(20150223) 彼岸島 48日後… 第二十四話「歓待」

彼岸島は「週刊ヤングマガジン」で連載されていた、吸血鬼が住む島彼岸島を訪れた主人公宮本明たちの戦いを描いた、スタイリッシュ丸太アクションホラーギャグ漫画です。


現在は、第3部?に当たる「48日後…」シリーズがはじまりました。
雅(マサ)率いる彼岸島の吸血鬼達が持ち込んだ、吸血鬼ウイルスを媒介した蚊の猛威によって、崩壊した日本。
法も秩序も無い、吸血鬼達が跋扈する荒れ果てたこの地に現れた、片足を引きずり、顔に傷を持つ、左手1本で丸太をぐわしと掴む救世主…。
その名を、宮本明!!



マサの野郎をぶっ殺すため、東京へ向かう明さん。途中で新田豪(GO)翔きゅんの親子連れと、ショタのションベンまみれで握手してくるヨネさんを仲間に加え、4人パーティーになりました。


途中、東京へつながる高速道路を歩いていると、途中にあるトンネル部分が木で塞がれ、要塞状態に!!
実は人間達が作った要塞だったのですが、明さんの存在に気付くと、扉を開けて「救世主様!」と明さんを崇めるのでした。



トンネル内にいた多くの人間どもは、明さんを「救世主様!」ともてはやします。
ですが、明さんにとっては、ぶっちゃけそんな救世主様なんて名誉なんかどうでも良くて「俺は今すぐ東京に行って、憎っくき雅の野郎をギッタギタのメッタメタにしてやるぜクソッタレー」という目的だけで動いてる男です。



最初は、当然の権利のように「いや俺、ここを通りたかっただけだから」とスルーしようとするんですが…結局、食い物に釣られて人間たちの話を聞くことになった明さんたち。


なんだかこう書くと明さんがなんだかみみっちいヤツに思われちゃうかもしれませんが、「トルネコの大冒険」や「風来のシレン」なんかだと、どんなに強い装備そろえても、どんなに高レベルになっても、腹が減ったら死んでしまうのですから、食い物に執着してしまうのは仕方の無い事なんじゃ!



でまあ、発言を要約すると「俺達トンネル内の人間たちは、邪鬼を飼いならしている吸血鬼どもに、毎週生贄を捧げて生き延びているから、邪鬼と吸血鬼どもをブチ殺してください救世主様ぁ!」

あーあ。やっぱりそういう流れになっちゃうのか。


行く先々で救世主呼ばわりされて、人助けを強要される…ってのがテンプレ化されそうで、連載がグダグダになっちまわないかなあ。これ。
ベイマックス先生ェ的には連載が長続きできるから大歓迎!なんでしょうが。




これが普通の漫画の、正義感あふるる主人公だったら、やります!と即答するんでしょうけど、今の明さんはマサをブッ殺すことしか頭に無いようなお人ですから、普通にこの懇願もスルーしちゃうんだろうなあ…。


むしろ「あんだよ、テメーらの話聞いたら食料くれるって言ったじゃねーかよ!なんでテメーらの頼みまで聞かなきゃいけねーんだよ!おかしいだルルォ!?」なーんて、逆ギレしたっておかしくない。


落とし所としては「明さんは断る気マンマンだったけど、翔きゅんに懇願されて仕方なく」だとか「生贄にされる予定の人間のあだ名が、親友と同じだから助ける」あたりに落ち着きそう。


まあ、ここまで情報流しておいて、助けない!って線はないだろうなあ。普通に考えて。



ちなみにこのトンネル内ですが、なんか食料も豊富にありそうですし、トンネル内の車を部屋にして、各々が暮らしてるとか、自家発電機とソーラーパネルから電気取ってるとか、意外と快適な模様。


まあ、自家発電機とかソーラーパネルとか、どこから用意したんだよ!ってツッコミは置いといて。


刀やモブ忍者がそこらじゅうから生えてくる彼岸島なら、自家発電機とかソーラーパネルが生えてきてもおかしくないけど、ここ本土だしなぁ。


どっちにせよ、先生ェはそんな細かいところまで考えていない可能性が巨レ存…?