デトロイト・メタル・シティ TRACK15「PUNK.2」


 脚光をあびるDMCに喧嘩を売ってきた、反男性社会パンクバンド「金玉ガールズ」!!
クラウザーさんの世を忍ぶ仮の姿である根岸は、シャッチョさんの命令により、金玉ガールズのライブに乱入し、ライブを辞めるように言ったつもりが、ボーカルのニナたんは、根岸のシド・ヴィシャスを彷彿とさせる容姿に、自分の本当にやりたい音楽とは何かに目覚めちゃうのでした(w

 そしてついにDMCと金玉ガールズのタイバンの日がやってきたのだったーッッ!!



 ライブ前。DMCの楽屋に現れて、メンバーに檄を飛ばすシャッチョさん。そして最近クラウザーさんカミュに比べて、イマイチ目立っていないジャギ様に檄を飛ばします。コレが後々の伏線に…。
それにしてもこの楽屋の壁…クンニっていっぱい書かれすぎ!!おまけに2コマ目には思いっきり「マン(ry って、いいのかこんなの思いっきり書いて(w


「グロテスク魔界絶賛
グロテスク生首胴上げ
グロテスク隣人悶絶
全ての者達、オレに魂を売れ〜!!」


 今日も快調にライブをこなすクラウザーさんたち。DMCのオーディエンスたちには相変わらず大好評なのですが、金玉ガールズ目当ての観客には「なんだよアレくそダセーな」なんて言われてたり。するとDMC信者の客は、そんなファッションパンクな客の胸ぐらを掴んで…。


「テメエ等、クラウザーさんが歌ってらっしゃるだろ!!」


ううむ、相変わらずDMCのファンは熱いなあ(w


 そんな盛り上がっているライブ会場を虎視眈々と見つめているのは、金玉ガールズ。彼女たちはDMCが歌っているライブ会場に乱入するつもりのようです。


「私達は私達のやり方であいつを潰す!!
シーンで一番イカれてるのは私達ってコトを思い知らすのよ!!」


 先日、シド・ヴィシャスそっくりな風貌の根岸によって、吹っ切れたニナたんは、みんなを引き連れていきなりライブに乱入します。


「マイクをよこせぇ、このぬいぐるみ野郎!!」


クラウザーさんはニナたんからイキのいい蹴りをもらってしまいました。


「うわぁ、クラウザーさんが蹴られた〜〜」
「うお〜〜金玉ガールズだぁ、いい蹴りだぜー」

「バカヤロー、クラウザーさんはワザと喰ったんだ」
クラウザーさんはまず相手に攻撃させ、罪を負わせ
その罰として殺害するんだ!!」


 毎度のことながら観客が最高だなあ♪いいセンスというかいいツッコミだ(w


で、ニナたんの蹴りをくらってしまったクラウザーさんはというと…。


伏せ字の意味ねえー!!


「うわぁ。クラウザーさん寝んねしちまってる〜!!」
「女のケリ一発でKOされたのかー」

「曙(あけ●の)みてえだ〜〜」


↑ちょwwwwそれ伏せ字になってないから!!


 しかしクラウザーさんは倒れるひょうしに金玉ガールズのベーシスト(♀)の上に覆いかぶさる格好で倒れたため、周りからはクラウザーさんはすでに金玉メンバーを犯ってるんだー!」と勘違いされちゃったり。


「アレは七転び八レイプだー!!」
「急がばまわせー」

「金玉ガールズなんて性欲の対象でしかないんだー!!」


その後、ライブをジャックして歌を歌いあげるにナたんに対し、クラウザーさんはその歌詞を修正。クラウザーさんが優位に立ちます。


「我こそが全知全能の魔王だぁ」


惑星の大きさが全部一緒な所がパンク


惑星を手玉に取るクラウザーさんの図がなんともパンクです。



 それならばと、今度はクラウザーさんにつばを吐き描けるニナたん。やはりパンクロッカーと言えばつば吐きは基本ですからね。
そしてクラウザーさんも同じくつば吐きで応戦………って、ちょwww



nなんだか超絶バトルですよ


なにこの激しい戦い!!まるでドラゴンボールじゃないか!!


しかしお互いつばを吐き続け、さすがに喉が枯れてきたところで、クラウザーさんが必殺技を!!


「きた「ガァ〜」だ!!出るぞ、悪魔玉〜!!」


「オラたちの邪気を少しずつ
クラウザーさんに分けるんだ〜〜〜!!」


皆の力が一つになったんだよー


もうね。観客達が最高すぎだよ!!なんなんだこの物凄くいい反応っぷりは!!


 さて、クラウザーさんのパンクっぷりを見て、あせるのはジャギ様。ライブ前にシャッチョさんに怒られた手前、クビにはなりたくない。今日は少しでも目立たねばと、ジャギ様はいつも以上に口から炎を出し、目立とうとしますが……その炎が会場に引火。火事になっちゃいました。

 さすがに「やりすぎた!!」とビビってしまうものの、シャッチョさんは「ライブハウス炎上、最高のレジェンドよー!!」と大喜びしているので、「へっ、社長が喜んでる、良かった…」と首がつながってホッと胸をなでおろすジャギ様なのでした。
つーかこれって立派な犯罪だけどな(w



 あわてて逃げる観客達。しかしクラウザーさんは身につけていたマントが崩れた機材の下敷きになって動けずもがいていると、ニナたんは「アイツ、この舵の中であんなにくつろいで…」と勝手に勘違い。DMCの凄さを実感し、自分はなんて奴らにケンカを売ってしまったんだろう…と、自らの敗北を認めるのでした。

 しかし、そんな感傷に浸っていると、崩れた機材がニナたんを直撃!クラウザーさんは燃え盛る炎の中からニナたんを救い出し、見事脱出に成功するのでした。この時のクラウザーさんの表情が最高にカコ(・∀・)イイ!!

 魔王の生還に大喜びのお客さん。しかしクラウザーさんが女を助けているという行為に疑問を抱くお客さんもいたり(w


 さて、気を失っているニナたんに人工呼吸をしてあげようとするクラウザーさん。しかしソレを見たオーディエンスはというと。


クラウザーさん、レイプしようとしてる〜〜〜!!」
「助けたんじゃねえ、犯るために持ってきただけだぁ!!」
「さすが魔王、貪欲だー!!」


 お客さんはなんか勘違いしちゃうし、ニナたんも気がついちゃったので、あわててその場を逃げ出してしまうクラウザーさんやっぱりツンデレだなあ、この人は(w


 ああそうそう。ちなみにカミュはたった一人だけ…。







ある意味1番のパンクです


最後までドラムをたたきつづけていましたとさ!!



若杉公徳先生の巻末コメント
アシスタントが18人いるので、額の殺しか書いてません。