(20110422)今週の「華と修羅」 第四十一話 涙の離別

扉絵キャッチコピー
「正義の代弁が、虚しく響く。」

柱文
「言い逃れ得ない窮地。新の策謀に陥った真壁だが…!?」
「敵か、味方か…。まだ見ぬ家老・九鬼が接近…!」

酒と阿片のチャンポンで女性と9Pを楽しんだり、全裸で外を疾走したり、かと思えば飛行機が墜落して死に掛けたりと、色々と紆余曲折有りましたが、関さんは慎太郎宛に次期当主の推薦状を書いてくれることになりました。さあ、これで既に慎太郎を推薦すると表明しているハゲ真壁の分も含めれば、次期当主の座にリーチがかかったぜイヤッホーイ!!
…ところがそんな矢先、そのハゲ真壁に男色の性癖があったことが判明!恋人の角刈り全裸の美少年・俊充(としみつ)との逢引現場を、新(新便器)に知られてしまい…?


「う〜〜俊充俊充」


今、俊充を求めて全力疾走している僕は
唐房家に仕えるごく一般的な華族の子


強いて違うところをあげるとすれば
5人の評議員のうちの一人ってことかナ ─
名前は真壁司(48)。


そんなわけで逢引き現場の
とある古びた旅館にやって来たのだ


ふと見ると俊充(全裸)の上に
一人の若い男が座っていた







ウホッ!いい便器…!!


そう思っていると突然その男は
僕の見ている目の前で
俊充のナニにナイフを突きつけはじめたのだ…!


(ジジー)





新「(推薦状)、書(や)らないか」


そういえば唐房家は
次期当主の座を3人の息子達で争っていることで
有名なところだった


いい男(俊充)に弱い僕は誘われるまま
ホイホイと便器に推薦状を
書いていっちゃったのだ


真壁「書く!!書きます、いくらでもおおお!!」


…というわけで、くそみそテクニックネタで文章を書いていくのもこのあたりが限界っぽいので、ここからはいつもの文体で書いてきます。


要するに恋人(俊充)のナニが、新便器にちょん切られそうになったので、ハゲ真壁は信念を曲げて新便器の要求を飲まざるを得ませんでした…というワケですね。



しっかしまあ…。ずいぶんあっさり折れちゃったなあ。
そんなに大事なのか、その角刈り美少年が。
あと、「書く!!書きます、いくらでもおおお!!」と、屈服時のセリフがいかにもザコ臭丸出しなのはどうなのよ。



なお、このハゲ真壁の狼狽っぷりを見てる限りだと…まさか、ハゲ真壁のほうが「受け」なのか!?


いい年したスキンヘッドのオッサンが、角刈り美少年にあんな事やこんな事をされて「ありがとおおおおおお!!」とか叫んでるのかと思うと…想像しただけで昴ぶりが萎えちまうのですが、これは裏を返せば「今年の夏は「俊充Xハゲ真壁」の薄い本を描け」と言う、井上先生&谷本先生のメッセージなんでしょうか。なんか生々しすぎてイヤだwwww



その日の夜、推薦状を手にした慎太郎が「関男爵から推薦状ゲットしてきたYO!」と言いながら、ハゲ真壁の部屋にノリノリで乗り込んでくるワケですが、その部屋には何故か新便器がいて、自分と同じような紙っきれをヒラヒラさせているワケです。慎太郎が「なん…だと…?」と思った次の瞬間…!!

真壁「熟慮を重ねた結果…私の推薦状は新様にお渡し致しました」


慎太郎にとっては、まったく予想していなかった、まさかの大どんでん返し!!自分に投票しないどころか、新便器に入れるだなんて!!
ハゲ真壁からは「お前じゃ物足りないZE!」とか言われるし、もう散々です。

慎太郎「何が足りないのです、具体的に仰っていただきたい!
あなたは私に何を求めていたのか!」


真壁「慎太郎様は…理想が過ぎる、華族は綺麗事だけでは成り立ちません!」


ここでハゲ真壁がトチ狂って「慎太郎様、あなたのチ○コが欲しい」などと言い出したらどうしようかと思いましたが、まあそれは無かったのでひと安心(′・ω・`)



その後、新便器から俺に対する忠誠を示しやがれって事で、慎太郎をブン殴れと命令されるハゲ真壁。何だか急にバトル漫画チックな展開だ(′・ω・`)

真壁(確かに私の一票は失った!
ですがそれであなたの負けが確定したわけではありません!
いっそ私を憎めばいい、それが力となるならば!
新様に対抗できるのはあなただけ…
絶対に絶対に負けてはなりません!)

ハゲ真壁は何発も慎太郎に対してボディブローを食らわせていきますが、心の中では慎太郎が次期当主になると信じており、口には出しませんが、拳を通じて慎太郎にエールを送っているのです。


うーん。熱い。ムダに熱くてジーンと来るものがありますね。「夜王」で、修さんが遼介にわざと自分を殴らせてるシーンを彷彿とさせるものがあります。


もっとも今回の場合、理由の根底にあるのが「ホモホモしい事情」なだけに、なんか釈然としないものがあるんですがねえ。
嗚呼、ハゲ真壁の性癖がマトモだったならば、あるいは、ハゲ真壁がとっとと慎太郎に推薦状を書いていれば、こんな事にはなってなかったハズなのに…。



殴りながらも涙を流す…。そんなハゲ真壁の真意を汲み取った慎太郎は、お返しだとばかりに「うらああああああ!!!」と、ボディに強烈な一撃!!
しかし、結構ガタイの良い筈のハゲ真壁を、ボディブロー一撃で血ヘド吐かせてKOするとは…相変わらず慎太郎さんの戦闘能力マジパネェっす!!



こうしてハゲ真壁をKOした後、部屋を出て行く慎太郎。ハゲ真壁の票が当てにならなくなった以上、残りの評議員3名中、2名からの支持を得ないといけません。

慎太郎「虎爺と平賀は相当な曲者だろう…
九鬼に至っては私と面識すらない、さて、どうするか…」


まあね。外見上はマトモそうだった関さんとハゲ真壁ですら、全裸疾走したり男色だったりするんですからねえ。残りの3人は、頭蓋骨がやたらと長いエロジジイに、鶴瓶師匠。最後の一人の九鬼さんに至っては姿すら見せていませんから、どうとでも取れる。こりゃ残りの3人がマトモであると考えるほうがむしろ不自然ってモンです。


唐房家評議員5人。全くなんでこんな変人どもばかりを選んだのか、毅(こわし)の考えが全くもって理解できないんだぜ…。


と、そこへ九鬼さんから慎太郎へ電話が入ったとの知らせが!!はたして九鬼とはどんな人物なのか!?そしてこの男は慎太郎に何をもたらすのか!?次週へつづく!!



しかし最後に新便器がハゲ真壁に漏らした「慎太郎の秘密」とはなんなのでしょうか。メッチャ気になります。慎太郎は実は毅(こわし)の実の息子ではないとか、そういうのでしょうかねえ。


まあ、新便器の狂言である可能性もありますが、もしコレが本当だとすると、新便器自身も毅(こわし)の実子ではないわけですから…。


…おいおい、これはまさかの、美彦(ほっこり兄さん)大逆転フラグが来ちゃうのかー!?


ミックス3巻の表紙を飾れなかったほっこり兄さんですが、ここから大逆転してくれると信じて疑いませんよ!wktk