「To LOVEる-とらぶる-」


 知欠先生こと矢吹健太朗先生がジャンプに帰って来ましたよ。
 今度はラブコメ、しかも原作つき!! (脚本の長谷見沙貴さんはアニメ黒猫のシナリオを書いている人だそうな)


 個人的には「画力はあるのだから、原作者付けてラブコメ描けば、もっといけるんじゃないかな…かな?」などと思っていたら、まさにその通りの展開に

 でも脚本がついているにもかかわらず、早くも


「これ、うる星やつらのパクリだろ」
「なにこのてんで性悪キューピッド」


 などと言われてしまうあたり、さすがは我らが知欠先生。
 巻末で暴走しながら生き長らえている、坂本裕次郎先生の「タカヤ −夜明けの炎刃王−」と並んで、2大インスパイア漫画の降臨です。



 物語は、「西蓮寺春菜」(さいれんじ はるな)ちゃん(画像右)に片思いしているけど、純情で女に対する免疫が無くて告白しようにも告白できないでいる「結城リト」(画像中央)が、お風呂で自分のやるせなさをモンモンしているところからはじまります。
 カラーページだと分かりにくいんですが、モノクロだとなんというか、リトがどう見てもタカヤにしか見えません。

 最初この漫画を読んだ時は、「おいおい今週タカヤ2本立てかよ」と本気で思いました(w

 ちなみにタカヤ…じゃなかった、リトの妹ってのも出てきますが、彼女はどう見てもキュアホワイトにしか見えません(w


 すると、突然風呂場から全裸の女の子が登場!!彼女がこの漫画の中心的存在であるララたんです(画像左)。
 彼女はデビルーク星からきたお嬢様だかお姫さまだかで、毎日毎日お見合いばっかりさせられてうんざりしたので家出して、追ってに追われている最中…だそうな。



 ララたんはしょっぱなから全裸・バスタオル一枚で胸元描写・尻見せ&シッポ見せでお色気シーン連発。体張ってますよ (;´Д`)ハァハァ

 でまあ、いつまでもハダカじゃあれだからか、コスチュームロボのペケの能力を使って、いつもの普段着になります(上記の画像左のカッコウ)。
 うーん、なんかこのララたんの衣装も、いかにも


「どっかからインスパイアして来ました」


と言わんばかりだなあ。パンヤのアリンたんとか、他にもいろんなトコロからパク…じゃなかった、インスパイアしたんだろうなあ。
 あと、コスチュームロボのペケの力で、ナース服だのスクールみじゅぎだのにコスプレしちゃう…なんていう、ベッタベタな展開もあるんだろうなあ(ぼそっ)


 でまあ、追ってから追われているとなると、当然その追っ手が出てくるわけですが、この追っ手がいかにも知欠センス全開で、いやあ笑える笑える!!



お前らいちいちポージング決めすぎ!!

 で、捕まりそうになったララたんの手を取って、リトは屋根伝いに逃げ出すんですが、追っ手はトラックをブン投げてきやがります。
なんかこの編のムチャクチャな展開がいかにも知欠先生らしくって、ある意味安心(w

 余談ですが、リトがララたんの手を取って屋根伝いに逃げ出すシーンで、春菜たんが散歩をしているカットがあるんですが、その連れている犬は、どう見ても「ジョジョの奇妙な冒険」のイギーにしか見えません(w


 でまあ、追い詰められてしまったので、ララたんは突然携帯電話らしきモノを出して、変な道具を呼び出します。



「電送!!ごーごーバキュームくん!!」





うーん…なんて投げやりすぎるネーミングセンスなんだ!!


さすが「グラビティ張り手」を世に送り出した知欠先生!!
俺達にできないことを平然とやってのけるっ!
そこに痺れる! 憧れるうぅ!


えーと、まだまだ続くんだけど、なんか書いてて疲れてきたから、続きは読んで確かめておくれ。
まあ知欠先生好きな人は見ておいて損は無いかと。


しかし、こんなのが掲載されたら、もうタカヤは風前の灯だなあ…