今週のカウンタック #156 唯一無二の存在

 女ナシ、車ナシ、ショボい給料の会社さえ辞めることもできない空山舜34歳(晴矢顔)。浦島龍童じいさんからカウンタックLP400を250万円で譲り受け、「カウンタックLP400を手に入れる」という25年前の夢を叶えることができました。
 そんな舜はカウンタックを車検に出している間、代車のディアブロで早乙女ちゃんを夜のドライブに誘います。途中、コンタクトレンズを捜し求めて(;´Д`)ハァハァしちゃうシーンもありましたが、首都高を走っていたところで、いきなりフェラ男の乗るF40に煽られまくり、おまけに右ヘッドライトで思いっきりボディを傷つけられ、ついついブチ切れちゃう舜なのでした。


「どうするつもりですか!?」
「もちろん追いかけてとっ捕まえる!!当て逃げなんて許さない!!」


 ブチ切れた舜は夜のドライブデートの事なんてすっかり忘れちゃったようで、目の前を走るフェラ男のF40のケツを追いかけるのにもう夢中。
 ここで注目なのは、早乙女ちゃんが「ナンバーを控えて警察に通報した方が…」と、梅澤ワールドでは非常に珍しく、マトモな意見を口にしている事。まあ、確かにその通りなんですけど、梅澤ワールドの警察(ポリ)は基本的に役立たずだしなあ。
舜が早乙女ちゃんの意見にまったく聞く耳を持たず、F40を追いかけてるのは、きっとその辺を分かっているからなのでしょう。役立たずのポリなんかに頼ってられるか、クソッタレー!!という。


一方、前を行くフェラ男は「やっぱ違うぜ、この胸の高鳴り!!血わき肉踊るとは――このことだ!!」と完全に興奮状態。公道でこんな気分にさせてくれるのはランボルギーニだけだ!!とか言っていると、目の前のトラックが車線変更してきます。フェラ男はかまわずギリギリかわすんですが、後ろのディアブロでは、助手席の早乙女ちゃんがスピードにやられて、すっかりヒーヒー言ってたので、ブレーキをかけてわざとやりすごします。
そのままアクセルを踏んでいたら、後ろのディアブロもトラックをかわしてギリギリ前に出れたはず。しかし、舜は敢えて勝負には行かず、早乙女ちゃんを気遣ったのです。


「ゴ…ゴメン…大丈夫だった?」
「ハ…ハイ」


 早乙女ちゃんがちょっと頬を赤らめています。勝負を捨てて、そのかわりに親密度アップ。なんというか、実に現実的です。ロックではないけど(w



 次回は舜の追撃が始まるみたいですが、このまま追撃せず、ナンバーを控えてあっさりポリにチクってあっさり勝負が付いたらフェラ男涙目だなあ、と思った。



巻末コメント
Q: 「大人になったなぁと思った瞬間は?」
A: 二日酔いにならずに酒が飲めた時。