女ナシ、車ナシ、ショボい給料の会社さえ辞めることもできない空山舜34歳(晴矢顔)。浦島龍童じいさんからカウンタックLP400を250万円で譲り受け、「カウンタックLP400を手に入れる」という25年前の夢を叶えることができました。
実家から自分の部屋の荷物が、大量に舜のアパートに送りつけられてきました。そこへ海外出張のお土産を持って現れた早乙女ちゃんとともに、荷物の整理をしていたら、舜が小学校時代に描いた、クルマの絵が見つかって…。
幼き頃の舜が図工の時間に「21世紀の未来世界」をテーマにして描いた「夢のクルマ」。
6角形ばかりで構成されたそのスーパーカーは、21世紀のクルマにはタイヤなんか見えやしねー!道路の上に浮かんでるんだよクソッタレー!という、無邪気な遊び心の詰まった夢いっぱいの作品です。
舜はその一方で、なんで絵を描かなくなっちゃったんだろう…と寂しがる一面も見せますが、この時点ではこれ以上の動きにはならず、ただ捨てるのも勿体無いからと、絵の画像を早乙女ちゃんのケータイで写メとして撮影してもらうのでした。
次の日。デカくて偉そーな高級車の車内には、早乙女ちゃんと…浦島のじっちゃんキタ━━(゚∀゚)━━ !!!
これが、実に232話振りの再登場となった浦島のじっちゃん。見た目はヨボヨボそうなのに、とことなく大きなオーラの漂う、相変わらず謎に包まれた人物です。チカチカ光るグルトニー様みたいな杖も、いまだに愛用しているようです。
そんな中、早乙女ちゃんが撮影した、幼い舜が描いたスーパーカーの写メに目を通すじっちゃん。すると何かを閃いたのか、早乙女ちゃんに「今すぐ空山くんに会いてーからアポイントとりやがれクソッタレー」と命令。
そしてその日の夕方には、舜をアホみたいな高級ホテルに呼びつけるのでした。
待ち合わせ場所のホテル、舜の前に現れたじっちゃん達は、シトロエンのC-MET-SSE(まだ市販化されていないコンセプトモデル)で颯爽と登場するなど、もういくら値段がするんだかわかんないぐらい、相変わらずデタラメな程の金持ちぶりを見せ付けるのでした。
そういえばじっちゃん、初登場シーンでは、コンコルドを見せ付けてたんでしたっけ。オレは金持ちなんだぜクソッタレーというアピールを、誇張せず、かといって隠したりもせず、ありのまま堂々と見せ付ける。このスケールのデカさが逆にロックであると言えましょう。
しかし、舜のリアクションが「こんばんわ早乙女ちゃん…あ…お久しぶりです浦島さん!」などと、妙にそっけなさ過ぎて吹いた。
おいおい、浦島のじっちゃんは、舜にとっては、幼い頃からの夢だったスーパーカーを格安で譲ってくれた恩人…のハズ。しかも、せっかく232話振りに再登場したんだから、もっとこう、なんかあるだろ、リアクションが!!
あのリアクションじゃ、まるで早乙女ちゃんがメインで、じっちゃんがなんだか添え物のごとき扱いみたいじゃないですか(w
さて、アホみたいに高そうなホテル内の、これまた高級そうなレストランの個室で、浦島のじっちゃんは舜に呼びつけた説明をします。
それによると、じっちゃんは“浦島ブランド”オリジナルのスーパーカーを開発してて、エンジンとか中身の部分は完成してるけど、ボディのデザインをどうすっかなーと思ってたら、ちょうど舜が描いた絵を見て、これだ!と思ったようです。
「おもしろいデザインだ…コンセプトも気に入ったよ!
そこで相談なんだが…
このクルマにタイヤをつけて、もう一度デザインしてほしい…
一緒に“夢”(ユメ)を“現実”(カタチ)にしてみないか!!」
最後の一言が、強烈なまでにカッコいいですねー。
このじっちゃんに夢を語らせると見事なまでににハマるなあ。最高にロックです。
ところで上の画像でもそうなんですが、じっちゃんの瞳が黒目一色で、なんだかバケモンみたいに見えてしまうのは仕様ですか梅さん?
Q:『雨』と聞いて思い浮かべるものは?
A:南の島のスコール。タヒチに行ってみたいな〜