今週のカウンタック #165 オーナーズ シークレット

 女ナシ、車ナシ、ショボい給料の会社さえ辞めることもできない空山舜34歳(晴矢顔)。浦島龍童じいさんからカウンタックLP400を250万円で譲り受け、「カウンタックLP400を手に入れる」という25年前の夢を叶えることができました。
 ある日。車検から戻ってきたカウンタックLP400で、舜が昔から良く攻めていた峠を爆走していると、頂上の休憩スポットにいたユキナとかいう「からけ」の読めない姉ちゃんから、散々愛車をバカにされ、なんかもう踏んだり蹴ったり。しかも、帰りに峠を攻めていたら、道端に散乱してた木箱の釘を踏んで、タイヤがバースト。ユキナの愛人と名乗るカウンタック乗りのオッサンと仲良くタイヤ交換してたら、「こんなタイヤの細いカウンタックなんて乗れるかー!!」などと海原雄山みたいなことを抜かして退場。けれどもオッサンはユキナにフラれたかわりに、カウンタックに対する愛情を再認識するコトが出来たのでした。



 今週は、とある自動車雑誌が寅さんの持ってる愛車を取材するぜーという事で、舜も取材に同行する事にします。まあ寅さんはいろいろ車持ってますからね、ミウラとか、コルベット・スティングレイとか、パンテーラとか…。
 って、確かパンテーラは死んだ寅さんの弟子・水島のブツだったと思うんですが、なんかいつの間にやら寅さんのモノになってんなー。 あれからフロントガラスはくっつけたのでしょうか、ちゃんと。



 さて、今回取材の対象になったのは、数ある寅さんコレクションの中でも、今まであまり注目視されてなかった、ベンツ。しかし寅さんの持ってるディーラー物のAMG・E320T−3.6は、正規輸入されたのはたった50台で、そのうちの一台を持ってたってことが判明。
その後は内装は特注にしてもらったんだとか、機関車ホイールがお気に入りなんだよとか、マフラーのデザインが地味なのがちょっとなぁ…とか、色々とウンチク話が進みます。ですが、例によってこのレビューじゃそんなもん省(ry


でもって、取材記者がそろそろ試乗させてくれよーとか言い出したら、寅さんが「この車のエンジンをかけるには、ちょっとした儀式(コツ)が必要なんだ!」とか言い出したところで、今週はおしまい。



…あれ?そういや先週の次回予告に書いてあった「あの娘が久々に登場!!」は?つーか今週、まったく女っ気ゼロじゃんか!!
まったく、この漫画の次回予告はホントアテにならないぜ。クソッタレー。
…あ、まさか「あの娘=寅さんのベンツ」って意味だったのか!?いくら何でもそんな深読みできっこねえぜ、梅さん!!



巻末コメント
Q: これから一生、ひとつのモノしか食べられないとしたら何を選ぶ?
A:梅干しのおにぎりあたりが飽きないかと。