今週の夜王 第190話「遼介の苦悩」


 遼介と新人ホストの翼(イカロス翼)は、どっちがロミオのNO.1になれるかを競うことになりました。イカロス翼は、自分の派「翼派」を立ち上げ着々と勢力を拡大していく一方、遼介は自分の派閥を守るために本意とは違う行動…「毒」を飲み続け、精神的にまいりはじめて来るのでした。



 ミキタニ化粧品の面々がロミオに来た翌日。相変わらずにぎわっているロミオですが、遼介に元気がありません。女性客から大丈夫?と聞かれても「うん…ちょっと疲れてるだけ…」とちびちび酒をあおってばかり。明らかに疲弊しきった表情です。

 ていうか、仮にもNO.1 ホストだったら、客を前にしてそんな疲れた表情見せるなよ!!

どう見ても接客業失格です。本当にありがとうございました。


 そんな遼介派をよそに相変わらず大盛況の翼派。源太も日の丸の入ったセンス持って踊ってます。源太が忘れられてなくてホッとひと安心なんですが…なんか空気化してね?



 翼派は元気のない遼介派とは対照的に、閉店後もお客さん達とアフターの食事回に繰り出そうとしてますし、もうノリノリ。

 しかしそんな輪の中心にいるイカロス翼を物陰から飛雄馬の姉みたいに見つめている女性がいます。この「綾乃」さん。イカロス翼に150万の売り掛けを作っちゃってるのですが、イカロス翼からは売り掛けを払うまでは会いに来るのを止めてくれないかと突き放され、泣いちゃっています。


 その一部始終を見ていた遼介は、綾乃さんに近づいて話を聞こうとします。修さんは「その娘は翼の客だぞ!」と遼介を止めようとしますが、もちろん遼介はそんなの聞きやしません。まあ、いつも通りですね(w


 話を聞くと、綾乃さんはイカロス翼に新宿のデパートで声をかけられたのがきっかけでハマっちゃってしまい、親から出してもらったフランスへの留学費用200万円を全部使っちゃった上に、さらに150万の売り掛けを作ってしまった事を明かします。
 留学できなくなったので田舎に帰ることにした彼女は、最後にイカロス翼に会って“あなたと出会えて幸せだった”と伝えたかった…とのこと。

 まあ自業自得と言えばそれまでですが、遼介はいつものクセで、よせばいいのに余計な事に首を突っ込もうとします。しかし今回はNO.1 を争う相手の客とあっては、修さんも止めないわけには行きません。


 遼介はイカロス翼の元に行き、綾乃さんの売り掛けをどうにかさせようと血相変えて走り出します。


「バカを言うな!!
アイツが売り掛けをチャラにするなんて真似するわけないだろ!!
ましてやお前との勝負中だ、そんなことするわけは絶対ねえっ!!」


 止めさせようとする修さんと口論になりますが、出てくるのは相変わらず綺麗事ばっかり。アミバ様からも「もっと自分のために生きろ」って言われたのに、まったく進歩がないなあコイツは。

その行き当たりばったりの行動で、どんだけの人(特にロミオ関係者)迷惑かけたと思ってるんだ(w


「ロミオの客全員がお前の客だと思ってるのか!
思い上がるのもいい加減にしろっ!!
この大事な勝負の最中に、敵さんのトラブルかかえてどうすんだ!?」


 それでも歩みを止めようとしない遼介の前に両手を広げて立ちふさがる修さん。そしてついにはこんな事まで…!!


「もし、そんなことしてみろ…
俺は遼介派から脱(ぬ)けさせてもらうぜ!!」


 ついに修さんからの最後通告キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!

 まあ、どう見ても修さんの主張の方が正しいしなあ。

 このまま修さんが第3勢力として分裂したらそれはそれで盛りあがりそうですが…まあ本来は卓也(ヤムチャ)がそのポジションに立つべきだったんだろうけど、あいつヘタレだからなあ。しょうがないか(w


 果たして遼介はこのまま修さんからも見離されてしまうのか?次回へつづく。