グランドジャンプ(第1・第3水曜日発売)のNo.5(2月4日(水)発売)から、「BOY」「無頼男」「カウンタック」などで知られる、梅澤春人先生(以降:「梅さん」と表記します)の新連載漫画がスタートすることになりました。
…来た!!ついに来たよ!梅さんの新連載がやって来た!!
これまで「SWORD BREAKER」「LIVE」「カウンタック」「ビーストホイラー」そして多くの読みきり作品を、なんだかんだその場のノリで感想記事を書きまくってきた当blogですが、今回も勿論やらさせて頂きますよ。
さて、この度のグランドジャンプ(第1・第3水曜日発売)に新連載の決まった、今度の梅さんの作品のタイトルは…。
「妖怪伝奇 Roku69Bi-ロクロックビ-」
え…?( ゚д゚)ポカーン
どうやら、妖怪の「ろくろ首」とかけているつもりみたいですけど…。
何なんですか!その、いかにも「この漫画はロックだ」と言わんばかりのタイトルは!?
ひょっとすると「オレはこの漫画で、余すことなくロックな作品を描き上げてやるぜ、クソッタレー!」という、梅さんの強い決意の現れかもしれません。
そんでもって予告画像では、無頼男の春日露魅王*1そっくりなヤツが、口に刀をくわえてる首だけが描かれていて…って、コレ完全に、ろくろ首でいくってことか…。
…あ。ちなみにここで言う「ロック」とは、「ドラッグ」「レイプ」に並ぶ、梅さんの漫画を表現するのに欠かせないであろう3大要素のひとつです。
意味的には「常識の枠からはみ出した、言動および行動」ぐらいの意味だと思ってもらえれば、ご理解頂けるかと思います。
このあまりにもインパクトあふれるタイトルと、GJ公式サイトに掲載された、何かを期待せざるを得ない予告画像を前に、twitter上では、早くも連載開始前から話題沸騰の兆しを見せておりました。
「梅澤春人先生のセンス、いまだ衰えず」
「タイトルが常人の発想の域を超えてる、七剣邪*2レベルのロック」
「これはアバル信徒*3が黙ってませんね…」
「魔城「ガッデム」*4ばりの迷シーンが現れそうな新連載に期待してる」
…うん。まあそうだよね。みんなそっち方面で期待しちゃうよね。…当たり前だよなぁ?
そんな、野に埋もれた隠れアバル信徒たちが狂喜乱舞する中、連載開始前「妖怪伝奇 Roku69Bi-ロクロックビ- 予告編」が無料で公開されました。
…まあ、何も言わずにまずはコイツを見てくださいよ。
…いかがでしょうか。
いやあ。なんだこれは。たまげたなぁ…。
たった数ページなのに、梅さんのロックが、これでもかと凝縮されている。
ためしに、突っ込みどころを箇条書きにしてみましょう。
●1コマ目の謎の小さい三角形のピラミッド(聖地ブリリアントかな?)
●牢屋に収監されている、「SWORD BREAKER」の7剣邪みたいな魑魅魍魎たち。
●「おい…“69”(ロック)が釈放されるらしいぞ!」
●「ゲヘヘヘヘ」「ギャハハハハハ」という下品な笑い声
●囚人番号「69」(ロック) 妖怪ろくろっ首
●「でもってまた一緒に…クソヤローどもをぶち殺しまくろうぜ!!」
●↑このページの背景に移るロックな魑魅魍魎たち。
●極めつけは、右上にチラリと写る「和風・魔城“ガッデム”」。
特に、1ページ目と4ページ目のワクワク感が、本当にたまらねぇ…。
執拗なまでの69(ロック)へのこだわり。
梅さんの漫画では欠かせない「クソヤロー」*5という表現。
「地獄牢」「ぶち殺しまくろうぜ」という、不穏極まりないセリフ。
なんでもないタダの和風の城ですら、魔城ガッデムみたいなロックな建造物に見えてしまうからあら不思議。
間違いない。コレは明らかに「SWORD BREAKER」レベルのヤバい作品だ…。
まあ、あまりにもロック過ぎて、一般受けしないんじゃないかとか、またすぐに打ち切り…なんて事になるのではという一抹の不安も無くは無いですが…。
そんなもの…クソ喰らえだ! そんなものは見えやしね―――――!!
久々に梅さんの本気のロックが楽しめそうで、今からGJの発売日が楽しみすぎて、ゾクゾクするぜ、興奮するぜ〜!
*1:週刊少年ジャンプ誌上にて連載されていた「無頼男」の主人公にして、ロックバンド「ブレーメン」のヴォーカル。自分の素性も一切覚えていない記憶喪失状態から、宇宙1のロックバンドを目指したロックヤロウ。その正体とは…。
*2:グリード様・グルトニー様・ラスト様・レス様・プライド様・エンヴィー様・スロウス様の7人からなる、週刊少年ジャンプ誌上にて連載されていた「SWORD BREAKER」に登場する7人のボスキャラ。グルトニー様以外の6剣邪は、最終回の1つ前にて、大ボスの大預言者(マスター)ズールに吸収され、まとめてぶっ殺されちまいました。まあ打ち切り展開だからね。しょうがないね。
*3:週刊少年ジャンプ誌上にて連載されていた「SWORD BREAKER」において、邪神アバルの復活を願う殺人集団。もしくは、「SWORD BREAKER」をこよなく愛する熱狂的ファンの総称。
*4:週刊少年ジャンプ誌上にて連載されていた「SWORD BREAKER」に登場した、敵の本拠地。何故こんなロックな名前をつけたのかは、永遠の謎に包まれている。
*5:梅さんの漫画では、相手を罵倒する時に「クソヤロー」「クズヤロー」という表現がよく使用されます。例:「オレはテメーみてえな…正義面(ヅラ)したクソヤローが大嫌いなんだよ!!」「そりゃこっちのセリフだぜ、クズヤロー!!」など。