デトロイト・メタル・シティ TRACK36「SATANIC EMPEROR.5」


 メタルの祭典「サタニック・エンペラー」に参戦することになったDMC。「パイパニック・チェーンソー」をクラウザーさん抜きで完全勝利を収める一方、急に腹痛を起こして関係者トイレの前で順番待ちをしているクラウザーさんの前に、がスカトロメタルバンド「デズム」が姿を現すのでした。



 結局デズムが長い間トイレを占拠してたせいで、クラウザーさん漏らしてしまいました。

先週のラストのコマの「プチッ」って擬音は、やっぱり“出ちゃった音”だったのか!!



 仕方がないので楽屋でズボンを洗うクラウザーさん


 ジャギ様はラルクが歌えて嬉しかったらしい


ファンが見たらガッカリすることこの上ありません………たぶん(w


 そうこうしているうちに「デズム」のライブが始まりました。時間があるので、メイクを落としてデズムの敵情視察をする根岸たち。


 そのデズムは、18番「ガッツキ肥溜めさん」を熱唱!!スカトロチックな歌詞に沸きあがる観客たち!!

「ガッツキ肥溜めさん」
作詞:デズム


クソクソクソ クソ食わせろー
そして俺の クソ食えやー
そしてまたクソ食わせろー クソクソクソ
テメー等も クソクソ食えや〜〜〜〜
クソクソクソ クソ食えやー


 そして観客にバキュームホースで糞尿を撒き散らしたりとやりたい放題。スカトロメタルの名に恥じないはっちゃけ振りです。


 中身はただのドロ水です


 そんな中、ボーカルの“便秘の富樫”がおもむろにズボンを下げる!!


「おおっ、富樫ズボンを下げた!」
「アレが始まるぞー」


 これぞ公然スカトロプレイ


「はじまった〜〜、
デズムの
“死神の便意”だぁ〜〜〜〜〜!!」
「出るのか出るのかー」
「デズムは怖いものナシだー」


ケツ丸出しでウンチングスタイルの富樫の下に「長グソの丈二」「とぐろの長谷川」が口をあんぐり!!
な…なんて危険極まりないパフォーマンスなんだ!!自虐的って言うレベルじゃねーぞ!!


 しかし“便秘の富樫”というだけあって、結局富樫は「ナニ」を捻り出すことは出来ず。観客はガッカリというか、微妙な反応。…これはDMCとの本番で実が出てしまうという伏線!?


 余談ですが、富樫でちょっと思い出したんですけど


「HUNTER×HUNTER」が休載一周年をむかえたそうです。


おめでとうございます富樫先生。



 デズムのパフォーマンスに圧倒される和田をよそに、根岸は「あんなバンドのどこがいいんだ…」と、すっかりやられ気味。ライブを抜け出し 「フリッパーズギター」の曲を聞いて会場内を歩いていると、ものまねコピーイベントをやっている所に遭遇。

 サタニック・エンペラーに参加しているお客さんがステージに上がって、思い思いの好きなバンドのモノマネをやって盛り上がっています。


 自分のやりたいと思った音楽と違う世界に立っている…と、盛り上がる観客をよそに1人消沈する根岸。しかしここで司会者が根岸を指名。いやおうなくステージに上げられ、パフォーマンスをするハメになっちまいました。おまけに「ああん、なんだコイツ」「腹立つ顔だな」「普通のヤツじゃねぇかー」などと観客から思いっきりヤジられて、もう踏んだり蹴ったり。


司会者「ハハハ、恥ずかしがってんじゃねえよ
さぁ、今回どのバンドが好きで、サタニック・エンペラーに来たんだい?」


 マイクを向けられたので「あ、イヤ、好きとかではないけど、DMCといやいや答えると…。


「好きじゃねえとはなんだテメェ!!
クラウザーさんに対する冒涜かー」


DMC信者から思いっきり空きカンを投げつけらてしまったり。
そして、司会者から後ろにある好きな楽器を選んで、イカしたDMCのコピーを演奏するよう促されます。ギターやキーボードに混じって、刀とか斧とかチェーンソーとかあるところが実に猟奇的だぜー!


(どこまでやれるか分からない
この人たちに本当の音楽の素晴らしさに気付いてもらいたい…
想いを込めて歌えば…)


根岸はおもむろに、アコースティックギターを手に取ると、野次の飛交う観客たちに向けて、オシャレポップな持ち歌ラズベリーキッス」を歌います。
余談ですが、観客の中にバカボンのパパ」みたいな人がいるのがメチャクチャ気になります(w


(僕がここからサタニック・エンペラーを変えるんだ
少しづつ、みんなの心を動かして…
ダークネス・ステージのあのバンドも
マーダーズ・ステージのあのバンドも

僕の音楽で染めてみせる)


 このあたりはスラムダンク」の山王工業戦の終盤みたいに、セリフ無しで4ページ近く展開されていきます。このシーンの見せ方はうまいなーと思った。うんうん。



 そして気がつくと…。


 

 


物を投げつけられテンションが上がってしまい、いつの間にやらオシャレポップからデスメタルに!!

デズムとDMCのパフォーマンスを完コピしている根岸のメタルっぷりにわれんばかりの大歓声です。それにしても下の2人勇気あるなー(w



そんな事をしている間にトーナメントは進み、いよいよベスト4が出揃っておりました。


アメリカの“ホラー・エステティシャン”!!
ノルウェーの“ヘルヴェタ”!!
関西スカトロバンド“デズム”!!
そして我らがクラウザーさん率いる“デトロイト・メタル・シティ”!!


 


 果たしてデスメタルバンドの頂点に立つのはどいつだ!?ってところで、つづく。



若杉公徳先生の巻末コメント
銀杏BOYZのDVDが待ち遠しいです。」