さて、前回は花田さんがどういった女の子なのかをざっと解説していったわけですが、花田さんに対して(こんな優しい子と付き合いたいなあ…)と思った光海きゅんの心情を察した香子叔母さんの差し金により、2人は一ヶ月間付きあっちゃう事になりました。
まあ、これも自らの研究のためだからね。仕方ないね。
なお、香子叔母さんから、光海きゅんが自分に気があると聞かされた時の花田さんのリアクションが、こちら。
うん、かわいい(小並感)
というわけで数日後、花田さんとの初デート。
ともに異性が苦手(だった)者同士、お互いの口調が丁寧語だったりなど、ぎこちないながらもなんとか順調?に進んでいるなあと思いきや…ここで、中学時代に光海きゅんをいじめてた中将さん&その友人達とばったりエンカウント。宿敵キタ━━━(゚∀゚)━━━ !!!!!
ええい邪魔すんなし
中将さん達は「どこが良かったの?源なんかの…?」などと、過去のトラウマをほじくり返しつつ、一方的に光海きゅんを罵倒しまくります。
やべぇよやべぇよ…。せっかくのいい雰囲気に水をさしてきやがったよ…。
中将さんにも、女装ver光海きゅんに一杯食わされた借りを返さんと、ここぞとばかりに気合い入れて罵倒しまくります(この編の詳細は単行本第3巻参照)。まあ本人にその自覚は無いのですが、実は、密かに光海きゅんに惹かれてはいるんですけどね…。
ここで、タフのアイアン木場さんのように「なめるなあっ メスブタあっ! 」と反撃できりゃ苦労は無いのですが、光海きゅんはトラウマのせいで、彼女たちに何にも言い返せません。
「キン肉マンII世」で、コンクリートリングを目の前にトラウマで発狂しちゃうブロッケンJr. を彷彿とさせてしまいます。
花田さんの前で自尊心を傷つけられ「あーもうめちゃくちゃだよ。」と誰もが絶望し、諦めかけたところで…ここで花田さんが動く!
花田さん「あのぉ、違ってたら…ごめんなさい
源さんのこと、好きなんですか?」
なんてこった!この圧倒的不利な状況下で、まさかのカウンターパンチが炸裂しやがった…!
完全に図星をつかれ、ハトが豆鉄砲食らったような表情を見せてしまう中将さん。
結局このあと中将さんは(あの子…食えないわね)と思いながらも退散しちゃうのでした。
こうして中将さん達は去って行き、彼女達が原因で女嫌いになった事をカミングアウトする光海きゅん。
ですが、せっかくのデートだってのに、花田さんの前でみっともないところ見せちゃったわ、トラウマほじくり返されるわ、何にも言い返せなかったわで、ムードもへったくれもありません。
挙句の果てには、花田さんの口から「…帰りましょうか」とか飛び出してしまいます。
コレはもうアカン。誰が見ても完全敗北。フラれちゃったに違いない…。
「もうだめだぁ…おしまいだぁ…」
なにイイィィ―――ッッ!?
いやいやいやいやちょっと待て!何でこんなことしちゃってるんだ花田さん…!!
そしてこの体制、光海きゅんの背中に、花田さんのわがままボディなおっぱいが密着しているッッ…!
こ…これは男を陥落(おと)す48の殺人技の1つ「あててんのよ」だッッ!
あててんのよ
予想外の展開に、あっけに取られてあたふたする光海きゅんに、花田さんは背中に身体を預けながら語り掛けます。
花田さん「私…辛い時…姉にこーやってもらうと
いつも…おさまってくるんです
源さんは強いですよ、あの女の人達にひどいこと言われたのにじっと耐えられて…」
そう。花田さんは、傷ついた光海きゅんを励ますために、後ろからぎゅーって抱きしめてくれたのです。
実際、光海きゅんは“耐えた”のではなく“びびって何も出来なかった”のですが、おそらく花田さんは、光海きゅんがトラウマをえぐられ、中将さん達に反論したくても何も言い返せなかったことまで見抜いてる気がします。
ですが、それを口にしたら、光海きゅんのわずかに残った自尊心は音を立てて崩壊する…。だから敢えて「じっと耐えた事を褒めている」んじゃないかなあーと思うんですよね。ここ。
それにしても…なんてものを教え込んだんだ、あの姉ちゃんはwww
花田さんのおっぱいで「あててんのよ」は、あまりにも凶悪すぎる…!
しかしそれ以上に花田さんの優しさ・癒しのオーラがハンパねぇ勢いになっており、もうとんでもないことになってるよ…。
そして最後には…。
う あ あ あ あ(PC書き文字)
…何なの?もう何なのこの子は…!?
花田さんめちゃくちゃいい子だよおおおおお・゚・(ノД‘)・゚・
思わず読んでて涙腺がウルっと来てしまいましたよ…。自分涙いいすか?
もしも、自分が光海きゅんと同じように女性にトラウマを持ってて、あんな励まされ方をされたら、花田さんの優しさに心打たれて、思いっきり号泣してると思います…。そのぐらい凄いよ…。花田さん凄すぎだよ…。
事実、光海きゅんは花田さんの優しさに心を打たれたのか、(友達なんかじゃ嫌だ!!)とたまらずキスをしてしまいます。
光海きゅんは女慣れしてないせいもあって、時々こうして暴走しちゃうクセがあるんですが、さすがに今回ばかりはこうなっちゃうのも無理はないでしょう。
あんな励まされ方されて、あんな素晴らしい笑顔を見せられたら、ノンケだったら100人中100人は陥落(おち)ます!
そうじゃないヤツはホモに決まってます!
花田さんはホンマ、荒み切った現代社会に舞い降りた天使やでぇ…(;´Д`)
というわけで、続きますよー。