ライブももうすぐだってのに、新幹線が事故ったため、広島に足止めされてしまったDMCの3人。
「ファッ〜〜ク!!雑誌の撮影など入れるんじゃなかったぜ!」とシャッチョさんはブチ切れていますが、しょうがないので、例によって影武者にライブをやらせる事にします。
「シット、まさかメンバー3人影武者の日が来るとはな…」
実はシャッチョさん、クラウザーさんの代役、野球が大好き陽気なカリビアン、ロザドの他にも、ちゃんと他の代役を用意してたのです。
なんという用意周到ぶり!!一見メチャクチャに見えて、ちゃっかり対策は取っているシャッチョさんは、物凄い敏腕だと思います(w
ジャギ様の影武者は、中華料理店で働くデブ、チェン・ミンシク。カミュさんの大役は、カリーが大好きという共通点を持つガリガリのインド人、ダルハム。
なんかもう国籍はおろか、体型からして似せる気ナッシングです。いくらなんでもムチャ過ぎだよシャッチョさん!!
まあここは、あっさりライブを中止にせず、影武者を呼んででもライブを強行させるという、ファンの期待を裏切るマネだけはしない信念なんだ…とでも思っておきましょう(w
とはいえ、こんな奴らで本当にDMCの代役は務まるのか?正直ロザドも半信半疑ですが、それでも他に替わりはいないので、この3人でステージに上がります。
「うおー、今日のクラウザーさん、たまにある陽気なカンジだぁ――」
「“殺”も“投”になってるー」
「またカリブあたりで暴れてきたんだー」
もうね、いい加減気付けよDMC信者の皆さんwww まったく、こんな影武者に気付かないなんて、DMC信者達はいい意味で純粋すぎます。だが、それがいい!!
そして演奏スタート!!2人ともちゃんと練習してるので、演奏はそれなり。そしてこの影武者2名がこの後、脅威のパフォーマンスを見せる!!
影武者ジャギ様は、ステージ上に用意した調理台を用いて、チャーハンや八宝菜を作り上げ、炎を完全に操る!!
そして影武者カミュさんは、突然持ってた笛を吹き鳴らすと、ドラムセットの上に置いてある壷から、メタルコブラを特殊召還!!DMC地獄の人文字でも、脅威のヨガで「M」を表現し、こちらも本家に負けず劣らずのパフォーマンス!!
というか、影武者ジャギ様のパフォーマンスは、普通に本家ジャギ様に勝ってる気がします。和田涙目。
そしてライブ終了。打ち上げやってる居酒屋の席には、自分達のライブをやりきって、充実感に満ち溢れたロザド達3人の姿が。最初は他2人の実力に半信半疑だったロザドも、いまではすっかり打ち解け、3人意気投合。心がひとつになっています。
「ニホンきて、オンガクでこんなタノシカだのはじめてだた
イショウのおもいでになたよ」
「DMCのメンバーがゼンインやすむなんて、もうナイとおもうしね…」
「もうないのね」
「コレでオワリか…」
自分達はあくまでもDMCの影武者。光当たるスポットの楽しさを覚えてしまった彼らですが、所詮影は影。光がずっと当たる事など無いのです。
ライブの楽しさと同時に、コレっきりなのかという虚しさが3人の心に去来する…。
日常に戻って、大好きな野球をやってても、3人でやった、あの楽しかったライブの光景が、頭から離れません。
胸の高まりを抑え切れず、野球そっちのけで事務所についつい走り出してしまうロザド。すると事務所の前には、同士チェンとダルハムの姿も!!
「また厨房とびだしてきちゃったよ」
「ドウモ」
熱い…熱すぎるぜお前ら!!
まさか影武者でここまでコカンがビショ濡れになるとは思わなかったぜ!!ファック!!
そしてラスト。新幹線が遅れてご迷惑かけました、とロザドに手を差し伸べて挨拶する根岸ですが、なんとロザドは無言でこれをスルー!!
こ…これはまさか、影武者の反逆という展開なのかー!?なんて燃える展開!!久々に面白くなりそうで、もう股間はビチョ濡れよ!!と言うところで、つづく。
若杉公徳先生の巻末コメント
「相手をどれだけ痛めつけるかが今の僕のセックスです。」
おまけ
クラウザーサンまさかの地方行き!!クラウザーさんの性欲は、もはや中央程度では満足できないんだー!!
まあ、成績はさっぱりだったので、地方競馬だったら…という気はしなくもないです。
「たいようのマキバオー」にクラウザーサンが出演とかしないかなー。などと思ってしまったり(′・ω・`)