遼介はエリート刑事の霧崎京一郎（肉便器）の手により、とあるキャバクラ嬢への自殺教唆の疑いでﾀｲｰﾎされ、根性焼きまでさせられますが、夜王の手助けによって釈放。自分を陥れた黒幕をふん捕まえる決意をします。
そんな中、肉便器は１人になったところで、鉄パイプを持った覆面の皆さんに襲われます。誰も頼らず傷ついた肉便器が訪れたのは…麻美のマンション。そしてそこで、肉便器の口から自らの過去が明かされる…！！
こちとら警察官僚目指して、毎日必死で勉強してんのに、てめえは毎晩ホスト遊びってか！？もうあったーきた！！こんな母親とは一緒にいられねえ！！
と、書き置きを残して、肉便器は母親から逃走。たった一人で警察官僚を目指す事にします。
でもって３年後。肉便器はめでたく東大生となり、エリート警察官僚への道を着実に歩みつつありました。父親が殉職。母親がホスト狂いに走りながらも、見事現役で東大合格を成し遂げたのだから、マジで肉便器凄すぎ。
どっかのラッキーマンは肉便器の爪の垢でも煎じて飲みやがれと言いたい所ですね！！
そんなある日。あ、そう言えば今日は母ちゃんの誕生日ジャン！プレゼントでもあげに家に戻ろうかな
〜と思い立った肉便器は、久々にかつて母親と住んでいたアパートに戻ってきました。
部屋の中はゴミや食いかけの食べ物、酒ビンなどが散乱してて、まさに荒れ放題なのですが、掃除をしている傍ら、肉便器は母親の手編みだと思われる作りかけのマフラーらしきものを発見。そこには「京ちゃん１８歳の誕生日おめでとう」というメッセージカードが添えられています。
ああ、勝手に家を飛び出しちゃったけど、お母ちゃんは漏れの事を気にかけてくれてたのか…何で漏れは母親の優しさに気づけなかったんだーなどと肉便器が涙を浮かべていると、その母親が帰宅。
しかし母親はシャブ中毒によって完全に廃人となっていて、息子に対して「ねえ…今日はいくらで私を買ってくれるの？」と迫ったりと「駄目だこいつ…早く何とかしないと」状態。
なるほど、夢の中に出てきた顔芸のおばちゃんの正体は、この母親のツラだったのか。なるほど、確かにコリャ怖いぜ。息子の肉便器がトラウマになる気持ちも良くわかります。
母親の変わり果てた姿に衝撃を受けた肉便器は、思わず母親の首を絞めてぶっ殺そうとしちゃいますが、そこへ「やめんか！！」と某ネタマンガの師匠みたいなことを叫んで、あるオッサンガ乱入。それはかつて殉職した肉便器の父親の上司、田中さんでした。
肉便器は田中さんから、母親が悪徳ホストにそそのかされてシャブをやり出した事とか、いろいろ聞かされます。そして例え様の無い悲しみに包まれた肉便器は、思わず「ウオオオーッ！！」と叫ばずにはいられないのでした…。
しっかし、田中さんの出てくるタイミングが不自然なほど絶妙過ぎるのがメチャクチャ気になります。 絶対コイツ、肉便器が母親の首絞めてるところをどっかで見てて「よし、突入するなら今だＹＯ！」とか言ってそう。
ここまで絶妙だとなんだか逆に怪しいぜーと思ってしまうのは、きっと気のせいですよね井上先生？
とまあ、肉便器の２週にわたる過去話はひとまずこれにておしまい。肉便器のあまりにも壮絶な過去を知り、麻美たんマジ号泣です。
しかしこの後に及んでも「“その男”の母親」とか「“そいつ”の父親を殺した覚醒剤中毒（シャブちゅう）」などと「かっ、勘違いしないでよね！！これは私の昔話じゃないんだからッ！！」と必死に否定しようとする肉便器がマジ可愛いんですけど
もう、とっくにバレちゃってますから、肉便器さん！！
そして一通り過去話を語り終えた肉便器は、改めてホストと覚醒剤に対しての、決意表明を述べ始めます。
「…何度親父を殺した男を殺してやろうと思ったことか…
だが、その度言い聞かせてきた…
こんな雑魚を殺したところで、何も変わりやしない
俺は警察の頂点に立つ！！
その権力を使って、俺の家庭を崩壊させた悪共（わるども）を
根本から絶滅してやる…そう誓ったんだ！！
法律では生ぬるい…俺は俺のやり方でクズどもを裁いてやる！！」
肉便器、超かっけぇぇぇ。
ていうか、“俺の家庭を崩壊させた”って、ついに自分の昔話だと認めちゃってますけど（ｗ
しかし、なんというか、この肉便器の表情が「野望の王国」の柿崎署長と激しくかぶるものを感じました。目の焦点が不自然に上を向いているところなんて、ホントそっくりだ（ｗ
奇しくも柿崎も肉便器も、同じ東大出身という共通点もあります。目的の為には手段を選ばない所なんかも同じですし、暴言やＤＱＮ行動をとる所も同じ…。
きっとそのうち肉便器も「警察こそが最大の暴力機構なのだ！！」とか言ってそう（ｗ
肉便器に同情したっぽい麻美が、肉便器とくっついちゃうのかも気になりますが、とりあえず、つづく。
