自分たちが何者かにつけられていると感じてしょうがない沙都子たん。イリーが服毒自殺した日の夜、今朝がた家の前に仕掛けてあったトラップに、誰かが引っかかった音がします。これはつまり、自分達に身の危険が迫っている事の合図――!
「梨花!誰か来ますわ!!早く!!」
沙都子たんはすぐさま寝ている梨花ちゃまをゆすって起こします。すると目を覚ました梨花ちゃまは押し入れを開け、天井の板を外すと、沙都子たんにそこに隠れるに指示。
しかし梨花ちゃま自身は一緒に隠れようとはしません。
「私はいいの…あいつらの狙いは私…
あなたは隠れていて!!何があっても出て来ないで!!」
「何言ってるんですの、さあ、はやく!!」
梨花ちゃまは自らおとりになって沙都子たんを助けようとしたのです。うう…泣けるぜ梨花ちゃま・゚・(ノД‘)・゚・
不安がる沙都子たんを前に、最後ににっこり笑った梨花ちゃまはこう言い残して、押し入れから出て行ってしまいます。
「大丈夫なのです…また、すぐに会えるのですから…」
やがて、怪しげな男たちが梨花ちゃま目当てに家に乗り込んできます。沙都子たんの注意をそらすために、梨花ちゃまはその場からトンズラ。
残された沙都子たんはどうする事も出来ずに、梨花ちゃまの名を叫びながら、天井裏で泣くしかありませんでした…。
やがて、家から出てきた沙都子たんが、古手神社の境内で見たもの。それは腸を引き裂かれ、無惨に変わり果てた親友の姿でした…って、カラスが死体にたかるの、早過ぎね?
「いやああああぁぁ!!」
沙都子たんが大きな悲鳴を上げたので、ひと仕事終えて帰ろうとしてた男達が、沙都子たんに気付いて、後を追っかけてきました。
うわああ、ヤバイヤバイ、逃げて逃げてー・゚・(ノД‘)・゚・
ひたすら逃げる沙都子たん。最後にたどり着いてのは…「祟殺し編」で沙都子たんがKOOLを突き落とした、あの釣り橋。
沙都子たんはここで追っ手をやり過ごすために、釣り橋の下に隠れます。男達をやり過ごしてホッとしてる沙都子たんが、かわええ(;´Д`)
しかしここで気が緩んだのか、足を滑らせて、転落の危機――!!
それでも必死に指をかけて橋に捕まるんですが、宙ぶらりん状態で、だんだん指が離れて行く…。それを見届けた男たちは「もう俺達がトドメ指す必要も無いんじゃね?」と言わんばかりに、立ち去ります。
「助けて…誰か、助けて…!!
一体、何で、こんな…ああああああ…」
力尽きた沙都子たんは、ドッポーン・ジャポ・ダッポーンと川に転落しちゃうのでした…。
――その後。負傷しながらも、沙都子たんは奇跡的に一命を取りとめます。あたりがまだ暗いってことは、そんなに時間が経ってるわけじゃなさそう。血もだくだく出てるっぽいし。
フラフラとした足取りで学校にさしかかると、なんだかガスマスクを付けた、物々しい男達が慌ただしい動きを見せています。何事かを教室を覗いてみると…。
「いやああああ――っ!!」
それを見て、状況を飲み込んだ沙都子たんは、頭を抱えて絶叫しますが、無理もありません。
なぜなら、そこには、無残な姿で、まるでゴミのように無造作に積み上げられた、村人達の死体!!
そしてその中には、KOOL・魅音・そして詩音の姿も…!!
ちなみに死体なんですが、教室内に無造作に転がっている、もしくは積まれていて、しかも表情が瞳孔開きっぱなしだったり、涙流してたり、よだれ垂らしてたり…と、ものすごーく苦しんで死んでいったのが伺えて、生々しいというか、グロいよコレ!!モザイクかけろモザイク!!ってレベルです。
あと、詩音は興宮から通ってるんじゃないのか。興宮から通ってたら生き延びれたかもしれないのにorz
…あれ?ところでレナの死体が無いみたいだけど、何でかな?かな…と気付いた方は鋭い。実はコレ、後半の伏線だったりします。
結局、後に「雛見沢大災害」と呼ばれることになる、深夜に発生した火山性ガスによるこの自然災害?は、村人ほぼ全てを死亡させ、生き残ったのは沙都子たんただ1人。
しかも、みんなが死んでいった精神的ショックによって…。
こんな可哀相な事に・゚・(ノД‘)・゚・
そんな中、雛見沢大災害唯一の生き残りである沙都子たんに会うため、クラウドが病室を訪れます。とはいえ今の沙都子たんは心を閉ざしてしまい、すっかり廃人状態。問いかけても反応すら示さないため、クラウドが勝手にしゃべる形となります。
まあ、沙都子たんが仮に正気だったとしても、小学生にそんな真剣に熱弁振るっても、どうかなあとは思うけど。梨花ちゃまならともかく、ねえ(w
まず取り出したのは、なぜか血まみれになったレナの帽子。これがなぜか山中で発見された…とのこと。
(ちなみにレナは行方不明となっています。他にも20数名ほど行方不明者がいるそうな)。
「何故そんな所に、血のついたレナさんの帽子が落ちていたのか…
災害が起きたのは深夜遅くです
あの人、どうしてそんな遅くに山の中に出かけていたんでしょうかねえ…
何故、愛用の帽子だけが、山の中に落ちていたんでしょう…?
