えられるんなら、何のための防弾チョッキなんだ(′・ω・`)
しかも義手ソードの前には全く役に立ってなかったし…これもうわかんねェな?



●マシンガンは弾切れを起こし、逆に吸血鬼達に追い詰められ散ったGO。行き止まりに追い込まれ、まさに大ピンチ。
マシンガンで撃たれまくった吸血鬼は、もはや激おこぷんぷん丸状態であり、仲間に小っちゃい樽持ってこいとか言ってます。
「手足を切って樽に入れ、絶命するまで飼い続けてやるよ」…って、おいおいこれじゃあまるで「47日後」のレスリング部の山岡みたいになっちゃうじゃないか!
「クソちゅよい」と口にするGOなんて見てらんねえよ!ちくしょう!


そうはさせんぞー!と近くにあった鉄パイプで、吸血鬼達に殴りにかかるGOですが…。直前に死亡フラグ丸出しなセリフを口にしまくってるんだよなぁ…。



あと、明さんは「待ってろみんな持ちこたえてくれ!」などと、血相変えて走り出すんですけど、いまさら白々しいんだよなぁ(′・ω・`)
48日後初期の、救世主呼ばわりする人間に、丸太ぶん回していた、ハードコア明さんは何処へ。