今週の夜王 第262話 「火蓋」

 遼介はエリート刑事の霧崎京一郎(肉便器)の手により、とあるキャバクラ嬢への自殺教唆の疑いでタイーホされ、根性焼きまでさせられますが、夜王の手助けによって釈放。自分を陥れた黒幕をふん捕まえる決意をします。
 その肉便器が覆面の皆さんに襲われてダウンしたので、遼介は敢えて藤田刑事と手を組んで、肉便器の替わりに事件の黒幕を捕まえると宣言!!しかし「アンタが態度を改めるなら協力してやってもいい」とか、どんだけ偉そうなんだコイツは(w



 遼介と藤田刑事が、車内でいろいろと情報交換をしていると、突然遼介の携帯に非通知の着信が。


「アンタ、的場遼介ダネ?」


 どうやら相手はボイスチェンジャーを使っているらしく、誰なのかは分かりません。しかしこの会話、カタカナ表記で表示されているため、なんだか外国人のカタコト日本語に聞こえてしょうがありません。つーか想像して吹いた(w


 まあ、結論から言うと、電話の主の正体はマリアなんですけど、わざわざ公衆電話から、特製のボイスチェンジャーを取り付けて電話をかけてました。えらく用意周到ですが、遼介が非通知や公衆電話からの着信を拒否してたら、どうするつもりだったんだろう。なんか、肝心なところが抜けてるなあ、この女(w



 ともあれ電話の主が「ダンディクラブ行クトイイアルヨ」とか言ってたので、遼介と藤田刑事はそのダンディクラブに行ってみる事に。


 そのダンディクラブでは「歌舞伎町ホスト評議会」の定例会が行われています。

 そんな中、ドンファンの一ノ瀬優(黒幕)の陰謀によって、やっぱりシャブ漬けにされていた、「Silver」のイケメン店長古田さん(文房具屋の息子)。

 明らかに表情はシャブ中のそれです。コイツも秀樹みたいに黒幕が投げたシャブを「パシッ!!パシッ!!」とキャッチしてるのかなあと想像すると、非常に笑えます。


 ともあれ、シャブのおかげで全然疲れないぜ!!という効果なのか、「Silver」は他店を尻目に売り上げアップ。文房具屋の思わぬ大健闘に「良く頑張ったな、お前はやれば出来る男だと思っていたぞ!」と、ダンディクラブの沢村慎吾(ダンディ)もデレ気味ですが、そこへ遼介と藤田刑事が乱入。

遼介は「こんな談合まがいな真似してたら正当な競争は阻害される、そんなこともわからないのか!!」「(この中にいる事件の黒幕)、俺はそいつを絶対に許さない」などと、言いたい事をベラベラとまくし立てた挙句、とっとと退場。せっかくご機嫌だったダンディもブチ切れです。


しかし、あれだけの大口を叩くからには、何か手がかりなり確証なりを掴んでいるのかと藤田刑事から聞かれると…。


「いえ…ただのハッタリです」


ちょwwwハッタリかよwwww


相変わらず勢いだけで突っ走って、何にも考えてないなあ、この主人公。
藤田刑事もこんなヤツとつるんで苦労するよなあ…と思っていたら。


(この男…ホストのくせに頭も切れるし度胸もある…! )


うーん。それは考えすぎだと思うんだ藤田さん。コイツは思いつきだけで行動する、ただのラッキーマンですから!!アンタ騙されてるYO!!



しかし、遼介のこのハッタリによって、黒幕は「何か(俺に繋がる手がかりを)掴んだのか?」とカン違い。相変わらず秀樹の部屋で待機中の戦国武将たちに「もうなりふり構ってはおれん!!」と、一気に決着を付けるよう命令を出しちゃうのでした。


なお、久々登場の秀樹は、戦国武将達の手によってフルボッコに痛めつけられ、手足を拘束されているのですが、その描写において全て同じコピーが使われていました。さすが井上先生だぜ!!



ともあれ、ハッタリかましたら「ラッキークッキー、敵さんが勝手にカン違いー」と、遼介のラッキーマン振りが、相変わらずハンパねえことがわかったところで、つづく。