(20130204)今月の海傑エルマロ 第十七話「悪童、追う。」

「月刊HERO'S」(毎月1日、全国のセブンイレブンとパチンコ屋さんで発売)で連載開始となった、井上紀良先生(以下コピー機先生)の「海傑エルマロ」。今月も書く事にします。


前回までのあらすじ


16世紀。「海賊王に俺はなる!」とかいうどっかのゴム人間みたいな目標を持った大胆不敵で自由奔放な若きサムライ・カイリ(遼介顔)は、永遠の富と幸福が約束されるという「聖杯」および、聖杯を手に入れるために必要な4枚の金貨を求めて、日本を飛び出し大航海へと乗り出します。
 ラス・パルマスに到着。カイリは海賊の船長というよりは、伝説の勇者みたいな格好にイメチェンし、さあこれからってところで、実はイスパニア密偵だったヴェロニカ姐さんから「ぶわ〜〜〜っ!!」と唇を奪われ睡眠薬を盛られ、いきなり金貨を奪われちまいましたとさ。いきなり前途多難な予感!!

うーん。今回はあんまり言うこと無いんですよね。内容としては、金貨奪われたから取り返しに行くZE☆ってところで、船上でイスパニヤの連中と交戦中にいきなり信長さんがやってきて「わしもMA・ZE・RO・YA」と乱入してくる…という。というか、最後の信長さんが全部持って行き過ぎィ!!



そういえばイスパニアのグスマンという、エロくて偉い人っぽいヤツが「これで金貨2枚目ゲットだぜ!」とか言ってますね。そういえば信長さんも金貨2枚持ってるっぽいから、これで金貨揃っちゃうんじゃね?ってところですね。そんでもってこのまま信長さんが全部金貨手に入れちゃいそう…な勢いですね!


なんかもうカイリ達が完全に信長さんの手のひらの上で踊らされてた感じなんスけど。これ初めっから信長さんを主人公にしたほうが(ry



予断ですが、この漫画の煽り文を考えてる人は、センス自体はまあ言うほど悪くないとは思うんですが(「眠り薬(どく)入りのキス、その余韻を残したままッ…」とか)。


…ただね、なんというか、余計な事ゴチャゴチャ書き過ぎな気がするんだよなあ…。今月だったら冒頭の煽り文「失われた金貨(おたから)はLet’s奪還(ゲットバック)!」これだけで別にいいと思うんだ。「ヴェロ姐ありえねえ」とか、そんな余計なの付けなくていいから!とか思ってしまったり。


そう考えると「夜王」とか「華と修羅」の煽り文考えてた人のセンスは、シンプルでインパクト満点でしたっけ。
「両雄、舞う!」とか「怪物が目覚める…!」とかセックルシーンで「あけましておめでとうございます!」とか。
やっぱ凄かったんだなあ…と感じますな。