(20090211)#34 人間?神様?

相変わらずママンからみさと先輩に本気になっちゃダメだと言われちまってる太助。しかしその理由は思わぬ方向へと…。


「…アンタのタメを思って言ってんのよ
いい?みさとってコがダメなんじゃないの
人間に恋愛感情を持つのがNGだって言ってんのよ」


な、なんだってー!!太助は人を愛してはいけないと言うのか!?
なんという哀しき運命!!そしてママンの口から、太助自身に関る重大な事実が明かされる…!!



「太助アンタ、動物と会話できる能力に目覚めてから
一度その力無くした時期があったって聞いたけど
その時、何か変化があったのに気付かなかった?
犬福さんは気付いてたわよ、
力を失った間、太助の背が伸びたって」


まず最初にママンは太助に何気ない事を聞いてきます。あー言われてみれば、身長伸びたって言われてたけど…アレ?そういや能力目覚めてから、身長の伸び、止まってね?


「あ…今のオレは―――成長止まってるのか…!?」


この何でもない進退変化こそが、実は大きな意味を持っていたわけです。
能力を失っていた間は、人間として成長し、身長が伸びた。逆に言えば、能力を持つと言う事は、それは、生物としての理から外れてしまう…。


「…ってことは、オレ、歳とらねェの…?」


そう。太助は動物と会話できる能力を持っている限り、成長は止まるものの、歳をとらずにずっと同じ若さを保ち…永遠に存在する事ができる存在だった…。つまりは実質上の半不老不死!!


しっかし「永遠の若さ」ですよ、奥さん!!
ピッコロ大魔王があれだけ熱望してた永遠の若さが、こうもあっさりと(w



ママンがみさと先輩に、人間に恋愛感情を持つのがNGと言ってたのも、100年持たずに死んでしまう人間に恋したって、どうせいつかは先立たれるんだし、後々辛くなるのは太助なんだから、本気になるなよって意味だったのです。


なるほど、半永久的に生きられれば、そう考えるのも無理ないかなあと思いますが、どっちにしろ人g年では持ち得ない思考ではあるわけで。



そしてママンは、自分と犬福センセは、太助が能力を手放さず人間と動物の架け橋になる事を望んでると口にします。つまりは「人間やめちゃいなYO!」宣告。
 太助は(今更能力いらねェなんて思うわけねえよ)とは口にするものの、心の中ではまだまだ気持ちの整理がついてない様子…。



 でまあ、その会話の一部始終を、たまたまわー太が耳にしてて、もうそりゃビックラこいてます。そして、いつの間にかわー太の後ろに立ってた犬福センセに、今の話は本当でござるか?と聞く訳です。


「…太助は、どんな生き方を選ぶんでしょうねぇ」



 肯定も否定もせず、ただただこう口にするのみの犬福センセ。というかこの発言から考察すると、思いっきり肯定しちゃってるようなモンですが、発言自体は以前も言ってたものとまったく同じ。
それが、今となっちゃ、まったく別の、深い意味に聞こえてくるじゃないか。凄ェ!!



いやー。今回のお話は久々に梅たん凄ェ!!と思いました。
なるほど、身長伸びたのが伏線とかマジで予想してませんでしたぜ。
あれは「能力がフカーツして人間的に一回り大きくなった」って意味かと思ってまったく気に止めてなかったんですが(′・ω・`)


それにしても気になってしまうのは、せっかくストーリーは凄いのに、掲載位置がヤバいことに(最後から2番目)…。
まあジャンプじゃないとはいえ、これは…大丈夫なのか?いろんな意味で。



巻末コメント
冬場に貴重、ネコ湯たんぽ。