私はねえ、この帽子…
レナさんからのメッセージではないかと考えているんです
あの災害、実はガス災害なんかじゃなく
もっと何か他の事故か、あるいは事件で
それを知ってしまったレナさんは
その事を誰かに伝えようとして、村から逃れたのでは…?」
しかしクラウドは己の持論を振るっててエキサイトしたのか、突然病室内で大声で笑い出すわ、沙都子たんの胸ぐら掴むわで、なんかやりたい放題。自重しろよって勢いです。
「これは自然災害なんかじゃない!!
あの夜、雛見沢で一体何が…
あんたは一体何を見たんだーッ!?」
ちょwwwクラウド大人気無さ過ぎwww
…しかし、いくら胸ぐらを掴んだところで、沙都子たんは呼びかけに応じてくれません。しかし帰り際に梨花ちゃまの名前を出した瞬間、沙都子たんがピクッと反応を見せます!!
「いっ!?今、眉が動いたようですが!?」
しかしやって来た看護婦さんは「生態反応です、意識を取り戻したわけじゃないですよ」と冷徹に言い放ち、あっさり否定。
しかしこの看護婦さん、なんか怖いぜ(((( ;゜Д゜)))ガクガクブルブル
「これで、雛見沢連続怪死事件も闇の中か…」と、がっかりしながら病院を後にするクラウド。
ところが興宮警察署に戻ったところで、部下から、熊ちゃん(いまだに行方不明扱いです)が「梨花ちゃまのことで地元の派出所に用があった」ということを聞かされたもんだから、さあ大変。
「何でそんな事に気付かなかったんだ…!
北条沙都子が見たのは、雛見沢大災害の方じゃない…
古手梨花惨殺事件の方だったんだ!!」
クラウドはさっそく部下を連れて、パトカーで再び沙都子たんのいる病院に向かいます。もう時刻はすっかり夜遅いんですけど…そんなものは見えやしねー!!
…ところが、血相変えて病院に駆け込んだクラウドが、見たものは…!!
「…午前1時32分、お亡くなりになりました」
ウワァァン・゚・(ノД‘)・゚・
医者によると「急に容態が悪化しての急性心不全」とのことですが、昼間沙都子たんが生きているところを見ているクラウドには、それは到底受け入れる事の出来ない話。
…実は、クラウドが駆けつける前に一度沙都子たんは目覚めており、その際ナースコールを鳴らすんですが、それをさっきの看護婦が華麗にスルーしていたり さらに夜中、病院に不審人物が入り込んでいたりする事からして…。沙都子たんは明らかに、証拠隠滅のために“消された”っぽいです。つまり、さっきの看護婦もグルだったわけで。
それにしても看護婦の冷徹っぷりがあまりにもKOOLで(#^ω^)ピキピキ と怒りが混み上げてくるぜー。
でも、そんな事があったとはクラウドは知る由もなし。
それにいくら叫んだところで、沙都子たんはもう生き返らない…。
「そんな…!何で心不全なんかに!!
馬鹿な!?そんな馬鹿な!!
ふざけるなぁ――ッッ!!」
床に拳を叩きつけ、無念さをにじませるクラウド。
まあ沙都子たんが死んだ事自体より、せっかく掴みかけた手がかりが消滅してしまったので悔しがっている感じなのが、沙都子たん(´・ω・) カワイソス なのですが…。
それにしてもクラウドが無駄に熱くてカッコいいぜ(;´Д`)ハァハァ
さて、次回予告ですが…。
おお!!ついに「皆殺し編」開始だー!!
ぁぅぁぅ言ってる「あのお方」もついに半透明姿(なんともエコロジー)で出現しそうな予感。
そしてKOOLが神がかり的にカッコよくなるんだよなあ、コレ。楽しみだぜー。