遼介はエリート刑事の霧崎京一郎(肉便器)の手により、とあるキャバクラ嬢への自殺教唆の疑いでタイーホされ、根性焼きまでさせられますが、夜王の手助けによって釈放。その肉便器が覆面の皆さんに襲われてダウンしたので、遼介は肉便器の部下である藤田刑事と手を組んで、自分を陥れた黒幕をふん捕まえる決意をします。
そんな2人は、神社で覆面の皆さんが、「Silver」のイケメン店長古田さん(文房具屋)を襲っているのを目撃。遼介は早速助けに入りますが、その文房具屋が背後から遼介を包丁でブスリ!!
あ、あと彼岸島映画化おめでとうございます(′・ω・`)
(や…やっちまった…ついにやっちまった…!!)
文房具屋、まさかの大金星!!遼介を刺して立っている文房具屋の不自然なコピーが笑いを誘います。
しかし…アレレ?遼介は何事も無かったかのように、刺さっていた包丁を自ら引っこ抜くと、普通に立ち上がりましたよ?
駆けつけた藤田刑事が心配そうに声を駆けると、遼介は自らの腹をめくってにこやかに答えます。
「こういうこともあろうかと、用心してこういう手を打っておいたんです」
背中にヤンジャン、お腹にBJ!!
そう言えば「ろくでなしBLUES」で、大尊が同じように、ドスでお腹を刺されたとき、週刊少年ジャンプをお腹に仕込んで防いだ、ってのがありましたが、まさかここでそれが来るとは。
しかも、さりげなくBJに掲載されてる自分のマンガ(大空者) をちゃっかり宣伝しているとは抜け目がありません。さすがだぜ井上先生!!
でも、さすがにYJでは雑誌の厚みが薄すぎて、防ぎきれなかったらしく、包丁の先っちょが刺さったようです。ジャンプだったら刺されなかったのにねえ。まったく、自分の漫画の宣伝なんかすっから主人公が余計な目に(w
さて、一気に追い詰められてしまった文房具屋は、遼介と藤田刑事に「黒幕は誰だ(゚Д゚)ゴルァ!」と詰問されます。最初はドンファンの一ノ瀬優(黒幕)の命令に従い、シラを切ろうとするんですが…。遼介に穏やかな表情で優しく諭されます。
「古田さん…本来こんなことしたくてしたわけじゃないですよね?
きっと…誰かに追いつめられて、やむにやまれずやったんでしょう?」
ちょwww後ろwwwww
これじゃまるで藤田刑事が遼介の背後霊、もしくはスタンドみたいじゃないか(w
おまけになんか背景がキラキラ光り輝いています。お前は「虹色のウサギ」の安吾先生かYO!!
ともあれ、自分を殺そうとした相手に、こんな表情をするなんて…と、心が揺れ動く文房具屋ですが…。
(これか…遼介が歌舞伎町のカリスマと言われた聖也に勝てた理由は、この穏やかさなのか…)
いや、だから、勝ってないから!!
遼介と聖也さんのリシャール対決を制したのは、間違いなく聖也さんであり(オーナーも「勝者、聖也!!」ってハッキリ言ってます)、でも聖也さんは九州に行かなきゃならなくなったので、自動的に遼介がNO.1の座になっただけです(この辺のいきさつは単行本第7巻参照)。
でも、どういうわけか、この漫画の連中はどいつもこいつも勘違いしてんだよなー。しまいにゃ、勝負にかかわったはずの修さんや四天王まで「遼介が勝った」とまで言い出してるし…お前らモウロクし過ぎにも程があるぞ(w
こうして、遼介に心動かされた文房具屋は、結局「犯人はドンファンの一ノ瀬優だYO!」と、あっさり裏切って遼介の仲間に加わります。
そして早速3人そろって黒幕のお店「ドンファン」にやって来るのですが…そこにはパトカーが止まっていて、中から「堀江」という名の本庁の刑事が現れます。
メガネの色は黒く、髪型もオールバックですけど、それ以外はほとんど肉便器と同じ外見…!!コイツは紛れもなく肉便器スタイル!!もしかしたら、警察署内では流行ってるのか、その格好(w
とりあえずコイツは今後「ニセ便器」と呼ぶ事にしましょう。そのうち量産型がいっぱい出てくるかもしれないけど(w
で、そのニセ便器は「(黒幕が)怪しいってんで調べたけど、シロだよ〜ん」と、警察の公式見解として、黒幕は無罪だと衝撃の発言。ああーなるほどね。このニセ便器が黒幕の息のかかったスパイってヤツですね、きっと。
でも実際に黒幕からシャブをもらってる文房具屋が「嘘だッッ!!」とブチ切れますが、そこへ黒幕本人が登場。「忙しいんだから用があるならとっとと済ませてくれよ〜」などと、完全に余裕ぶっこいています。果たして遼介たちはどう対応するのやら。つづく。