(20100827)今週の「華と修羅」 第十話 「出奔」

扉絵キャッチコピー
先を見よ。守りたいものが、あるのならば。

柱文
家督を息子に譲ると宣言した毅だが…。」
「その意思は固く…!」


ハゲ真壁と寅爺という素敵なハゲメン2名を呼び寄せた毅は「内臓が弱って医者に止められたから家督を息子に譲るよーん」とぶっちゃけます。


とはいえ毅自身は誰に継がせるのかを決めかねてるのか「5名の評議員が次期当主を選び、みんなでそいつを指導して支えてやってくれ」と、判断を5名の評議員に委ねる事にするのでした。


これを聞いた寅爺は毅の提案に承知しながらも、「いまちょうど新(新便器)と慎太郎が百合子を巡って対立してたから、百合子を娶(めと)ったヤツを当主にすればいんじゃね?」と発言。
こうなると、なんだかえらい分かり易い流れになっちゃいますなあ。


ちなみに寅爺も「百合子たん(;´Д`)ハァハァ派」なようです。すぐさまハゲ真壁から「お前の好みなんか聞いてねえよこのエロジジイ(゚Д゚)!」と叱られちゃいますけどね。(´・ω・) カワイソス。



さて、先週百合子と逃げ出してタエさんの母屋に隠れてた所を、美彦(若乃花)に見つかってしまった慎太郎。
ロープで後手を縛られ剣道場に軟禁されていましたが、翌日若乃花から叩き出されます。





このコマだけだと、まるで若乃花の手からエネルギー波が出てるみたいで、盛大に吹いた。



そこへ現れたのは母親の清音(ババア)!!慎太郎に対して「百合子には近づくな」「屋敷から出てけ」などと暴言を浴びせかけた挙句、最後の止めにゃ「(妾の子である)お前を愛した事なんて一度もねえよファック!!」


うわー。これはきつい。まさに外道とはコイツの為に有るようなモノですな。ある意味新便器よりもタチが悪い。


で、その合間に若乃花「口を慎めえ!」と慎太郎をケンカキックしたりと、コバンザメみたいな活躍を見せるのですが「貴様が我等を批判するのか!弟が兄を!子が母を!」と言った直後に「もはや私も貴様の兄ではない!」と言い出すのは、ちょっと矛盾してんじゃないの、ほっこり兄さん!?


こんな奴らに愛想が尽きたのか、それともこれ以上言い争っても無駄と判断したのか、慎太郎は荷物をまとめて屋敷から出て行く決意をします。
屋敷を出て行こうとすると、ちょうど階段を下りようとした所で、階段を上ってきた新便器とすれ違います。
なお、すれ違うシーンは例によってコピーです。





さすがはコピー神井上先生。一切の抜かりは有りません。夜王でも似たようなシーンあったし。
まあ、むしろこれが手抜きなんじゃね?と言う気もしなくも無いんですが(w



さてこの際、新便器は「自分が侯爵になったら、クソ庶民どもをバンバン支配するよ−ん」などと、悪人スマイルで嬉しそうに語ります。これは華族は欲を捨てその富と地位をもって庶民のために奉仕する」という毅の教えとは完全に逆の思想。たまらず慎太郎はブチ切れます。


「私は今、確信いたしました…
あなただけは、父上を否定したあなたにだけは爵位を渡せない!!」


うーん。337ページ1コマ目の寅爺の発言といい、今の新太郎の発言といい、どう見ても若乃花は後継者争いの中に含まれてないっぽいなぁ。若乃花カワイソス(′・ω・`)。



いつか必ずここに戻ってくる…と言い残し「御機嫌よう」と新便器と別れた慎太郎なのでした。



さあ、家を出た慎太郎は一体どこへ向かうのでしょうか。なんか調べたい事があるとは言ってはおりますが…?
このまま新宿の歌舞伎町にある遊楽「呂美嗚」に入って夜の王を目指すとか、そうなってもおかしくない雰囲気ですが(w


あ…そう言えば慎太郎が家を出てったら、新便器が真智子に命令してた「奴の男根、そして心も締め付けい!」フラグ完全に宙ぶらりんになっちゃうじゃないか!!なんだか真智子カワイソス(′・ω・`)。