グランドジャンプ誌上にて前号から始まった梅さんこと梅澤春人先生の新連載「Roku69Bi」。
今なら第1話の載ってるグランドジャンプが、Kindleでグランドジャンプ 【無料連載版】として無料で読めちまうから、まだ読んでない人はダウンロードして読んでみるといいぜ、クソッタレー。
さて、期待された第1話ですが、しょっぱなから…。
●主人公が無頼男の春日露魅王顔で首だけ。しかも呼び名が69(ロック)。
●出てくる敵キャラも「SWORDBREAKER」を彷彿とさせるガッデムなデザイン。
●「警察」(クソ)「人間界」(シャバ)「ションベン刑妖怪」(ヤロー)という独創的なルビの数々。
などなど、しょっぱなから梅さんの「ロック」全開で、全国のアバル信徒大歓喜な内容だったと言えるでしょう。
DMMニュースでも記事なっちゃうほどの盛況ぶりで、なんだか2週間が実に待ち遠しかったですね!!
…あ。ちなみに上記の記事ですが、僭越ながらわたくしKAJIMEもちょこっとだけ関わっております。
下のほうにこっぱずかしいコメントが載ってます。
まあ、ちょっぴり原稿を拝見して、少々打ち合わせみたいなのをやった程度なのですが(汗)
さて、前置きはコレぐらいにして、早速第2話を見ていくぜクソッタレー!
●第2話の扉絵。69(ロック)・沙羅さん・アンちゃんと共に、第1話で登場したDQN妖怪カエンガマさんも描かれており
「え?ウソ!?もしかしてカエンガマさん改心して仲間になっちゃうの?レギュラー化しちゃうの!?」と一瞬期待しちゃったんですが
ページをめくったら、いきなり臓物(ハラワタ)をブチ撒けて死んでました。
ですよねェ…。現実は非情である(′・ω・`)
●69(ロック)は寺の敷地内にある離れ小屋で暮らすことになるのですが…そこで出会ったのが「座敷童子」。

梅澤ワールドではある意味定番の、大人しそうなチビキャラという、岡本清志郎*1キャラっぽい外見ですが、
髪型が「公然猥褻カット」(マッシュルームカット)*2なところが、実に悪魔的。
可愛いショタキャラと思わせておいて、髪型はドス黒いデスペニスによる自己主張。実にロックです。
「あ〜東京行きてえなあ」「生首だけで外に出るのはまずいですよ!」「あ!ヘルメット見つけた!これをかぶれば良くね?」
この辺の69(ロック)と座敷童子のやり取りは、「BOY」の晴矢と清志郎のやり取りを見ているかのようで、懐かしさを感じますねー。
●というわけで、結局69(ロック)と座敷童子は新宿の歌舞伎町へ繰り出すことに。
沙羅さんからは「おいテメー許可なく勝手に寺の敷地内出んなよクソッタレー」と釘を刺されているんですけど
そんなものは見えやしねー!という反骨精神。まさにロックですね。
途中、座敷童子の気分が悪くなったので公園のベンチで休んでいると、2人の目の前を可愛いモブ女の子キャラが横切ります。
69(ロック)「クンクン…処女(オトメ)の香りだ!クラクラするぜ〜」
どうやら、69(ロック)クラスの妖怪になると、匂いをかいだだけで、女の子が処女であるか分かるみたいっスよ。すげえな、妖怪。*3
ところが、その後横切った、サラリーマンのオッサンから、何か異変を感じ取った69(ロック)。
案の定このオッサン、人気の居ないところで、さっきの女の子を襲って「あの――スミマセン……一発やらせて下さい…」とか言い出しましたよ!!

「フフフフ、叫びたくても声が出ないだろ…
逃げ出したくても指一本動かないだろ…
それが“真の恐怖”だよ」

こ…これは…この流れは…!!

や べ ー ぞ レ イ プ だ ! !
いやー。久々に出ましたねー。
そのうちいつかは梅さん、レイプ描写を描くだろうなあとは予想はしていましたが
まさか第2話で、早くも伝家の宝刀を抜いてくるとは、たまげたなぁ…。
梅澤ワールドを語る上では絶対に欠かせない「ドラッグ」「ロック」そして「レイプ」!!
さすがは天下の週刊少年ジャンプで「腹へって“レイプ”!」という名言を残しただけの事はあります。
オッサンが、片腕で女の子のアゴを掴んで持ち上げておきながら、股間がテント張って「ちくしょう勃起がハンパねェ!」状態だったりとか
女の子の服が豪快に破けすぎていたりとか
白抜きのちんこにわざわざ「ドクン…ドクン…」と脈打つ血管を描いたりとか
梅さんのレイプ描写も、青年誌っぽくパワーアップされている模様。
というか、白抜きちんこがムダに躍動感溢れてて吹いた。
これは間違いなく禍々しい妖怪のちんこですわ…。
●でまあ、大ピーンチ!のところで、69(ロック)が助けに入るわけです。
69(ロック)「知り合いでも何でもねーさ…それに助けたわけでもねーぜ!
オレは…
テメーみてえなクソ妖怪(ヤロー)を見るとブチ殺したくなるんだよ!
昔っからな!!」
基本的に、69(ロック)の言動は、これまでの典型的な梅澤ワールドの主人公タイプ、そのまんまなんですが
ひとつだけ違いがあるとすれば、クソ妖怪(ヤロー)相手に“明確な殺意がある”所ですかね。
まあ、どんなに卑劣なクズヤローでも、さすがに人間をぶっと殺すのはまずいですからね。
妖怪なら殺してもいいよね?と割り切っているとも言えますが。
あと今後は「クソヤロー」では無く「クソ妖怪(ヤロー)」路線で貫くつもりなんですかね。
やっぱり、人間をクソだのクズだのと罵るのは教育上良くないって配慮なのでしょうか。
●…とまあ、第2話はこんなところでしょうか。
69(ロック)と座敷童子のやり取りとか、レイプ描写とか、全体的に王道を往く梅澤ワールドを見せながらも

こういうところで、おねショタ要素をぶっこんで来るあたり、梅さんもある程度計算して描いてるんだなあと感じました。
なんといいますか、梅さんもしたたかですねえ。
下着姿のお姉ちゃん(処女)が泣きながらショタに抱きついて来て頼られるなんて、いいなーいいなー。
極上のシチュじゃないですか(;´Д`)ハァハァ。
最後は、69(ロック)が、なんだかんだやり合いつつも、このレイプ魔クソ妖怪(ヤロー)をぶっと殺した後、座敷童子と一緒に、仲良くミソラーメン食ったりするのかなあ(′・ω・`)
ってか、第2話のクソ妖怪(ヤロー)も、ちっとも妖怪っぽく見えないというか、まんまアバルの魔人だなあ。
これそのうち本当に大預言者ズールとか出てくるんじゃね?
*1:梅さんの代表作「BOY」に登場した主要キャラ。一見大人しいチビキャラですが非常に正義感が強く、画家を目指してフランスに渡るべく、せっせと道路工事のアルバイトをしています
*2:「デトロイト・メタル・シティ」の主人公・クラウザーさんいわく「男性器を模したかなり上級のデスメタルのヘアスタイル」との事。
*3:もっとも、妖怪じゃなくても、処女かどうか分かる人もいるみたいですけどね!