(20100206)新テニスの王子様 Golden age25 「変化」& Golden age26「革命」

 U−17テニス日本代表(高校生)の合宿に、全国大会でジャンプ読者を(いろいろな意味で)衝撃の渦に叩きこんだ、中学テニヌ界の猛者どもがやって来た!!
 しかし、U−17代表精神(メンタル)コーチの斉藤さんから課せられたペアを組んだ者同士でのシングルス対決で敗れた25名は、その斉藤コーチに言われるまま、合宿所近くの崖の頂上まで登りきると、そこに待ち受けていたのは、U−17裏コーチ・三船というDQN酔っ払い!!今日も「スポーツマン狩り」という、どう見ても虐待としか思えないムチャな特訓をさせられますが、そんな中越前は5球同時にイガ付きの栗を打ち返し、鷲を打ち落とすという動物虐待…もとい、離れ技をやってのけます。しかし三船コーチから「10球同時に打てなきゃ鬼や徳川には勝てんぞぉ」とダメ出しされちまうのでした。


「10球同時に(テニスボール)打てなきゃ、鬼や徳川に勝てないよーん」
「じゃあやり方教えろ(゚Д゚)ゴルァ!」
だが断る


冷静に考えると、そもそも「テニス」って競技は、1個のテニスボールを打ち合うスポーツであり、同時にテニスボールを何球打てるかを競うスポーツじゃないんですけどね。まあ要するに、それだけピュンピュン動けなきゃ勝てないってことを言いたいんですかねえ。

そして素直に教えてくれない三船コーチ。照れ隠しなのか「じゃがあしーわ!!」と越前を突き飛ばしたりする当たり、実にツンデレですね(;´Д`)ハァハァ。


「ここに来てから、俺等いつの間にか成長してね?」

中学生たちが、三船コーチのムチャな特訓で、いつの間にやら鍛え上げられていたのを自覚するシーン。

たしか、越前達負け組中学生たちは、まだテニヌ地獄にやって来てから、日数にして2〜3日程度しか経ってない気がするんですが、とにかくみんなどっかしらが成長してるようです。
なんという成長速度の早さなのでしょう。精神と時の部屋に入ったのかおまいらはwww


「俺達はここから這い上がるZE!こんな所でチンタラやってるワケにゃいかね−んだYO!」
「でもあの酔っ払い、教えてくれないんだよねー」
「じゃあ酒パクるか」


越前と真田との会話シーン。妙に珍しい組み合わせです。やっぱりここでも越前は真田に対して平然とタメ口です。例え真田が高校生からオッサン呼ばわりされてようが…ゲフンゲフン。

でもこないだ酒パクりに行った時、越前は田仁志様には「敬語&さん付け」してましたっけ。やはり越前の中では「田仁志様>>>>真田」なのか? イマイチ基準が分かりますんが、田仁志様sugeeee!!


それにしても、最後の「酒をパクリに行くぜ」というセリフ、なんかもうノリが「じゃあ今日のお昼は駅前のマックにしようZE!」みたいな感じで、すごく軽いんですが!!お前らそんな気軽に窃盗すんなwwww

そういえば、以前越前と田仁志様と忍足(ケンヤのほう)が食堂に忍び込んだ時、食堂の警備がドーベルマン連れた警備員がわんさかいたり、赤外線レーザーが張り巡らされていたりと、やけに警備が厳重すぎて吹いたんですが、なるほど、こんな頻度でバンバン食堂に忍び込まれたら、そりゃ警備も厳重になるわけだ。なんだかすごく納得した(w


しかも「俺たちも付き合うZE!!」などと、高校生たちも酒の窃盗に荷担するぜと名乗り出るではありませんか!!なお、理由は「中学生たちの可能性に賭けてみたくなった」から…って、自分たちはいいのか高校生たち。

最初嫌な奴等かと思ってたけど、なんて後輩想いな奴等なのでしょう。もうマトモな出番があるとは思えませんけど(w



というわけで、みんなでパクって来た酒を酔っ払いコーチにバンバン飲ませてみました。三船コーチはグースカ寝込んでしまいましたが、しばらくするとムクリと起き上がり…。


「前からワシも、エリート面(ヅラ)してるU−17のコーチ陣が、イケ好かねぇんだよ
野郎共、奴等をブッ倒せ!!革命じゃ!!」


こうして、なんだかよく分からんけれど、中学生・高校生・そして三船コーチがまさかの一致団結!!ようやくみんなをマジメに特訓してくれる気になったみたいです。

しかしみんなして、もの凄い連帯感を見せていますが、つっこむヒマすら与えない、畳み掛けるような熱い描写に、恋愛譚(ロマンス)が止まりません。


そのうち「革命軍は世界最強〜〜ッ!!」とか言い出さないか心配になってきたところで、つづく。



あと、冒頭に掲載されてた。メニコンコンタクトレンズとのタイアップ漫画も破壊力がありすぎて吹いた。特にキレイなジャイアンした、乾先輩とキテレツ部長がヤヴァすぎる…。


タイアップ漫画でも手を抜かず、本気で読者を笑い死にさせる気マンマンな、許斐先生のプロフェッショナリズム。まったくもって、恐ろしいお方やで…。